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あとがき

 ふと、世の中には現実として不可解な事件が多いことに気が付きます。


 その中でも特に、児童を対象とした事件というのは卑劣極まりなく、特に嗚咽すら感じる一方で、これ程、未解決な事件というものもないような気がします。


 ミッシングチルドレン、というよりも「ロストチャイルド」と言った方が良いだろう、こうした類似事件というのは、過去、人類史で後を絶ちません。


 寓話、童話でも有名な『ハーメルンの笛吹』もペスト流行という感染からの隔離等の説という中世の背景を背負っているかもしれないが、その事件そのものの真相は中世の闇に沈んで、もう、歴史には浮かんでは来ないことだろうと思います。


 今回のロダンではこうした繊細な部分を、なんとなく提示するアプローチを軽重ライトというところに落ち込んでみたいと努力してみたのですがが、ちょっと論文みたいだったかもしれないと反省しつつも、こうした一連の未解決事件が少しでも解決できたらという、ひとりの人間道徳に寄り添い、切なる願いで書いてみました。


 何も、ライトノベルがこうした分野を扱ってはダメだという事ではないと思いますし、多くのライトノベル作家の方々でも、こうした『社会課題』を取り上げた作品がこれからもあってもいいと思う気持ちです。

 多くのラノベ作家さんの心理の中にも、こうした社会事件への憤懣やるかたないことへの憂いもあることでしょうし、それらが文芸に措いてなされることは、ある意味、影響力が高いライトノベルのジャナーリズム的側面の批判力として子供達への危険への認識としての期待をしてもいいかもしれません。


 唯、僕自身においては、ちょっとまだまだ努力が足りないのは承知の上ですが…、


 さて、本作は前編後編とあり、これから後編に続くわけですが、謂わば前編は人物の紹介に近いものがあります。

 後編もまた自分が少し研究したある意味妄想ともいうべき事にロダンと共にトライしたいと思います。


 寒くなる日が、多くなってきましたが、また皆さんの楽しみとしてこのロダンの後編が期待されることを願っています。


 それでは

 秋過ぎる宵闇寄る辺にて


 日南田ウヲ


 2024.11.27

 聖飢魔Ⅱ『害獣達の墓場』を聴きながら。

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