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episode1「転送された世界で」

ある日、のんびりと過ごしていたはずなのにいきなり魔法陣が現れてしまって異世界に転送されてしまう、転生されただから元の世界で培ってきた知識を使って異世界で生き抜きながらも異世界の世界最強を目指していく物語

転生されてしまった世界だと気づいた頃にはもう既に転生されてしまった世界になっていた。

周囲を見渡すも森の中であり、天気もいい。

他に得られる情報と言えばどうしてここに自分が転生されてしまったという話だ

「桐野 雷斗」は18歳の高校生にて異世界に転生されて周りを見渡してすぐに雰囲気から異世界に飛ばされたのでは?と思ってしまう

元の世界との森林浴の雰囲気がなんというか違うし

いわば、片手には刀を持っている…見つかってしまえば間違いなく法律に触れている案件だ。

しかし、ここが本当に異世界なのかどうなのか確認するために周囲を探索することにしてみる


「……ここまで水が澄んでる所あったっけ?しかし、なぁ…」


ここ、森の中であれば水が綺麗なのは当たり前なのかもしれない。

自分の年齢を考えれば他にも転生者がいるはず、自分だけではないと思いたいと思いつつ、川沿いをただ歩くだけになってしまう

どうして自分はここに転生されてしまったのだろうか、何の目的があってなのか

歩きまわりながらも普通なら神様やなにやら自分の中に出てきて話みたいなのがあったはずだと思っていたが説明もなしに刀を持たされて転生されてしまっていた

不思議な事も沢山あるものだと少しばかりおもっていた


「しかし、ここまで空気も上手いし、穏やかな気候だし…どこなんだろうな、ここ」


思い浮かべるは転送される前は自分の部屋に居て寝ていたはずなのに気づいたらここに居る

まさか、自分は夢を見ているのだろうか…?

しかし、感覚もはっきりしてる上に左手に握ったままの刀の感覚だってしっかりしている。

それに、異世界だというのならば自分に対してステータスの反応なりなんなりあるだろうと考えてしまう


「ステータス…オープン…」


恐る恐るその言葉を呟いてみる、すると出てきてしまった自分のステータスの存在あり得るのだろうかとおもうぐらい自分の身体が固まってしまう

疑わずしてもここが異世界なんだろうと信じてしまう。ラノベとかで良く読んでいたものだった。

さて、自分は一体どうなるんだろうかといういつになく冷静に考えているだけのものだった

歩いてみて回るのは慣れているが疲れも来る。探索は出来なくもないが問題はもう一つあった

ここが異世界ならば魔物などの存在があるのだろうかという心配だった。この世界ならあり得ること


「はは…まさか、な…」


あるわけない、現実に生きていた自分がここにきて異世界に転生されたから魔物が出てくるなんてと

それはいきなり現れた者によってその考えは否定された

ゴブリンだった


「出てしまったな」


しかし、ステータスなんて名前とレベルしか見れない

ゴブリン

LV2


「俺よりも1レベル高いもんだな」


さっきちらりと見たのだがレベルは1だった

当たり前だ、最初から高レベルで転生されるなんてどこのチート転生者がいるものなんだと考えてしまう

こちらはLV1である。だがこの手の戦い方をゲームで慣れているVRゲームでも少しだけしていたからか、戦い方には理解があるものだと思って戦ってみる事にする

鞘から刀を引き抜く。この刀はなんだろうと思う

すると「青銅の刀」と表記されている、つまりは自分の初期装備だろう。

ゴブリンはもう既に戦闘態勢。こちらを敵視して向かってくる相手は棍棒を持って向かってくる


「定番だな、こりゃあ…」


行動範囲はわかっているもの初めての戦闘は少し身体がはっきりと動かない。

棍棒の軌道を予測してから身体を逸らして回避していく

その身体を使い方から身体を回転させてその勢いでゴブリンを切り裂く

戦闘はあっけなく終わる。これが初めての戦闘だった

自分の手を見る、初めて感じる肉を切るこの感覚が慣れなく少しの気持ち悪さを感じさせる

料理するあの感覚とはまだ別なものを感じてしまったようで少しだけ苦虫を噛んだような顔をして刀を鞘に戻していく。

すると身体に力が漲っていくのを感じてしまった

つまりはレベルが上がったのだろう。ステータスを見るとやっぱりレベルが上がっていた

同時に「刀術LV1」というスキルも習得していた。


『刀術:レベルの応じて刀を使った攻撃力が上昇する』


そういう表記だけされていた。もしかしてこの世界の能力などはこうして可視化されているのではないだろうかと思ったりしている。こうしたスキルを得られてしまうとなると他のどんなアクションをしたらスキルを習得するんだろうかと思うぐらいである

