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第一章 第一話 《stranger side》 始まりは突然訪れた/終わりはいつになったらやってくる?

この物語はフィクションです。

この物語は視点変更型一人称(たまに三人称)でお送りします。

作者は素人の下手くそなのであまり期待しないで読んでくれると幸いです。

何も変わらない空、何も変わらない日常。

止むことの無い喧騒、楽しそうに笑うクラスメイトたち。

世界は動いていく。

たとえ誰かが欠けてしまったとしても。

世界は変わらない。

どこにでもいるような人間がいなくなったとしても。

世界は、変わらない。 

無慈悲なまでに…変わらない。

イライラする。

まるで自分かがみを見ているようで。

まるで――――じぶんを見ているようで。



「…すけ。お…い…しゅ…け。……おい、俊輔しゅんすけ!」

「…え?」

その声で現実に引き戻される。

いつの間にかオレは考え事をしていたらしい。

思考を一旦中断することにした。

…どうせあのままだったら自己嫌悪いつもどうりだから。

「どうせまた自己嫌悪でもしてたんだろ?」

うわ、バレバレだし。

「やめとけよ。いつか本当に病んじまうぜ?」

目線を上に上げて僕はソイツ・・・に言った。

「…余計なお世話だよ……孝司こうじ。」

そう言って目の前の学生…陽山 ひやま孝司こうじのことを見る。

「人からのアドバイスを余計なお世話なんて言うなよ。」

「人からのアドバイスをどう解釈しようと他人ひとの勝手だろ。」

そう言い返すと孝司は何も言い返せなくなってしまった。

その間に教室を見渡す。もうほとんどの生徒がいなかった。

……なんか若干外も暗いし。

「…ま、いいけどよ。お前今何時か分かってんのか?」

時間? と僕は腕時計を見る。

僕の時計は父の形見で今時珍しいアナログ時計だった。

時針と分針は今が丁度6時であることを示していた。

「6時だろ?まったく何――――を」

………6時?

あれ?ちょっと待て。最後に意識があったのは何分前・・・だっけ?

「あれ、ねえちょっと孝司。僕が起きていたのはいつまでだった?」

「ちょうど古文の時間までだったな。」

「までってことは」

「授業が始まった途端にボーっとしてたから井上のやつ、顔真っ赤にして怒ってたぜ。」

……なんてこった。

授業中ほぼ丸一時間上の空だったわけか。

まあ、井上先生には今度謝ろう。

「…まあとりあえずさ、一緒に帰らないか?」

孝司はそう言って僕の肩に手を乗せた。

僕はその手を退かしながら席を立った。

立って見るとやっぱり孝司は身長が高かった。

僕は孝司を見上げるような|(実際見上げているが)形で、

「……折角のお誘い悪いけどパス。」

断った。これ以上に良い断り方がなかった。

孝司がえぇ~といった感じで、

「なんでだよ。いいじゃねえか。」

我儘を言った。

「なんで僕が君の言うとおりにしないといけないのさ?」

僕は呆れたように、そして諦めたように聞いた。

それを見た孝司は、ニヤッと笑ってこう言った。

「そりゃ、言わなくてもわかるだろ。《悪友》?」




「…でさ。佐々木のやつがそこで三浦にドロップキックをかましてさ…」

結局僕が折れる形になった。もう勘弁してほしい。

こいつは他人の意志を尊重する気があるのか?

「……もうその話僕は聞いたよ…」

「そうだったか?あれ、おかしいな…」

おかしいのはお前の記憶力だ。

それから、僕たちはなんでもない世間話をしながら帰った。


「……それにしても…」

帰り道、もう家に着くといった所で孝司はいつになく真剣な顔をして呟いた。

「ん?」

「いいかげんその《僕》っていうのはやめないか?」

「…………」

………コイツ。

「いいじゃないか。これが《僕》の素だろ。」

「………違うだろ。」

「違わな――「違うさ。」―――い」

「……少なくとも10年前はそんなんじゃなかった。」

「……孝司……」

「まだ…憎いのか?」

「………………」

「それとも……まだ、自分を責めてんのか…?」

「………オレ・・は、」

その問いに僕は答えようとして――







「「え?」」


――その瞬間、目の前が真っ暗になった。

初めて小説を書いてみました。(しかも連載)

まだまだ駄目なところがたくさんあると思いますので

どうか皆さんこの新米を温かく見守ってください。

感想・アドバイスなどくれるとうれしいです。

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