表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

第一話。プロローグ


俺の名前はクロノ・ヴィマー。二か月前までは、帝都ロトモンにある由緒正しい士官学園の生徒なんだか、俺はそこで貴族たちのいじめにあって、更には学園をおいあられた。何でそうなったかと言うと、俺が田舎の平民の出身にもかかわらず、トツプとまでは言わないが上位の成績をおさめていた。

 

それが気に食わなかったんだろう。田舎に帰ろうとも考えたが、せっかく来たのにすぐにも帰るのはもったいないなと思い。できるだけ帝都を満喫してから帰ろうと思い。今は生活費のために危ないバイトをしている。魔物を飼って黒曜街、俗にいうスラム街と言う治安の悪い所で売って生計を立てている。今日も稼ぐために街を出て森に来たのだが…。


「うわ〜グロ〜」


傭兵らしき連中が魔物によって食い殺されていた。幸いなことに魔物姿が見えない。ちょっと罰当たりだが俺が生きるために金目の物を物色させてもらおうかな。そして、俺がいろいろと物色しているとある物を見つけた。


「コイツは…まさか軍事用アウメラか?」


アウメラ。一般的に普及されているのは通信機能やネットなどができる携帯電話なのだが、軍人用は更に身体能力を強化や魔術などを使える。まさに戦闘用携帯電話で、普通は軍人しか取り扱われないが、ごく稀に密輸されることがあるが、ありえないほど値段が高い。噂では世界一の傭兵団鷹の爪の幹部クラスは持っているとか何とか、ようは普通は手に入らない。コイツらは鷹の爪団なのか?俺は取り敢えずそれを持ってこの場を離れた。


「さて、どうするかなこれ〜、売っちまうか?」


コレさえ売っちまえばとうぶん金に困ることはなくなる。だがコレさえあれば狩が飛躍的に楽になるのは間違いない。取り敢えず今日の分を飯の飯代を手に入れるために、黒曜街の馴染みの店に来た。


「また来やがったか、ここはテメェみたいなガキが来る所じゃねえぞ」

「そんな事言うなよ。ただのガキが大金を稼げるところなんて、ここしか無いだよ。てか何見てるんだ?」


ここは黒曜街の雑貨屋みたいな所に来ている。ここは何でも引き取ってくれるため俺は定期的に魔物の素材を売りに来ている。そして、オッサンは新聞を見せていた。


「ラディズラーオ・ブレンゼル。アーティファクト所持の疑いが受けられたが、発見ならず。教皇調査した聖堂教会を激しく非難。はぁ〜、可哀想に」

「どっちがだ?」


聖堂教会。世界最大の宗教軍団で、暗黒時代に作られた。人智の力を超越した古代遺物アーティファクトの回収を任務としている集団だ。古代遺物は非常に危険なため一般人が保持することは禁止されている。見つけたりしたら教会に引き渡さなければならないが、その力に魅入られて違法に所持している者もいる。そう言う輩から力ずくで奪うのが聖堂教会と言う奴らだ。


「教会の人たち、俺ブレンゼル家嫌いだもん。コイツの息子だぞ。俺を学園から追いやったの」

「へぇ〜、そうかい。ならいいこと教えてやる。実はこの前の闇オークションでアーティファクトが出たんだが、そいつを落選させたのは、そのブランゼルって奴だ。今回は見つかんなかったが確実に持っているぞ、見つかったら豚箱行きだぜ」

「それはいいこと聞いたぜ。早く見つかってくれないかな〜」


などと言っていたが、ブランゼル家から古代遺物が見つかることはなかった。3度の強制捜査の果てに何一つ証拠が見つからず教会も諦めて引いてしまった。俺はテレビでそのニュースを見た時に思わず台パンをしてしまった。


どうしても納得できない。俺は悩みに悩んである決心をした。俺が古代遺物を見つける。そして、復讐を果たすんだ。幸い俺にはアウメラがある。何とかできるはずだ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