ならば、これから色んな事してこの世界で得られてしまうスキルと取り続けてしまおうと思うのだった

しかし、今日は探索もしていれば当たり前なのだが日が落ちてくるのが分かる、街を探せなかったからには今日は当たり前に寝床を探す必要がある

まだ周りを探索していく。

次第に森の中に暗闇が目立ち始める、目がすこしずつ暗闇に慣れてくるからいいがずっと動き続けるのはよろしくないと偶然にも近くに洞穴を見つける。

その中に何かいないかと警戒しながらも入り込み、灯を探す、よく見るなりなぜか薪が落ちている

使うしかない、しかし、火はどうしようかと悩む

ここはもう異世界なのだ、ならば、火の魔法が使えるだろう、イメージする

すると手の平から火の玉が出て薪に火を付ける入口から少し遠くで付けている為、外に火の光が漏れる事はないがこれだけあるだけでも落ち着くもの

それで横になる、これからの事は今考えたくない。今は歩き疲れた体を少しでも休めたいと思ってしまう


しかし、それは許されなかった

寝たはずなのに真っ白空間に意識が飛ばされている。

上半身を起こしてみる、どうにも不思議な空間だった


「起きたかな?いや、意識はちゃんとこっちにきたのかな?」


その言葉に振り向き、執事の恰好をした人物とゴシック系のテーブルが置かれていかにもお嬢様らしき人がいる

警戒はしてしまう、いつでもすぐに刀を抜けるようにと柄に手を掛ける目付きも少しばかり悪いものばかりになる


「怖い怖い、そう構えなくてもいいではないですか…でも、今の君では僕ですら勝てはしないですがね?」


こいつは挑発的だな…と思うが実際はそうだった。

緩やかな表情を浮かべているが執事の後ろに感じるこの重圧がかなりのもので身体が締め付けられてしまうようなこれが強敵を前に感じるプレッシャーなのだろうか。口の中が乾いていくのを感じてしまって、相手を睨むというか目線をただ逸らさずに入れない感じになってしまって雷斗は執事から警戒が撮れない感じで刀から手を退けれない状態で


「さて、少し話ましょうか…これからの事ですよ…」

「話す…?何をだ?初対面の人に一体何を話してくれるってんだ?」

「まぁまぁ、今、この状況も合わせてここに貴方を呼んだ理由ですよ」


暫く、警戒をしていたのだが…今はその必要性もなくなったのか警戒している感じを少しだけ解く事にする、奥に座る女の子はこの状況下でも構わずお茶をしているのがわかる

呑気なものだと思うのも仕方ない、初対面でこれだけのプレッシャーを放つものを近くに置いておくなんて、きっと彼女もただものではないという事が少しだけ予測出来る。しかし、これだけのプレッシャーに少しでも怖気つくような感じがわかってしまう自分には彼女らに勝てる事は本当に無理なんだろうと思ってしまう。

でも、警戒をする手は緩めないでおくことにして


「さて、どこから話していくのがいいでしょうか…?」


執事が少しだけ悩むそぶりを見せていく事に。するとそこでずっとお茶を楽しんでいたお嬢様らしき子が静かに口を開いていくことに


「この世界…クリミナスは地球とは全く別な世界…つまりはパラレルワールドと言えばわかるかしら…?」

「それって宇宙に出たら地球があるという事か…?」

 

パラレルワールドと言えば地球を基準にしたときに別世界が並行して行われる世界の事だったと記憶しているもので異世界だと思っていた世界はまさか平行されていた世界が存在していたとは思わなかった。しかし、彼女は何も答えてはくれなかった。だからこそ、違うものと少し考えてしまう


「少し考えてもらいたいのだけど、普通に地球を複製した後、かなりの世界の改変を行ったの」

「世界の改変…?」

「乗り物全般はない。けど、世界観はそこまでの改変は変えてない所もあるし、変えたところもあるの。創世主とも言えるゼルヴァーが色々と変えたりしたの。世界を変え、ルールですらも変えてしまったのよ」


ルールと言えば、そう地球で言えば法律と言えるだろう

その法律ですらも変えてしまった。創世主というのならありえない話でもない。そう納得してしまう

自分の中でいくらでも納得させようとしてしまう。

車も飛行機もない、乗り物がないとするのなら船もないはず。他の大陸に行くというのならどんな手が必要なのかと少しだけ余計な考えを持ってしまう


「世界を複製して改変した…その創世主は一体何者だよ…で、なんで俺たちがここに転送されてんだ?」

「話は簡単よ、ゼルヴァーは創世した世界に目を付けた地球の人間を転送させ、戦わせることにした。これは奴の気まぐれのようなものだから…」

「…ゼルヴァーを倒せ…とか言わないよな」


初めてカップから手を離してお嬢様を自分を見る

これはそういう事だろうと思ってしまう。雷斗はため息をついてしまう。

それに思った事を告げる


「そろそろ…君らの名前を教えてくれないか?どうして俺にそれを教えてくれる?」


一番に不思議に思っていたことを告げる。

しかし、少しの沈黙があった後に少しだけ口が開いた


「私はアリス・ジグルド・アルファ…時の精霊と同じ大魔法使いよ」

「私、リグルト・アーゼルフ、アリス様の召使です」

 

