傷
ミニィの頭部には傷があります。その傷は実の母親から何度も殴られた傷です。ミニィの母はミニィを何度も殴り、酷い言葉を浴びせました。時にはミニィが血だらけになって傷が出来るとミニィは学校に行くたびに友達からいじめられていたのです。いじめっ子の猫はいつもミニィをいじめていました。
「おい、ゴミうさぎ、お前なんか、学校来るんじゃねえよ。
カス、お前の母親、ろくでなしだから、そんなんだからカス親の子供は、カスなんだよ。お前なんか死んじゃえばいいんだよ。死ねば。」
ミニィはいじめっ子を睨みつけて言いました。
「うるさい、あんたなんかにそんな事言われたくない。。」
すると生ゴミをミニィの頭にいじめっ子は被せたのです。それも何回も何回も、蝿が集り異臭がするゴミを被せて冷水を何度もかけていじめました。
「は???言い訳すんじゃねえよ。お前なんか、たかがうさぎだろ。頭が臭え、ドブうさぎだろ。いやドブうさぎより臭え、ゴミうさだろうがよ。お前の母親、お前の事虐待している馬鹿親なんだからさぁ.どうせお前の味方なんて誰もいないんだよ。」
するといじめっ子はミニィを何度も殴り付けました。ミニィは学校に行けなくなりました。家に引きこもって、でもその家も彼女にとって居心地の良い場所ではありませんでした。
ミニィには妹がいたのです。妹はミィという名でした。ミイを可愛がっていました。でもミイは母親に虐待されていたのです。いじめられた日もミニィは学校から帰ると傷だらけになったミィが倒れていました。ミィは母親からの虐待によるストレスで言葉を喋れなくなりました。
「ミニィ、あんた、また臭い匂い運んできたの?」
「ママ、これ以上、ミイに暴力を振るうのはやめてよ。なんで母親の癖になんで娘を愛せないんだよ。あんたのせいで、ミイはこんなに傷だらけになってもう学校に行けない、またいじめられた。ママのせいで、あたしは学校で親が虐待するだからゴミだとか言われて。」
ミニィの母親はどんと机を叩きました。そして包丁を持つとミニィの方へと近づいていくのです。
「うるさい!!私が悪いって言うの?
言ったよね、私は可愛がってあげているの?
そんな私に刃向かおうっていうんだったら、あんたの事、もっと愛してあげるから。ミニィ、あんたの黄色い身体、真っ赤にしてあげるから!!!」
「やめて!!!」
だが次の瞬間、ミニィは目を疑いました。ミニィの母親は包丁で妹を何度も滅多刺しにしたのです。そして狂気に笑い尽くすとその顔は一瞬にして怒り狂う母親の顔へと変貌しました。ミィの腹部から大量の血が出ているのです。その様子を見たミニィは恐怖のあまり叫びました。
「やめて!!!!!!」
はらわたを抉る程刺されたミィは変わり果てた姿で倒れていました。黄色いうさぎの妹は血液で真っ赤に染まっていました。次の瞬間母親はミニィに迫ります。ミニィを殺そうと恐ろしい表情で。咄嗟にミニィはその場にあった包丁で母親を刺し殺してしまいました。ミニィが8歳の時の出来事でした。ミニィは母親の遺体と妹の遺体を焼きました。骨になるまでそしてそのショックで記憶を失ってしまったのです。
原っぱで1人で立ち尽くしていたのです。
「私は親を殺した。妹も殺した。違う、あいつは親なんかじゃない。
「君、この辺に住んでいるの?」
ふとミニィに話しかける男の子がいました。
それがケンタとの出会いでした。ミニィは言います。
「うん、私はミニィ、あなたは?」
「僕はケンタ、最近この変に引っ越して来たんだ。」
「ねえ、助けて、私は、ママを殺してしまった。
妹を殺そうとしたママを。」
「え?何を言ってんだよ。冗談だろ?
君がそんな事をするわけないじゃないか。
君が、でも君の身体のその血は。」
「本当なの、私は逮捕されちゃうのかな、私は、」
「もしそれが本当なら君はそれを忘れるべきだ。記憶の中から消すんだ。そんな嫌な思い出を。僕が楽しい思い出を作る手助けをして上げるよ。」
「僕の家の近くに親戚がいる。そこに引き取ってもらうように言っておくから、その人達はとても良い人達だから。
君の新しい親だよ。ミニィ、君は悪くない。君を殺そうとしたその最低な母親より新しいお母さんに出会って人生をやり直せば君も救われる。」
「ありがとう。」
そしてミニィはケンタの親戚の家に住む事になってミニィの新しい母親と父親が彼女の両親になりました。ミニィとケンタが旅するまでの間に彼女は新しい両親に育てられたのです。




