二章 それぞれ虚偽をかぶせた夢と現
用語紹介
ジャンヌ・オルバート:
七つの大罪を犯した通称、純罪の魔女。
彼女は己が犯した罪を力とする固有能力を保持し、この世でもっとも神に近い存在になったが、あまりに大きくなりすぎた力を維持し続けることができず、暴走してしまいそうになる。
それを恐れたジャンヌは罪で得た力を他の者に継承させて自ら死を選んだ。
罪力:
ジャンヌ・オルバートが犯した、主罪と呼ばれる七つの大罪と、亡罪と呼ばれる五つの罪が力になったもの。
以前はジャンヌが全てを所持していたが、
今では一人の魔女に一つの罪力が継承されている。
「おい君、大丈夫か?」
道中に立ち竦んでいた俺に声をかけてきたのは林檎を売っているテントで店番をしていた体格のいいおっさんだった。
「ああ、大丈夫です」
「ってイクス王じゃないですか。無礼な振る舞い、申し訳ございません」
「い、いや大丈夫だから、頭あげてください」
俺の正体に気づくと彼は頭を深く下げたが、それがどうも慣れなくて、ついあたふたしてしまう。
「ですけど、イクス王が何でこんな下層区に?」
「あ、いや。特に理由はないんだが、少しでも自分の国について知っておこうと思って」
おれは咄嗟に適当な言い訳を口にして苦笑いした。
「お若いのに凄いですね。うちの子も見習って欲しいくらいです」
彼の発言にはいくつか疑問を持ちながらも、とりあえずその場から離れることにした。
「それじゃあ、おじさん。
僕はもういきますね」
「おう。イクス王、これ持っててくださいよ、隣のゴルスペア領で取れた歌林檎です。魔法歌を聞かせて育てられた絶品林檎ですよ。お代はいいですから」
「ありがとうございます」
彼の迫力に気圧され、思わず手を出して林檎をもらってしまった。
だが妙にお腹が減っており、路地裏に入りそれを口に運ぶと、果汁とともに口に広がった優しい甘さは俺の身体を少しだけ癒した。
「お、おいしい」
こんな甘い林檎を食べたのは初めてで、嫌な癖もなく最高の一品だった。
「そんなことよりいったいどうなってるんだ。
とりあえず、現状を把握しないと」
それよりもやることがあるのだと自分に言い聞かせ、気持ちを切り替える。
俺は確かアセディアに言われて黒い刀を自分に刺して、それから……。
何はともあれ。ここは疑うまでもなく、ミリアード国であった。
見慣れた国旗が城から垂れ下がっており、俺が知っている故郷と風景が一緒だったのだ。
「くっそ、わからないことだらけだ」
俺は愚痴を零しつつ、手持ちにあったもので顔を軽く隠した。
その後、 たまたま持っていた全国共通硬貨を使って、近くの店でフード付きのコートを買って、それを着用した。
「とりあえず、これで俺の正体には気づかれないだろ」
フードを深く被り、街中で情報を集めることが最優先だと判断し、不審に思われないように心がけながら歩いた。
「あの、すいません。
今って何年の何月何日かを教えてくれませんか?」
すぐそこにいた、優しそうな女性に一言声をかけると、文句の一つも言わず笑顔で対応してくれた。
「今は帝国暦、四二〇年のハ月七日ですよ」
「っ!?」
彼女が口にしたことがあまりに信じらず、思わず絶句してしまった。
「どうかされましたか?」
「あ、大丈夫です。
教えてくれてありがとうございます。
それと、イクス王について簡単に教えてくれませんか?」
「イクス王ですか。
えっと、イクス王はこの国の第三王子で国民みんなに愛されてますよ。
