大喧嘩の果てに
マリンはミニィを蹴り飛ばしました。ミニィと激しく取っ組み合いになる中で、ミニィはマリンに向けて拳を振り下ろしました。
「あんたは私から大切なものを奪った!」
「うるさい!ゴミうさぎ、傷だがなんか知らないけど、ほらまだやられてんじゃないのよ。ほら抵抗できないじゃないのよ。」
ミニィはマリンに押さえつけられるとマリンはミニィの耳を引っ張り身体事地面に叩きつけました。ミニィの顔は腫れ上がっています。マリンの拳がミニィの顔に何度も当たる中ミニィはマリンの首を絞めようとします。首を絞められたマリンは今度はミニィを蹴り飛ばしました。そして何度も蹴って行くと今度はお腹を蹴るのでした。だがマリンがお腹を蹴ろうとした次の瞬間背後からケンタがマリンの頭部を金属バットで殴り付けたのです。するとマリンは頭部に傷を負いその場に倒れました。
「よくも、ミニィを傷みつけてくれたな、
お前、殺す!」
そしてケンタは気絶したマリンの胸ぐらを掴むと金属バットで何度も殴りつけました。するとマリンは動かなくなってしまったのです。恐らく死んでしまったのでしょうか。
隣で見ていたコウイチがその様子を見るとミニィの方を見て言いました。
「こいつさ、弱いくせに弱いものいじめなんかしてるからこんな目に会うんだよ。おい、そんなに女の子の事いじめて楽しいのかよ。もし次、ミニィになんかしたら俺たち本気でお前の事ぶっ殺すからな。」
気絶していたマリンは意識を取り戻した時、マリンの髪の毛をケンタが掴んでいました。そして金属バットを突きつけるとマリンに言いました。
「もう二度とミニィに近づくな。もし近づいたら次は本気で殺す。おい、僕には反抗もできないんだな。
わかったら、とっとと失せろ。」
「ヒィィ!!」
マリンは恐怖に怯えたのかその場を立ち去り逃げていきました。ミニィは痛みを抑えて立ち上がるとその様子を見たケンタが心配そうに言います。
「ミニィ、しっかり。大丈夫?ミニィを平気でいじめて、その上にここまでやるなんて、絶対にあいつだけは許さない。
ミニィ、大丈夫、僕が守ってあげるから。」
するとケンタの温かい言葉を聞いたミニィは泣きながらケンタに言いました。ミニィは泣きながらケンタに抱きつくのでした。
「うわぁんん、ケンちぃ、ありがとう。怖かったよ。」
「ミニィの事をこんなに酷い目に合わせるなんて、許せねえくそ猫だな、ミニィ、あのマリンって奴がまたなんか言ってきたら俺ら本気であいつをぶっ殺すから。だから俺達を頼れ。」
コウイチも強い励ましの言葉をミニィに投げかけるのでした。その時、クワガタが飛んできたのです。クワガタの妖精ではないでしょうか。その様子に気がついたケンタが言います。
「ようこそ、3名のお客様ですね、ヒノキ庭園の方へご案内いたします。着いて来て下さいませ。」
喋るクワガタの妖精を見たミニィが目を輝かせて言います。
「うわぁ、今度はクワガタの妖精さんだぁ。私達を案内してくれるの?」
するとクワガタの妖精は持っていた杖を振りました。するとその杖の力で目の前に馬車が現れたのです。その馬車は金に輝く馬車でした。どうぞとばかりに妖精はケンタとミニィとコウイチの3人を連れ込みます。そして馬車は動き出しました。
「なんだこれ、送迎付きなのか?」
「もう御伽話の世界みたいで素敵、これで王子様のお城の舞踏会とかに呼ばれちゃったりしたら私もうお姫様よ。」
「それは僕はなんか気に食わないな。」
ケンタがそういうとコウイチが冷やかすようにケンタに言いました。
「さては、ケンタはミニィが王子様に取られてしまうのではないかと焼きもち焼いているんだろう。」
「ば、馬鹿、そんなんじゃないよ。」
馬車に揺られて3人はヒノキ庭園に辿りついたのです。




