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はじめましての事件?


初なので今回は全く推理ものになっていません・・・。


承知の上読んでくださるとうれしいです。

私は今、学校の屋上へと続く階段を上っている。

・・・そして屋上に出る扉の前に着いた。

-ギィー-

私は扉を開く。錆び付いているのか、妙な音がする。今は12月。一歩入ると当たり前だが、外のため寒い。

普段生徒はここにはこない。

・・・ある人物を探していないならば。

要するに私は、屋上にいるはずのある人物を探しているのだ。

辺りを見回す。すると、隅に寝転がっている男子生徒を発見。私は駆け寄ってみる。

「寝てる・・・?」

顔、は上に本を被せたままなのでわからない。が、髪は明るい茶色。Yシャツのボタンが第二まで開いていて、ダボダボの黒いカーディガンを着ているところから見て、私は探している人物がたぶんこの人だろうと思う。

と、突然強めの風が吹く。

「寒っ。」

私はとっさに身を屈める。胸元まであるミルクティー色の髪が顔に当たりくすぐったい。それと同時に、短くしたスカートから出ている足と、Yシャツを第二まで開けていて無防備な胸元が寒くて格好が馬鹿らしくなってくる。

寒いし、早くこの人起こそう。

私はそう思い、寝ている人物に声をかける。

「あのー。」

4、5回声をかけるとその人は怠そうに本を退けながら上半身を起こした。・・・整った顔をしていた。

「何?」

起こされたのが不満らしく、不機嫌そうな第一声。

「・・・神藤優先輩ですか?」

私は探している人物の名前を声に出す。

「そうだけど。・・・君、誰?」

3年の神藤優先輩。彼はこの高校のなんとなく有名人。

いつも屋上にいるくせに、成績は学年トップ。頭のキレが相当良いらしく、この人を知っている人は事件などがあると相談しにくるらしい。解決率は100%という噂。

「高2の霧里ゆりあです。」

自分の名前を名乗る。

「ふーん。で、俺に何の用?」

先を促される。

「・・・神藤先輩に探してほしいんです。私の友達を。」

私が言葉を発してからしばしの沈黙の後、くぁと1つ欠伸を漏らしてから先輩は言った。

「かまわないよ。でも見返りは?」

見返り・・・。考えてもいなかったため言葉に詰まる。

「ゆりあ。」

突然先輩が私の名前を呼ぶ。しかも"ゆりあ"って・・・。

「選択肢は3つ。」

言って長い指を3本立てられる。

「1つは金を払う。もう1つは諦めて帰る。最後は、俺の助手になる。」

お金は今月ピンチで払えない。諦めたくもない。だったら・・・

「助手に、なります。だからお願いします。」

「了解。・・・じゃ、詳しく話してもらえるかな?」

怠そうに先輩は言った。


私は先輩を連れて風の当たらない階段の踊り場に来てから話を始めた。

「5日前の事なんですけど、私の友達3人がこの学校の敷地内にある廃墟になった病院に夜、ふざけて遊びに行ったんです。その日以来3人は学校に来てなくて・・・。よく学校にこなかったり2、3週間家に帰らないことがあるので親は気にしてないみたいなんですけど・・・。」

と一通り告げる。

「親も心配してないみたいだし、よくあるんでしょ?なら平気なんじゃないの?」

先輩は言う。

「わたしも2日目の時点ではそう思ってたんです。でもいつもは3日程すると誰かしらから連絡があるんです・・・。でも今回は4日経っても連絡がないので、みんなで3人に連絡したんですけど、誰とも連絡がとれなくて。・・・こんな事初めてなんです。」