八歳という若さで、旅にでて度々ご兄弟様に手紙を送ったりしてもう十年です。
噂だともう帰って来るそうなんですが」
もはや、端から端まで理解できない。
俺は旅になどでたことはないし、そもそもこの国は、俺が八歳の時に滅びたはずだった。
当時は帝国暦、四一〇年。
どうなってるのかは、さっぱりだったが一先ず整理するために一人になりたかった。
「いろいろ教えてくれてありがとうございます」
「いえいえ、それじゃあ私は予定があるので失礼しますね」
女性が去った後、街の風景は十年前の記憶に残るものとほぼ変わらず、その記憶を仕方なく頭の片隅から引っ張り出し、それを頼りに人気のない場所へと移動した。
楽しい記憶と絶望の記憶がドッと吐き気とともに溢れ出してくる。
吐き気をグッと押さえ込み、俺は確かな足取りで歩き始めた。
*****
「ここは俺が知っているミリアード国が滅びずに十年間すぎた別の時間軸ってことなのかな…?」
本気で面倒なことになったと思う。
頭に溢れ出したこの記憶を整理して抑え込むまでに五年以上の時間を掛けたというのに、思い出すのはあっという間で、何故だか馬鹿馬鹿しく思えてしまう。
現在の状況が少しわかったところでそれを現実として飲み込むには時間がかかる。
「イクス……なの?」
心の中で、答えの見つからない自問自答をしていると、聞き覚えのある懐かしい声がした。
それはもう聞くことがないと思っていたもの。
「アルマリア…姉さん」
「どうしたのよ、そんな驚いた顔して。
前みたいにマリアでいいわよ。イクス、おかえり」
こちらにゆっくりと歩み寄り、俺に抱きついてきたのは、三つ歳上の姉である第二王女、アルマリア・ミリアードだった。
彼女は、十年前の事件では、ミリアード国にはおらず、おそらく現実でも生きているだろう。
ただ十年も連絡すら取れないでいるため、生きているなどという確証はなく、この考えは我欲の域を超えるものではない。
俺の知っているアルマリアとは少し容姿が変わっていたものの、黄金色に輝く髪や、小さい頃に俺がプレゼントした安物のネックレスを未だに身につけているのは昔と変わらない。
決して姫のような服装はしていなかったが、やはり風格のようなものがあり、彼女は正真正銘のアルマリアなのだと感じた。
「私、イクスが旅に出てからあなたの好きだったこの場所によく来てるのよ。
昔は、穴場だからって私に教えてくれてよく一緒に来てたわよね」
ここは王国特区と上層区、下層区と分けられたミリアード国の上層区と下層区の間付近にある誰もいない小さな天文台だった。
彼女の行った通り、昔はよくこの天文台にアルマリアと来ており、何時間もの時をここで過ごした大切な記憶はまだ確かに残っていた。
「マリア姉さん、少しここで話さない?」
「良いわよ。十年も会ってなかったんだもの。ネタは尽きないわね」
自分でも、目の前にいる彼女が俺が知っているアルマリアではないともちろん気づいていたが、俺は、アルマリアと話したかったのかもしれない。
ただ"俺が知っている"とは一体何のことなのだろうかと自分でも疑問に思う。
「俺が旅に出た後について、いろいろ教えてもらっていいかな?」
「良いわよ。まずは事よね。
あなたがここを出てすぐの頃、夕影の炎っていう闇ギルドにミリアード国は襲撃された」
夕影の炎は、現実で俺たちのミリアード国を滅ぼしたやつらだった。
俺は、無力でどうすることもできずに、ただ指をくわえて見ていることしかできなかった当時の記憶が次々と再生される。
