誰でもわかる北海道弁
どうも、たまにエッセイを書く人です。
今回のお題はこちら、誰でもわかる北海道弁になります。
リモートワークの普及や、コロナ禍を脱したということもあって各地に赴く方々も増えた頃合いかと思います。
そんな転移先や旅行先として話題に上がりやすい北海道の方言について語ります。
これが結構面白いんですよ。
というわけで本題に入ります。
◇
※誰でもわかる北海道弁編
1.ごみを投げる
そう、その名の通り手元にあるごみを手に持ち、振りかぶって――というわけではありません。
しかし、この方言はよく勘違いされます。筆者も方言を知らない人に向けて発言した際に、ゴミを投擲されそうになりました。
ごみを投げるという方言は、ごみを捨てるという意味になります。
だから『そのごみ投げといてー』というわけです。そして投擲事件が発生する。
2.汽車
汽車は汽車じゃありませんが、汽車のことを汽車と呼ぶこともあります。なんだこの日本語。
正しくは汽車という方言は電車のことを指します。
よって、『汽車に乗って札幌にいってくるわ』みたいな使い方をするわけです。
3.内地
これは本州や四国、九州など、北海道以外を含めた地方を呼ぶ際に使う方言になります。
『内地に転勤かぁ』みたいな使い方をします。
4.じょっぴんかる
なんだこの方言……。じょっぴんとはなんぞや、かるとはなんぞや? そんな疑問を未だに抱くことが多々あります。
じょっぴんかるとは、鍵を掛けるという意味です。錠前か錠が訛ってじょっぴんになったんじゃないですかね? (個人的見解)
よく私の祖母がこの方言を使っていました。『じょっぴんかったかい?』みたいな使い方です。
5.こわい
ホラー的な意味合いではないです。この方言もよく勘違いされます。
こわいとは具合が悪いという意味の方言になります。
よって、『なんかこわいんだけど。風邪でも引いたんだべか?』みたいな使い方をします。
6.しばれる
これは寒すぎて凍りそう、みたいな風に使う場合や、草木に霜が降りている様を指すときに使います。
で、ちょっとした小話なんですが、北海道の冬は寒すぎて汗や雪などで髪の毛が濡れると凍ります。つまりしばれます。
そして割とアホな年頃の子供たちは、髪の毛を逆立てて凍らせたりして遊んだりするわけです(経験談)。
7.なまら
割と有名な方言かもしれません。
なまらとは、凄くとか超とかという意味合いです。
『このラーメン、なまらうまい!』みたいな使い方をするわけです。道民はなまらをよく使います。
8.しゃっこい(ひゃっこい)
冷たいの意味です。
『この雪、なまらしゃっこい!』みたいに使います。
9.おばんです
こんばんはという意味の方言になります。
最近はめったに聞かなくなりました。
10.したっけ(したらね、したらさ)
そうしたら、という意味や、またねという別れの挨拶に使われる方言です。
『したらさ、猫が通りかかって』という風に場面転換で使われたり、『したっけねー』という風に別れの挨拶で使われます。
よく創作物で使われる方言になります。
11.ばくる
パクると語感が似てますが違います。でも意味合い的にはちょっと近いかも?
ばくるとは交換するという意味の方言になります。
よって、『席ばくろうぜー』みたいに使うわけです。
12.〇〇だべ(だべさ)
語尾の一種です。
例えば『あんた、内地に行ったんだべさ? どうだった? 暑かったしょや』みたいに使います。
13.〇〇しょ(しょや)
語尾の一種です。
『期末テストとか余裕っしょ』や、『一緒に行くって言ったしょやー』みたいに使います。
若い子も結構使います。
14.〇〇さる
モンキーさんのことではありません。
例えば『押ささる』みたいに、意図せずに行動してしまった際に使う方言です。
よって、『違うんだ! お前をやっつけるつもりなんてなかったんだよ! でも指が勝手に動いてボタンが押ささって――』みたいに友人とゲームで遊んでいるときに使ったりします。
◇
以上を持ちまして誰でもわかる北海道弁の話は終わりになります。
本当はごみステーションとかかっちゃくとか他にも色々方言はあるのですが、文字数が割と割とな状態になっているのでこの辺で切り上げます。
ご清聴ありがとうございました。