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CALL  作者: スピカ
33/190

これでcallがよく解る⭐ストーリー解説

 今回は特別ページでストーリーではないですが、話中には出てこない一歩踏み込んだキャラの話やあの時の解説やらをしていきます。




一夜(いちや)が孤独主義なのは、人と関わるのが怖いからとか、どうせ自分を理解してもらえないからとかいう、自分の殻に閉じこもったりじゃないんです。別に対人恐怖じゃない。

 「故郷の夜風は」で分かるかな、成長期に家族関係がああだったので自分が生まれたことに引け目を感じていて自己肯定が出来ない、だから自分なんかいないでもいい、と他の人間関係でも思ってしまう感じがあるんです。そう、実は奥ゆかしい、遠慮がちだったという。

 だから一夜と付き合うなら、一夜を離さずにつかんでいてくれる人じゃないとダメかも。

 でもまあ、人間関係をちゃんとしようという意識はあるので、普通の人付き合いは問題ないです。

 15で故郷を捨ててからは身体的にはスレた青春だったのに精神的にはストイックで、矛盾、でもだからこそこれと決めたら熱い!一面も。心を委ねて誰かを求めることが出来ない一夜がどう変わるのかも見所かな。(ストイック:感情や欲に流されず自分に厳しいこと。スレる:色々な経験で知恵がつき純粋さを失うこと。)

 でもあれで割とモテる方なんですよ実は。マメにちゃんと気をきかせられるし実は優しいし、背は低いけど容姿も割といいし。(ベタ褒めだ。一番好きなキャラです)




威咲(いさき)は、精神に(まじな)いで封じがされているので、人を妬んだり、悪口を言ったり、恨みつらみを抱くような、負の感情を抱くことはありません。

 それは身体に入っている魔物本体の魂を目覚めさせないため。負の感情は魔物の餌になるからです。

 だから央円(おうえん)は村の中でも少し山の中の一軒家に住んで威咲は滅多に村に下りず村人と特に交流もなかったがそれも疑問に思ってなかった。呪いがあるから。

 なので、負の感情に繋がる可能性のある感情を一切抱くことは無い、当然恋愛感情も無い。…はずだったが、一夜をいつの間にか好きになっていると気づいた。

 呪いありきで成長したから気持ちに気づかなかったんです。だからじれったい感じになってました。

 “好き”に昇格したのは巫女が目覚めた時点で封じが解けたから。好き以前に一夜は友達で、友達として好きだった。頼りにもしていた((1)邂逅で威咲は天涯孤独になっている)。それが多摩(たま)に取られそうになり我慢して苦しくなり、急に変わった自分の運命による生活の変化で溜まっていたストレスと(あい)まってついに負の感情が芽生えてしまったんです。なんでこんなことしてなきゃならないの!?と。まだ自分でわかってない気持ちのモヤモヤがそっちにハケたという。それを感知して巫女が目覚めたのでした。




⭐実は(1)の冒頭の文が大事。謎の文です。

 もう実は神官だったとバレたので言いますと、あれは央円のセリフだったのでした。

 作中出て来ないけど央円が威咲を拾ったのは国境沿いの村で、当時は紛争が終わったばかりで、乾燥した埃っぽい中置き去りにされて弱っていたのを見つけたのでした。

 巫女の誕生に気づいて、得意の先見(さきみ)で捨てられて弱っていくのが分かって迎えに行ったのです。(なぜ捨てられたかはずっと先でわかる)

 そして央円はこの赤ちゃんに魔物が同居していると気づき、巫女と魔物がせめぎ合うのを止め巫女を蓋にして魔物を抑えて共に眠った状態になるよう術をかけたのでした。そのおかげで威咲の人格が生まれ形成されたのです。

 …てなわけで、冒頭のセリフは、央円は先見でどこまで見ていたのか?何も語らず自爆死してしまったのはなぜか?もしやこの話の最後まで見ていた?

 …先見の結果央円のとった行動はそれすら先見への対策だったのか、あのセリフの通りになるのか、それはまだ言えません。




⭐威咲の封じって一夜がきっかけになって解けたの?と思ったはず。そう、なぜなら運命や巡り合わせなんてそんなもんでしょ。

 いや、時期的にそうなる流れのとこにちょうど一夜が来た、タイミングもあるかな。タイミングと運命の一致です。出会っても運命なきゃスルーだしね。

 現時点で威咲は自分の気持ちに気づいたけど、一夜は威咲のことをどう思っているのか?理性の建前ではただの連れと考えて自分でそれで納得してるようですが…




⭐一夜は行方不明の兄と父を捜しに15から故郷を捨てて放浪生活をしてきた…各所に一年足らずで、特に周りに人捜しを言いふらしたりせず一人でさりげなく目はしをきかせて。8年だから10ヵ所以上まわった。

 一夜自身、自分はさほど価値のある人間と思っておらず、このまま放浪し続けるか思う所が実は最近あるが、どうせ自分なんて、とこのままでもいいと思っている。

 でも一応そこそこの年になったらどこかに定住する気はある。がそれを故郷にする気はあまり無いっぽいです。半々かな?

 でもまあ偶然から一度帰郷してスズミに会ってるので避ける気持ちも和らいだよう。

 なぜ避けてたのかは、家出してた事への激しい後悔で母と姉の死をなんとなく自分が悪いみたく感じたことで、残る兄を捜す気になり、スズミより兄捜しを優先し、スズミとの関係も幼すぎた罪みたく感じていたからです。

 事実上スズミを捨てたし(連絡を絶った)。それまでの自分と決別したかったのかな?でも後で後ろめたくなるし。幼かったんですね。




 …という感じでしたが、一夜は割と自分を責めてます。一夜に幸あれと願います。

 そして頑張れ威咲。ヒロインは君だ!

 では続きも宜しくお願いします。





普段の本編より長くなりました。仕方ない。こういうの書くのは楽しいです。

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