そのせいで記憶を引っ張り出したことに対する後悔がより一層大きなものになってしまった。
「だけどお母様が死んで、女王になったクリア姉さんが、寿命を代償とする禁忌魔法で、なんとかその場は切り抜けられた。
イクスは知らないだろうけど、私はもう第一王女なのよ。
別に姉さんが死んだわけじゃないから安心して。」
クリア姉さんは、元の世界でもまだ生きており、ある牢獄に投獄されている。
クリア姉さんを助け、夕影の炎を探す旅を続けており、その他にも行方不明となっているアルマリアや兄を探したりと、いろいろやることは多いものの、何一つとして解消できたことはない。
「それじゃあ私は、これからアイオス領に行かなくちゃいけないから、そろそろ行くわね」
「それじゃあ俺は、少し落ち着いてから帰えるから」
十年ぶりに姉の後ろ姿を見るとまたどこかへ行ってしまいそうな気がして、切なさのような気持ちがこみ上げてくる。
「それでも俺は、帰らなくちゃいけないんだ。偽りなんて見てるわけにはいかない」
「本当に偽りなのか?」
「誰だ!」
突然聞こえた後ろからの声に驚きながらも臨戦態勢に入った。
「そう驚かなくても良いよ、イクス・オルバートくん」
近づかれれば索敵に引っかかるはずなのに、全くと言っていいほど人の気配は感じなかった。
それでも俺の目に見える赤髪の女性は、確かに存在していた。
「少し失礼するわね」
そう言った女性は突如、風魔法による加速で一気に俺との距離を詰め、右手に召喚した鎌に殺気を込めて振るってきた。
「っ!!」
咄嗟の反応で、左手に簡易生成した刀で対応したがあっさりとその刀は砕け散ってしまった。
それでも彼女が振るった鎌の速度は弱まり、俺自身に当たることはなかったものの、刀から伝わってきた強力な振動は左手の感覚が薄れるほど痺れていた。
「どうしてこんなことを」
「私には、確かめなくちゃいけないことがあるの。だから君を、今ここで」
「くっ、やるしかないのか。来い、白桜」
俺の言葉に応じて右手に召喚された白桜で、次々と振るわれる鎌を鈍い金属音を鳴らしながら、彼女の攻撃を的確に流し続けた。
一撃毎に込められた力は人間のそれを大きく超えており、右手の感覚まで少しずつ失われていく。
「なんだっていうんだよ」
一度後方に飛び、すぐさま助走をつけて一気に相手の懐まで距離を詰め、左手を大きく開いた。
「全てを喰らえ、炎牙暴食」
俺の詠唱と共に生成された黒い炎は、俺の左腕を包み込み、不安定な禍々しい魔手を象った。
彼女は、回避する必要がないと判断したのか、鎌を両手で持って防御態勢に入る。
だがその行動が彼女の敗亡へと追い詰める。
鎌を魔手で掴むと、一瞬で魔力によって生成された鎌を飲み込み、無へと返した。
「なっ!」
彼女は大きく目を見開き後ずさったが、すぐに態勢を取り戻そうとする。
「これで終わりだ!」
一瞬の隙を見逃さず、右手で持った刀を彼女の首物に突きつけて動きを止めた。
「いやー参ったよ。
まさか武器ごと壊すなんてね。」
彼女は両手を上げて交戦の意思がないことを示すが、それを信用できるはずもない。
「一つ聞いていいかな。
あの腕はどういう代物だい?」
「対象の魔力物限定で、掴むと、それを食べて消し去る。
自分の魔力にもできるけどむやみに他人の魔力を吸収するほど危ないことはないからな」
一瞬の沈黙の後、彼女は苦笑する。
「私もまだまだだな。流石、我が娘が見初めた男だ」
「なあ、あんたは何者なんだ?
