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CALL  作者: スピカ
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●(86)under control

地震とか、もし津波がきたらって時は、地震から30分以内に海から6㎞離れる、又は少なくとも海抜30mの所に行く。その際は、大事な写真、CD、小物等、持ってきましょう。PCも日頃から作業終る毎にUSBに保存するとか。

持って逃げる品々を日頃チェックすべき!

 アイルは証拠が無かったからということで復職した。前と同じ治安維持課だ。

 オオクラが裏から手を回したのだが、表向きは何も関係無いふりをしている。オオクラは監査委員なので万朶(ばんだ)の事件捜査を取り仕切っている一員だったのだ。

 アイルは住まいも元の家に戻って、その家から職場に通う元通りの生活だ。

 ラウルにはオオクラのことは伏せており、単に疑いが晴れて復権したと言った。喜んでくれたのでまたこの人は守るという気持ちを強くする。





 万朶は戦争にして国の現トップ陣を戦犯として排除し自分達裏組織のメンバーで次期トップ陣を奪ってしまう計画を立てていた。

 研究所のことは組織メンバーも知っていたが、万朶は巫女とその一族のことは他言しなかった。人の脳波を音波にして流し、マインドコントロールに使うのだとだけ言っていた。

 万朶は人民の心を荒廃させることを目的にしていたが、アイルは裏組織を潰すのを目的にしていた。結局組織はこの手で直接潰してしまったが。

 初めから下っ()は放っておいてメンバーだけ暗殺していけば良かった。研究所が完成したらあいつらをターゲットにして身内同士で潰し合いをさせてから派手に一網打尽にしてやるつもりだったが今はそれは後悔している。

 オオクラは裏組織のメンバーではないので国家転覆は望んでいない。あくまで、何らかの利益を手に入れたいだけであまり派手なことはすべきではないと思っているようだ。

 一部の人達に流れていた妖術使いの噂はオオクラが箝口令(かんこうれい)を密かに出したので表だって噂はされなかった。

 殺したバートンの娘、アイルが妖術使いという噂を聞いた組織メンバー達は仲間内で「(のろ)いではないか?」と(ささや)き合い怯えていた。

 それから察するに、知っているのはオオクラの繋がりだけらしい。勿論牢(ろう)から逃げたことは皆知っていたが、消えたのではなく鍵をこじ開けて逃げたことに訂正されていた。あの監視人もオオクラの下の者だったのだ。





 オオクラの使いがアイルの家に来て言った。

「仕事だ。今夜オオクラ様に会いに来い」




 言われた通り夜に訪れると、オオクラは声を潜めて、テレポーテーションであることをしてくれ、と言ってきた。

 隣国の議事堂や庁舎に電波受信機をつけろというものだった。

 万朶の研究所は閉鎖されたが、データは押収保管されていた。それを持ち出してコピーし、電波にして飛ばし、受信機から音波を発生させるのだ。

 データは威咲(いさき)のものだ。その地域には魔物はいないがもしかすると音波に引き寄せられていくかもしれない。

 魔物は禍気(まがき)を撒き散らし人心を荒廃させ、果ては正気を失わせる。正しい判断を出来なくさせる。

 隣国が攻撃してきたら自国の利益にはならないが、武器を密輸してやれば(ふところ)が肥やせるのだ。

 あくまで私利私欲か、とアイルは呆れた。そのためには他人がどうなろうと気にならない人間。まあ、戦争にならない程度にコントロールするつもりでいるのか。

「分かった。受信機が出来次第やろう」

「ああそれに、もしお前らが逃げて消えたらラウルの身が危険だと思え。それと我々に歯向かってきたりしても同様なことを忘れるなよ」

 釘を刺された。

 いけすかない、我ら頼みのくせにとアイルは思った。


挿絵(By みてみん)




(余談)オオクラはパイプを何個も持ってる…

15いや20個?色んな形のを…



裏情報でした☆


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