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第二十一話 俺たちのこれから

 あれから、通常通りに授業は行われた。集中なんてできるはずがなかった。それは俺だけではないだろう。あの場にいた小山内さん以外の全員が虚を突かれた。

 異能力自体は五年前に一度現れているのだ。それ自体に驚くことは少ない。

 ただ、今まで神秘のベールに包まれていた異能力の情報を、ああも容易く大量に公開するとは思ってもみなかった。

 今日の授業は先生でさえ、いつものキレのある喋りができていなかった。皆が皆、異能力とこれからの自分の未来を考えている。

 九十九日市外への移動の話。俺はどうするべきだろうか。慣れ親しみ、育ってきたこの土地を離れたくない気持ちはある。

 しかし、それよりも母さんの、仲間のみんなの安全が最優先だと考えている。みんなはどう思っているだろうか。

 みんなが全員、同じところに移動するというのは無理な話だ。離れ離れになってしまうかもしれない。そんなのは悲しい。

 一緒にいることだけが仲間の形ではないと自分を言い聞かせられるだろうか。みんなのことを考えるなら、俺は……。


「それでは、今日のHRを終了する。みんな、今日はいろんな情報が出てきて混乱していると思うが、みんなのこれからに繋がる大事な話だ。しっかりと家の方も交えて話し合ってみてくれ」


 途端にあたりが騒がしくなる。いつものような青春とか、そんな甘ったるい感じじゃない。再び始まった、いや、さらに酷くなったこの異常事態にみんなの心が揺れていた。


「ねぇ、あんたはどうするの?」

「お、俺か!? 正直まだどうしたらいいのか分かんねぇよ。お前の方こそどうすんだよ?」

「私は、今から他の場所でやっていくって大変なことだから、あんまり気が進まない」


 内容はやはりといったところか、小山内さんが最後に述べた話題で持ちきりだった。


「おっす、羽場。この話題、どう考えてる?」

「おっす、雲雀。俺は正直、彼女次第だ。大切な人が移動するってんなら俺も移動する覚悟はある。綾森、お前はどうするよ?」

「似たようなものですね。私には自分よりも大切な妹がいるので。妹がこの地を離れたくないというなら、危険でも妹の気持ちを尊重しようと思います」

「やっぱり、みんなもそんな感じか。俺もいつも一緒にいるみんなが、家族が、どうするかで決めようと思ってる」


 どうするべきか。その問いに対する答えのほとんどが、家族や友人次第といった人が多かった。無理もない。二年生の秋、この時期に転校するのは勇気がいることだ。

 それに、個人的な意見を言うのであれば、転校すれば周りに色眼鏡で見られる可能性は高い。こいつは実は異能力が使えるのではないかと疑心暗鬼に陥ってしまう人もいるのではなかろうか。それは、ここでもありうる話にもなってくるが……。


「あれ? そういえば黒峰はどうしたんだ?」

「黒峰か、今日は用事があるとかで先に帰ったぞ」

「何やら慌てている様子でしたので、急ぎの用事でもあったのでしょうね」


 黒峰、彼はどうするんだろうな。彼女や兄弟、姉妹はいないと聞いている。となると黒峰や親次第ってところか。

 普通に考えれば、親の方が決定権は強いからな。本当にみんなどうなってしまうのか。


「湊、話の途中悪いな。ちょっといいか?」

「ああ、明良か。みんなごめん、席を外すよ」


 羽場や綾森に見送られ、俺は明良と共に荷物を背負って廊下に出る。十中八九、異能力に関する話だな。

 明良、烈花、真白、星村とこれからどうするかを話さないといけない。でも星村は結局、今日は学校に来なかった。一体どこで話をするのだろうか。

 明良はひたすらに歩を進める。この方向は、一年生や三年生の教室じゃない。一体どこに向かっているんだ。俺は黙って明良に付いていくと、たどり着いたのは視聴覚室だった。

 ここも学年集会といったイベントごとでしか使われない部屋だ。場所も教室から外れたへんぴな場所にあり、滅多なことがない限り来ることも無い。何をするつもりだ。


「明良、一体」

「とりあえず俺が先に入る。湊は俺が入っていいよと、声で合図を送ったら入ってくれ」

「ちょ、どういう!」


 そう言い残して、明良は視聴覚室に入っていった。本当に一体何なんだ。合図っていつになったら来るんだ。この不思議な状況に俺は戸惑っていた。

 が、そんな時間はすぐに終わりを告げた。


「湊、入っていいぞ」


 一分もしないうちに合図が言い渡された。……俺は覚悟を決めて、恐る恐る視聴覚室のドアを開ける。


(こ、これは!)