私は付け足しで説明する。

「ふーん。いつも3人から連絡がくるのはゆりあの携帯なの?」

「いえ、私だけじゃなくて学年の誰かに必ず・・・。」

「その3人はいつも一緒なの?」

「はい。」

「3人が家に帰んないときいつもどこにいるかわかる?」

「いいえ。でも・・・。」

私はここで話すのをやめる。

「でも、何?」

「いえ、全然関係のない事だと思うので・・・。」

「関係あるかないかは俺が決めるから。話して。」

「・・・はい。えっと、3人ともまた学校に来るとき必ず爪が可愛くなってるんです。」

「3人の名前と写真とかは?」

全く関係ないと判断したのか、完全に爪の話は無視された。

だから関係ないって言ったのに・・・。

などと思いつつ、私は携帯を出し写真を見せる。

「左から、星崎美帆。新川玲奈。井波くるみ。です。」

「へぇ。ちょっと誰かに今電話してみて。」

私は言われるがままに、3人に電話をかける。・・・が、やっぱり繋がらない。

「駄目、です。」

「だろうね。」

だろうね。ってわかってたんならやらせないでよ。

と、若干笑って言った先輩に言ってやりたい。しかし、そこは抑えて私は違う言葉を言う。

「あの、どうするんですか?」

「ん?明日か明後日には来るか連絡があると思うから、それまで待機。来なかったら・・・その時はその時。また考えるよ。」

怠そうに言われた。本当にそれで大丈夫なのだろうか・・・。と思ったが今日はもう帰れと言われたので私は帰った。


<翌日>

私はHRの開始のチャイムが鳴り終わると同時に教室に入った。

「霧里、遅刻だ。」

入るやいなや担任に言われた。

教室からは"ゆりあまた遅刻かよ。"とか"今月何回目よ。"といった声ガ聞こえる。

遅刻常習犯なんです、はい。

「すみません。以後気をつけられたら気をつけます。」

私は曖昧な謝りをして席に着く。

「むー、あと5秒ぐらい早く来れないの?したら遅刻じゃないんだよ。」

席に着くと前に座っている親友の海枝真希が私に言った。真希は私の"霧里"の"霧"を"む"と読み"むー"と呼ぶ。

5秒って・・・。

「それができたら遅刻してないのー。」

「そうでしたね。・・・てか、くるみ達学校来てるって。」

「嘘?」

「ほんと。」

くるみ達、とは探していた3人の事。昨日神藤先輩が言った言葉が蘇る。"明日か明後日には来るか連絡があると思うから・・・"

・・・嘘。神藤先輩の言ったことが当たった。

正直私は神藤先輩の噂には半信半疑だった。何もしないより。と思って相談しに行っただけだったのだ。

「じゃ、HR終わりにするぞ。」

担任の声で我に返る。私は終わると同時に屋上に行った。

-ギィー-

また錆び付いた扉が音を立てる。

「神藤先輩。」

屋上のどこかにいるであろう先輩に呼びかける。

「こっち。」

返答は直ぐにあった。私が声のする方へ行くと、勝ち誇ったような顔をした先輩がいた。

「・・・なんで先輩は3人が来るって分かったんですか?」

私は疑問をぶつける。

「俺は昨日ゆりあが帰った後3人が行ったっていう廃墟の病院に行った。そこで3人の携帯を見つけた。申し訳ないけど3人の携帯を調べてみると共通して[教室]っていう着信があった。そこの番号の場所を調べたらネイル教室で、たまに2、3週間の泊まり教室をやっていることが判明。これで爪が可愛くなってることと繋がる。その日程は3人がいなくなっている日と合致。俺はそこに電話して、3人に変わってもらって、一度学校に来るか連絡を入れるかするように言った。これが真実。」

先輩は話疲れたようにため息を吐いた。

「どうして、携帯が病院に?」

「当たり前だけど電気が通ってないから、携帯のライトを3人ともつけていた。でも、何かが動いた音に驚き病院を出た。驚いた拍子に3人とも携帯を落とした。だけど、怖くて携帯を取りに行くことができず、連絡もできなかったらしい。」

「なんだ、そういうことだったんだ。」

事件に巻き込まれたとかでなくてほっとした。

「簡単な事だよ。」

先輩はふっと笑う。

「私、無駄なことしちゃったんですね。」

すると

「・・・結果的にそうなったけど、俺はこうやって人を心配する気持ちがあることに意味があると思うけど。」

と先輩はいつものように怠そうに言い放ったのだった。



本当にすみませんでした!!



こんな意味不明でミステリーでもなんでもないもので・・・


ずっとミステリーっぽいものが書きたかったのですが、私みたいな単細胞のド素人には駄目だったみたいです。


最初は明るい感じでー。

とか馬鹿な事思って書いたのが駄目でしたね。

完全に自己満足です、はい。



今後はもっと勉強して、この作品の次の章からは良いものを書きたいと思います。(一応これ1章なんですww)



気長にそして優しい目で見守っていただき、お付き合いしていただけたら・・・。

と思います。(図々しいですね。)




最後にここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。

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