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連載版 フラグ探偵  作者: 絲璃 露悕
2/3

事件2 フラグ探偵の浮気調査(?)

短いですけどどうぞ読んでみてください。

如月 柚薇樹は名探偵になっている。だが、探偵と言っても推理をする訳ではなく、フラグを立て、それを犯人に言うだけである。観察力が凄いのだ。


今日は仕事がない…と思っているとコンコンという音がした。


「どうぞ」


そう言うと、事務所のドアが開き20代後半〜30代前半くらいの女性が入ってきた。


「今日はどうされたんですか?」


柚薇樹が聞くと、女性が答える。


「今日は仕事の依頼をしにきたのです。私は静野しずの かのんと申します。」


「私は如月 柚薇樹です。して、依頼というのは?」


「夫の浮気調査をしてほしいのです。」


「浮気調査ですか」


(こんな綺麗な奥さんがいるのに…)


「はい。夫は静野 カイキといいます。数日前からおかしいと思っていたんです。車に女性の香水の匂いがしたので怪しいと思い、次の日夫の後をつけたんです。したら、女性が駅で待っていたんですよ!しかも、とっっっっっても美人な!そのあとその女性とデートしてたんですよ!私というものがありながら!私という妻がいるのに!ほんとクズ!カスですよ!人間のゴミです!あああああああぁぁぁぁぁ!もう!カスカスカスクズクズクズ人間のおぉぉゴミいぃぃ!」


途中、キレながら教えてくれた。柚薇樹は思った。


(それ調査の必要あるのか?)


「あの、もう浮気なんじゃないんですか?」


「そんなのわかってますよ!でも認めたくないんですよ!今日は聞いてくださってありがとうございました!あんな奴とは離婚します!失礼します!」


(認めたくないのか離婚したいのかどっちなんだ?)


「え、あ、ちょっ…」


バッタアン!という音でドアを閉めて出て行ってしまった。


(…今日は…仕事がないな…)


今日は平和な一日である。

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