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CALL  作者: スピカ
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(81)テレパシーと追憶

挿絵がついてもPVに特に変革は無かった…

だけどね、スピカはイラストこの先も付けてく所存です☆楽しんで下さい☆

 その日威咲(いさき)垂華(すいか)にテレパシーを教えてくれと頼んでいた。

「巫女の力が使えるなら使える(はず)だし、その方が魔物退治中とか連絡とりあえて便利だと思う」

 今のところは垂華か多摩(たま)からテレパシーが来ないと会話出来ないので、折をみては話しかけているという状態だ。

「うーん…テレパシーだけは特殊なんだよなぁ…」

 少し考えて、垂華はふと気づいて威咲に問う。

「ひょっとして、威咲ちゃんのことだからアイルとロイに自分で話しかけられるように?一番の理由はそれでしょ?」

「…うん…」

 勿論(もちろん)今も話しかけを継続している。

 全くの応答無しに向かって話しかけ続けるのだが、もう長期戦ということで、気楽に気長にやっている。なので話す内容も昨日のことや思ったことがメインで、返事が無いだけで内容的には普通な感じである。

 それを今は垂華を通さないといけないので一人で出来るようになりたいのだ。

「テレパシーはね…一番簡単そうだけど、実はずっと微量だけど力を使ってる…だからさ…。他のは使う時しか力を使わないだろ?でもテレパシーはそうじゃない。だから威咲ちゃんはテレパシーだけ使えないんじゃないかな…。

 もしそれでも使えるようになりたいなら、巫女に聞いてみることだね」

「そうなんだ…」

 威咲は真剣な顔で考え込んだ。





 一夜(いちや)の方は多摩に剣術を習って、練習の相手になっている。

 威咲はこちらも少しやって、ゆっくりなら打ち合える。そうして体を動かすのが好きなのだ。

 かくして多摩の体重は割とすぐ戻ったようだが、最近の遊びが(もっぱ)ら剣術なので皆でやっている感じだ。


 その日の午後シンハが出てきて言った。4人とも庭にいて、多摩が威咲に剣を教えているのを男二人は眺めていた時だった。威咲が動きを止めて向き直ったのだ。

「!巫女?」

 多摩もすぐ気づく。

「テレパシー…威咲が習いたいと言ったようだが使えるようにはならないだろう」

「どうして?」

 なぜ力を貸さないのかという意味だ。

「今のところ間に合っているのだからこの先もそうだろう。それにもし仮に使えるようにするには私がずっと威咲に合わせていないとならない。そんな労力を使うつもりは無い」

「でもそれだと緊急の時に連絡が」

「もしそんな事が起きたらその時は私が出る時だ。だから問題無い」

「…そっか、それもそうよね」

 納得の多摩である。

「私も久方ぶりに剣術をやりたいな」

「あら、いいわよ。お相手するわ」

 そう言って多摩は棒の切っ先をピタリとシンハに()えて(うなず)いた。試合開始だ。

 シンハは威咲とは見違える動きで体を裁く。多摩と互角に打ち合い、二人の動きはまるで軽やかな舞のようだ。見ていて飽きない。

 と、多摩の一撃でシンハの棒が弾かれ手から落ちた。

「流石だな。やはり剣ではお前にかなわない」

 爽やかに笑って自ら棒を拾う。

「もうひと勝負いいか?」

「ええ、いいわよ。じゃあ、いくわよ!」

 再び二人の打ち合いが始まる。

「シンハってあんなことも出来たんだな、意外」

「一夜、なぜ巫女の名前を」

「ああ、前に出てきて言われたんだ。お前はシンハでいいって」

「そうか…巫女はいわゆる運動神経はいいぞ。本来快活な方だ」

 垂華は懐かしいものを見るように眺めていた。





 ラナ。垂華の脳裏にまた彼女の顔が思い出される。

 今の威咲とは全然違う見た目をしていた。背中までの細い真っ()ぐな黒髪に少し垂れた黒い目、白い肌。似ている所といったら目が大きい所と唇が薄いことだろうか。ラナの方がもっと華奢(きゃしゃ)で儚げだった。

 だが、真面目な所や誠実さ、優しさは共通点がある。

 転生していく自分達とは違い、彼女は記憶の中にしかいない。あの時にしか一緒にはいられなかった。

 もしかしたら次の転生で再会出来るかもしれないと、つまりラナの記憶を持って生まれているかと、淡い期待を抱いて待ったがやはり威咲は全くの別人だった。

 記憶と夢の中でしか彼女には会うことが出来ない。

 少し怖がりで、大人しくて地味で控え目なラナ。だけど俺を信じて真っ直ぐ俺に向かってきてくれた。

 威咲ちゃんは違って、おっとり系だが意外に気が強くて、一人でも突き進んで行ける所がある。

 ラナは守ってあげないといけないと思わせる女の子らしい人だったが信念に対してだけは絶対に曲げない強さがあった。それは威咲ちゃんもそうだね…共通点は、誠実な光を持つ目。

 ラナの魂はすぐそこにいる。巫女の魂なのだから。

 だが巫女はラナとはまた別人だ。威咲ちゃんが一夜と恋仲なことも知っている。

 …術で自然の(ことわり)をねじ曲げた自分。願いは叶わないことが分かったのだからそれをもうやめようか。この姿、身体にこだわる必要はもう無い。

 今回の魔物退治が終わったら、自分もまた転生の輪に戻ろうか。近頃そう、思う――――――――





ハイ、垂華の正体がバレましたね~☆ふふふ

まだ一夜と威咲は知らないですからね?今後も乞うご期待!


さて双子座流星群ということですが。流星て同じ流星を全国で同時に見てる…だよね???それってすごい素敵じゃないかな。どこかの誰かと、同じ流星を待って、見てるなんて。素敵ですよね宇宙イベントって☆宇宙で繋がれるんだよ?☆


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