そろそろ俺を襲った理由も教えてほしいんだが」
「その前に、君に問いたいことがある。
君は、この世界をどう思う?」
「こっちの質問は受け付けないで一方的に質問するなよ」
若干、頭にきたが彼女は素っ気ない顔をしていたため大きなため息をついた後、仕方なく質問に対する答えを考えることにしたが、いまいち質問の意味がわからなかった。
「夢や幻術の類だと思う」
でも一つだけ腑に落ちないことがある。
夢だったら痛みを感じるわけもなく、逆に幻術ならここまで広範囲に発動できる魔導師などいるはずもない。
「ほう。だが、君が元々いた世界がなぜ幻でなかったと言える。何故この世界が偽物だと言える」
「それは……」
証明に値する情報を持たないため、何も反論することができなかった。
もしこの世界を幻術として形作るほどの魔導師がいるのであれば、逆に元々いた世界が幻術なのかもしれないとすら考えられる。
先ほどの戦闘がなければ俺は、痛みを感じていた元いた世界が本物だと言っていただろう。
だが彼女との戦いの中でこの世界でも俺は確実な痛みを感じていた。
「まあいいわ。君が強いことは十分にわかったから。じゃあ少し、過去を見てもらうわ。
君の強さを見せて。これは十年前のミリアード国よ」
そう言った彼女が指をパチンッと鳴らした途端、あたりの情景は悪夢へと変わった。
*****
「うわあああああああああああ」
悲鳴を上げているのは真っ赤な炎に包まれた大男だった。
家も、城も、人も、何もかもが燃えていた。
燃やしているのは、右手の甲に炎の刻印を刻まれた夕影の炎の者たちだった。
「やめろ!」
白桜を呼び出して、目の前にいる男を切ろうとしたが、白桜は空を切ってしまう。
「無意味だよ。これは大地の記憶だ。
干渉することなどできない」
頭の中に直接流れ込んできた声は、先ほど刃を交えた女性のものだった。
だが音声にはノイズのようなものが入り込み音量も少しずつ小さくなっていく。
「大地の記憶?」
「そう。世界で起こった歴史の全てがガイアという神によって記憶されている。これはほんの一部」
「どういうことだよ」
「……」
問いかけるがもう返事はなかった。
謎を増やすだけ増やして消えるなど勘弁してほしいところだ。
苦痛による悲鳴は四方八方から響き渡り、俺の鼓膜と脳を掻き回した。
心の傷が掘り起こされ、誰かに見られているような気分になり、平常心を保つことすらままならなかった。だが、そんな俺の心など気にもされず、情景は一転した。
あたりはレンガに囲われており、細い道が長々と続いていた。
「ここは…」
薄っすらとした残る記憶が、俺の口から気の抜けた声を吐かせた。
昔、一度だけ護衛の案内されたミリアード城から国外に続く、非常時の避難経路だった。
俺の目の前にいるのはフードの人間は、片手で見覚えのある少女を抱えていた。
「レスティ!」
十年前、彼女を除くすべてのミリアード国民と天秤にかけられ、失ってしまった大切な人。
「なんで…なんでこんなことになるのよ!」
声からしてレスティを抱えた女性は、何も持っていない拳で壁を力一杯叩いた。
拳からは血が流れ出し、砕け散ったレンガの欠片がいくつも食い込み、痛々しい傷を作っていた。
彼女はフードを外し、瞼から零れだす涙を必死に袖で拭いていた。
だが俺は彼女の顔を見て動揺を隠せなかった。
いや、動揺などという生易しいものではなく、目の前にある現実が飲み込めずに思わず座り込んでしまった。吐き気や目眩、脱力感から総攻撃を受けた俺は、呂律さえ、まともに回らなくなってしまった。
「ね…ぇ……さん…?」
レスティを抱えたまま泣いている女性は、アルマリアだった。
マリア姉さんが、俺とレスティを襲った暗殺者とでも言いたいのかよ。冗談だろ?