 だだっ広い部屋の中にあるたくさんの椅子は、四つほどしか使われておらず、ガラガラな状態であった。

 そして、その四つの椅子に座っている人物は予想外の人物ではなく、俺が守りたいと願っている、いつもの四人だった。

 星村、学校を休んでいたと思ったのに、来ていたのか。それよりも……、俺が入ってきたというのに誰もが口を閉ざしていた。

 だが、その目はしっかりと俺のことを見据えている。静寂が漂っているかのように思えて、何かが変。異質な状態がこの空間を支配していた。

 

 ……違う。違う、違う、違う、違う、違う、違う、違う。何が異質だ馬鹿野郎!

 この場は!明良が用意してくれた、俺のみんなに対するけじめをつける場所だろう!

 だったらやることは決まっている。俺はあえてみんなのところに向かわず、みんなが見つめやすい教卓の前に立ち荷物を下ろす。一回、大きな深呼吸をする。


「まずは、みんな本当にごめん。勝手なことをして、命を落としかねない危険なことをして、みんなを不安にさせた。本当に申し訳なかった。言い訳なんてない、何を言われてもいい覚悟はできている。だけど、これからは、みんなに全部相談する。みんなと一緒に問題を解決する。だから、もしみんなが許しくれるのなら、これからもよろしくお願いしたい」


 俺は手を体の横につけ、深々と頭を下げる。気まずい沈黙が流れる。構わない。こうなることは分かっていた。言いたいことは全部言えた。

 後はみんながどう考えているのか。時の流れに身を任すしかない。


「……はあー、まあ及第点って感じね」

「いいんじゃないですか、みなさん。本人がこうも反省しているんですから」

「でも、雲雀くんなら、同じ状況になれば無茶しかねないと思うのだけど……、今はいいとしましょうかしら」

「ということだ、湊。もう頭を上げてもいいぞ」


 俺はみんなを見渡す。俺のことを見てはいるものの、先ほどまでの圧は感じない。許してくれた?ということでいいのだろうか。


「何ぽけーっとしているのよ。今から色々と話し合うから、こっちに来たら?」

「あ、ああ。分かった。みんな、本当にありがとう」

「感謝されるいわれはありません。許したということではありませんので」

「私も含めてどれだけ心配したと思っているのかしら。全ては今後の雲雀くんの行動次第ってところね」

「まあまあ、湊も言うべきことは言ってくれたんだ。お手柔らかに頼むぜ」


 みんなの元に合流する。前列の人が後ろを向いて、長い机を挟んで五人が向かい合う形となった(なぜか俺は真ん中に座らされた)。

 話すべきことはたくさんあるが、まずは俺のことだな。


「とりあえず、俺のことから話そうか。九十九事件に関することで、質問があれば何でも答えるよ」

「じゃあ私から。湊はいつの段階で、ショッピングモールの事件のことが分かっていたの?」

「みんなで週末の予定を話しあっているときには、すでに未來が視えていた。だから、俺はショッピングモールではなくてアウトレットで遊ぶようにみんなを誘導した」

「あのときからなんですね。……確かに、雲雀先輩も映画を見るためにショッピングモールを選ぶと思っていたのに、アウトレットを選んでいましたね」

「おまけに自分の見たい服があるという話だったのに、その様子もなかったものね。雲雀くんの、あのときの状態からして、ずっと事件のことを考えていたのでしょうね」

「というか、四人でモンブランパンケーキを食べてたときの話からすると、湊の視た未來ってのは、多分土曜日に遊びへ行かなかった場合の未来なんだろうな。それで一緒にいれば、その事件を回避することができるという算段だったんだろう」

「全部正解だ。本当に俺の視たものが現実になるのか分からなかったから、みんなで一緒にいることにした」


 態度で全部ばれていたか。カフェのときから怪しまれていたとはな。……みんなに全部相談するとか言ってはいるが、俺がみんなを助けるために死んだことがあることだけは隠しきらないと。