2人の名前を知った所で少し話を戻そうと少しだけ考えたのである


「では…」

「貴方にはこの世界に転送されてしまった以上、ゼルヴァーの気まぐれからは逃れられないものになるわ…そう、この世界の為に地球から来た人たちは…弄ばれる運命にある、私はそれを止めたい。けど、今は表立って戦う事はできないの。だから、貴方に手伝ってもらいたい」


わからなくもない話ではないその創世主を倒してこの異世界から帰る事、目的が出来上がったが問題はまだしばらくは地球には帰る事はできなくなりそうだという事が分かるものだった

少しだけ雷斗だけの沈黙を続く中でそう考えてしまって

どのみちどう考えてもその創世主を倒さないとどうにもならないようだ

まっすぐに彼女を見つめる事にして言葉を続ける事にする


「それでこれからどうしようか?」

「まずは私の力も復活させたいし、あなたととある契約をしたいと思っているわ」

「契約…?」


アリスと呼ばれる彼女に申し込まれる契約というもの一体何がものだと少しだけ不思議だという顔を彼女に向けてしまう


「私の力を少し貴方に譲渡するわ、魔法使い、というわけでもないけど魔力を持つようになるわ。その力を使いこなせるように世界を少し回って欲しいの。何か目的などわかったらまだ伝えるわ」


彼女の言いたい事も少しわかるというもの。

まずはこの世界を知る為に回るのも悪くないだろう。それを聞いたら世界を回らない事はない

アリスの言ってる事は少しわかっているというかわかってしまっているからというのもある

ならば、この世界で生きていくには必ずしも必要になってくるというもの


「わかった、その契約とやらをするし、力を貸す事にするよ」


それが少しだけ考えた結果だっただからこその答えだった。だから、創世主を倒す為にまずは世界を見て回って自分の力を蓄えていくつもりでいてそこからどういしていくのかはこのアリス達と話して決めていく事になるだろうと思って


「ならば、少しだけ貴方に力が行渡る様にするわね」


こうして魔法陣が浮かびあがる。これは説明を聞かなくてもわかる事だった。おそらく、この魔法陣の上に向かい合う様に立ってはアリスが何かを唱える。これが契約の儀式なのだろう。暫くは自分は立っているままだった。その間にも契約は終わってしまう。その終わりを迎えた途端に身体に不思議と力が漲って来た。

身体に熱が帯びて痺れてくる感じが襲ってくる。暫くはこの感じが続くままになり、慣れないものに身体を襲われていて、少しだけ戸惑いを見せる。その戸惑いが少し収まる頃には身体には何かが馴染んでくる感じだった

深呼吸を何回か繰り返してアリスを見る


「これで貴方も無属性ではあるけど、成長次第では私のような時空を扱うようになるわ。楽しみね強く成長するのが…」

「それと私から貴方に少し戦い方を教えておきましょう」


まだあるたしい、アリスに仕えているというだけでそう簡単に他人にぽんぽん強い力を送り込む事が出来るらしい。結構強いお嬢様なのではないだろうか?と少し思ってしまう。

リグルトからのアリスの様な力の伝承は武器の使い方でつまりは戦い方を脳内に入れ込まれたもの。はっと気づいた顔をしてリグルトの顔を見る


「貴方のそう簡単に死なれては困ります。なので、この戦い方は教えます、後は貴方の応用力に任せます。」

「ありがたいプレゼントだよ、ありがとうね。」


お礼を告げるとアリスがずっと座っていたので立ち上がって雷斗の前に来る


「そろそろ貴方との意識の共有が切れる…その魔法の持続時間の限界が来るわ。今度はまだ貴方をこの御茶会にお呼びするわ。」


お別れの時間らしい。今日のところはまだここで終わりなのだろう。短いものだった。

でも、この瞬間だけでも沢山の事が聞けたり考えたりできて嬉しかった。

少しずつ目を瞑っていく、薄れていく意識で自分はこれからの事をもう少しだけ考えるが大変な道のりのなりそうだという事を考えて思う。このまま1人もいいけど多分、自分はこのままではいけないとおもってしまう自分もいる。今は身体を休めたい。思ってしまう。寝てしまえば目が覚めたころには最後に見た景色になっているだろうかと自分の意識が闇の中に消えてしまうまで考えていたのだった


誤字・脱字があるのならコメントなどで教えてくれると嬉しいです、こういうの初心者なんで暖かく教えてくれたりすると嬉しいです

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