そんな自己暗示が次々と頭の中を駆け巡り、思考を鈍らせる。
やがて俺の中で何かが音を立てて崩れ去るのを感じた。
両手で頭を抱え込んだ俺は、頭の中を絡み合う糸を解こうとするが、現状を理解できずに余計によけに絡み合ってしまう。
「うああああああああああああああ」
嗚咽を押し殺して叫んだ奇声にも似た声と大粒の涙を流しても、目の前にある現実は当たり前のように変化を見せない。
信じたくもない情景なはずなのに、何故か俺は、これが偽りとは思えなかった。
王族しか知らないはずの避難経路から襲ってきた一人の暗殺者。
当時の俺に勝てる力を持ち、襲撃時に居場所のわからなかった王族は一人しかいなかったのだ。
街を襲ったのは夕影の炎だったが、俺たちを襲ったのはずっと何者かはわからなかった。
無意識に彼女を選択肢から外し、俺たちを襲った犯人までたどり着くための唯一の道を閉ざしていたのは他でもない自分自身だった。
「うああああああああああああ」
何度叫んだであろうか。
もうそんなことすらもわからんない。
叫んでも、叫んでも頭の中にある糸は、絡み合うばかりで一向に解ける気配はない。
でも叫ばずにはいられないのだ。
叫ぶのが無意味だとわかっていても、泣いても無意味だとわかっていても、もうこれを自力で止めることなどできやしない。
「誰か、私を殺してよ。
一番大好きな弟一人も助けられない姉なんて生きてる価値もないわよ。
イクスを苦しめるなんて私が一番したくないことなハズなのに」
俺の叫びに紛れ込んだアルマリアの声を聞き、すっと涙が収まり、叫ぶのをやめる。
するとアルマリアの瞳から流れ出す雫が、地面の水溜り落ちるピチャピチャという小さな音さえも大きく聞こえた。
自分がやっていることを嘆き苦しんでいる。
芝居などではない、本気で自分のことを大切に思ってくれている姉が…昔、俺を引っ張ってくれた強い姉が、俺と比べ物にならないほどの涙を流している。
果たして、アルマリアは本意で俺たちのことを襲ったのか?と素朴な疑問が頭に浮かぶ。
「どう…して…」
アルマリアが自分から、俺たちを襲ったのならこんな苦しみ方をするわけがない。
絶対にアルマリアを何らかの方法で従わせていた者がいるはずだ。
十年前に、自分に向けた怒りを上回る沢山の感情を怒号と共に叫び散らした。
「俺は、こんなところで止まってられないんだ!
昔みたいに無力で何もできないなんて、もう許せないんだよ。
マリア姉さんも、クリア姉さんも、レスティも、みんな助けるんだ!
だから早く元の世界に戻しやがれええ」
喉が破れてしまいそうなほど叫んだ声と共に、世界がガラスのように砕け散った。
*****
「やっと起きたようね」
「ここは…」
「おかえりなさい。現実って言っても今の貴方に信じられるかしら?」
ゆっくりと開いた目に映ったのは、皮肉混じりにそんなことを言うのはアセディアだった。
「よかった」
思わず安堵が溢れる。
実際、どうやってあの世界から戻れるかもわからなかったため、ひとまずは良かったと言えよう。
ただやらなければならないことが増えてしまったのはどうにも喜べない。
「よかった?夢の見過ぎでイカれちゃったのかしら。現実って控えめに言っても最悪よ?」
「そうかもな」
あながち間違っていないアセディアの煽りをスルーして肯定する。
夢の見過ぎで最悪の気分だ。
だがもう立ち止まるわけにもいかない。
「やらなくちゃいけないことができた」
訓練室の地べたに寝転んでいた自分の身体を起こして立ち上がった。
「ちょっと!イラーはどうするのよ」
「勿論、止めるさ」
俺の姉を従わせる力を十年前に有しているとすれば今の俺では敵わないだろう。
それなら、力をつけるまでのこと。
「俺は、犯人探し兼、復讐兼、脱獄の手伝いをしなくちゃいけなくなったから。
そのためのウォーミングアップだ。
それでいいだろ?」
「魔女を相手にウォーミングアップだなんて大きくでたわね」
苦笑するアセディアは、どことなく楽しそうだった。
「イクス、ごめんなさい。
あの刀を自分に刺せば、君が体験したことのようになるってわかってた。
けれど、会ってほしい人もいたし、その人が知ってほしい現実もあったらしいから」
「それはいいけど、俺の過去を知ってるのかよ」
果たして、その人物とは誰なのかは俺には一切検討がつかず、首を傾げるがそんな俺を見て彼女は苦笑した。
「あまり時間があるわけではないわ。
それじゃあ筆頭魔法協会に殴るこみにいきましょ。
けどその前に…」
なんかもうグダッてますねw
自分でもわかってます。
ですから感想という形で僕に力をください。
下手な状態で投稿する僕の罪を力に返させてくださいw
罪力をください!!
まあ前置きはさておき
今回もあんまり戦闘できませんでした
次はイラーとの戦闘がメインになりますねw
生暖かい目で見守っててください