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第2話 メイド採用♡


私には憧れの騎士様がいる。

他国との戦争では一人で何人も屈強な戦士たちを倒した。

国の英雄だった。

なのに、魔獣を倒した際、呪われてしまった。

醜い黒い霧のようなものに体中が覆われて、匂いは焦げついたような鼻をつんざく邪悪なものだった。

人々は手のひらを返したように騎士様を避け、忌み嫌った。

王家のものたちは王子殿下以外、戦争の功労者にも関わらず、助けたり世話をすることはしなかった。

そもそも魔獣討伐を命じたのは王家だったのに。

ただ、幼い頃からの親友だった王子殿下だけが忙しい中、時間の合間を縫っては会いに行って食料や衣服を調達した。

だがそれすらも騎士様は家の前に置いといて欲しいと言って会うことを拒否した。

一人領地で寂しく生きている騎士様。

元々いたメイドたちや執事は自分まで呪われることを恐れて出て行った。

王子殿下は高いお給金を出すからとメイドを募ったが志願するものは私以外いなかった。

そこで、何度も落とされていた私がついに採用されたわけだ。

私は目が見えない。

というか私も呪われていて、そのせいで見えない。だから呪いは怖くないし匂いも感じないというのに

″目が見えないものに任せられない″

と言って断られてきたのだ。

しかし、このまま放置しては騎士様が死んでしまうと思った王子殿下が私をようやく雇用してくれたので、晴れて憧れの騎士様との二人…プラス妖精の夢のような生活が始まるのです♡♡♡

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