黒い影の生き霊編 後書き&解説
読者の皆様へ
この度は、幽子さんの謎解きレポート第1章「黒い影の生き霊編」をお読みいただき、心より感謝申し上げます。
初めての小説執筆ということで、至らぬ点も多々あったかと思いますが、ここまでお付き合いいただけたこと、大変嬉しく思っております。
さて、私が小説を書くきっかけについて少しお話しさせてください。
実は、私自身も主人公のしんいち君と同じく、オカルト系の話が大好きで、怪談の収集を行ってきました。しかし、収集した話を披露する機会がなかなかなく、今に至っていました。
昨年から、収集していた怪談を仲良くなったYouTuberさんに提供するために文章化することが、執筆のきっかけとなりました。
そんな中、友人との会話で、彼が2チャンネル系の怖い話をよく聞くと知り、大いに盛り上がったのです。
その流れで、改めて昔の2チャンネル系の怖い話を聞き返しているうちに、「自分でもこのような面白い話を書けないかな?」という思いが芽生えました。
その時に参考にさせてもらったのが2チャネルで有名な「師匠シリーズ」と言われるお話でした。
ただ、執筆が進むに連れてオカルトと言うよりもミステリー的なお話になっていき、出来上がったのがこの第1章のお話になります。
最初は右も左も分からぬまま始めた執筆なので、一話辺り6000文字、8000文字と長文になってしまい、しかも改行もされておらず、文字だらけになってしまい、最初読んで頂いた方にはとても読みにくい物だったと思います。
そんな中でも読んで頂けた方がおられとても感謝しております。
まだまだ至らない点があると思いますが、その都度、編集作業も進めて良い作品になるように努めて生きたいと思っております。
さて、第1章「黒い影の生き霊編」について解説をしていきたいと思います。
この章のテーマは「知らず知らずに起こってしまった恐怖」というもので、まさに日常の中に潜む不気味さを描くことを意識しました。私たちの身の回りには、目に見えない恐怖がひそんでいることがあります。それは、まるで影のように、気づかないうちに忍び寄ってくるのです。
以前、ある怪談を耳にした際に、自分では気づかないうちに生き霊が飛んでしまったという話が印象に残りました。
その不気味な感覚が、私の創作のインスピレーションとなり、本作の基盤を築くことができました。生き霊という存在は、私たちの意識の外で動き回り、時には思いもよらぬ形で影響を及ぼすことがあるのです。
また、本編に登場する星野さんの彼氏「小林さん」が体験した金縛りのエピソードは、実は私自身の体験をそのまま描写したものです。
あの恐怖の瞬間、動けない体と、周囲に漂う異様な気配は、今でも鮮明に記憶に残っています。金縛りにあった時の不安感や、何かに見られているような感覚を、読者の皆様にも感じていただければと思います。
この章を通じて、日常の中に潜む恐怖を感じ取っていただければ幸いです。恐怖は、時に私たちの知らないところで静かに育まれ、そして突然姿を現すことがあるのです。
一応以上が第1章の解説となります。
また登場人物については改めて紹介させてもらいます。
これからも、しんいち君と幽子さんの物語をお楽しみいただけるよう、精進してまいりますので、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
I hope this story reaches everyone.
エピソード完読ありがとうございます。
もしよろしければ、感想、評価等よろしくお願いいたします。
新しいエピソードまでしばしお待ちください。