「湊、ちゃんと俺たちのことを頼ってくれ。役に立たないかもしれなくても、一緒に考えて負担を減らすことはできる。有言実行で頼むぜ」

「どの口が言っているのかしらね。能力者が現れたという話を隠していたのは西園寺くんも同じだと思うのだけれど」

「うっ!」

「そうよね。おまけに自分で全部背負おうとしていたのも、湊となんら変わりないじゃない」

「ぐっ!」

「勘違いされているようですが、西園寺先輩に関しても許したつもりはないですからね」

「ぐはっ!」


 吐血したんじゃないかと思うくらいの言葉のボディーブローが明良に炸裂した。どうやら明良もこっち側みたいだ。


「まあまあ、機密情報だろうし、お手柔らかに」

「「「何か文句でも!?」」」

「いえ、とんでもございません。続けてください」


 女性陣の鋭い視線が突き刺さる。明良、すまない。今日は俺と一緒に怒られよう。言い返せる立場では全くもってないからな。


「次は私です。雲雀先輩の異能力は未來予知なんですよね。どういったものか説明してくださいませんか」

「ああ、俺の異能力は小山内さんの言うところの上手く扱えていない方で、どうやって未來予知ができたか分かっていない。能力としては、未来の映像が追体験するかのように頭の中に流れ込んでくる。詳しい会話やどの経緯によってその未来にたどり着くかは推測で補うしかない。かなり扱いづらい異能力だ」

「それでも、未来を変えられる可能性を持っているって、とんでもないことですよね。発動条件のルールは分かりませんが、条件は厳しいものじゃないんですかね」

「それよりも、どこから、どこまで未来を視れるのかが気になるわね。少なくとも、雲雀くんの行動から良い未来が視えているとは思えづらいわ」

「それは……」


 俺は一瞬悩む。本当の異能力じゃなくても死んだところまで視えているというのは、伝えていい情報なのか。俺の本当の異能力を勘づかれるかもしれない。

 ふと明良と目が合う。これは話せって言ってるな。まあ、明良には打ち明けているし、隠しきれるものではないか。


「一回しか発動していないから、何とも言えないけど、どこから視えるかは分からない。でも、どこまでというならば、俺の未來予知は俺が死ぬ寸前で途切れていた」


 女性陣が目を見開く。雰囲気がガラッと変わるのが俺にも分かった。


「つまり、湊は男に殺される場面を見せられているのに、ショッピングモールに行ったってこと? 自分が死ぬかもしれないのを分かってたってこと?」

「そうだよ。本来なら戦う気はなかった。けれども、そういう状況にはならなかった。俺の母さんが狙われていたから」

「……雲雀くん、新参者の私が言うのもあれなのだけれど、危ない状況に一人で突っ込むのは辞めて。指をくわえて、無事かどうかを祈るしかない私たちのことも考えてほしい」


 星村の表情は変わっていない。ただ、怒っている感じがひしひしと伝わってくる。もしかしなくても、ここがボーダーラインなのかもしれない。触れてはいけない逆鱗の……。


「分かってる。今度からは無茶はしない。危ない状況になったら、自分の命が助かることを考える。そうならないように、みんなに相談する。これで、いいかな?」

「いざとなったら無茶をするのでしょうけれど、今は納得するしか無さそうね。ふうー、……そうさせないためにも私も頑張るしかないわね」


 そうか。星村にも異能力は発現している。その詳細を俺はまだ知らない。一体どんな異能力なんだ?


「今度は俺が質問をしていいかな。星村の異能力はなんだ?」

「私の異能力、それは、……呼吸を止めることを条件に、空気を操ることが出来る異能力よ」


 ……無難に強くないかそれ。発動条件は割かし簡単だし、使い勝手もよさそうだ。というのが第一印象。正直かなり羨ましいぞ。


「なるほど。異能力はいつ、どんな風に発現したんだ。その感じだと、情報が流れ込んできたタイプか?」

「そうね。日曜日の朝にいきなり情報が流れ込んできて、異能力が使えるようになったわ。上手く扱えているかは分からないけどね」

「星村先輩、その、よろしければなんですが、異能力を使っているところを見せてくれないでしょうか? 単純に、ちょっと見てみたいです」

「確かに、私も見てみたいかも。ねぇ凜、この場で使えたりする?」

「まあ、少しくらいならここにいる人以外には、ばれないかしらね。いいわよ。見せてあげるわ」


 そう言うと、星村は大きく息を吸い、呼吸を止める。次の瞬間、締め切った部屋の中を風が舞う。すごいな、本当なんだ、って。


「ちょちょちょ! 星村やりすぎだ! 視聴覚室が大変なことになってるぞ!」


 明らかに風圧が凄まじいことになっている。まるで風が強い日の外みたいだ。下手すりゃ傘が裏返るレベルの。


「っふうー。あら、やっぱり威力が強いわね。まだ、精密なコントロールはできないのよ」

「……凜、そういのうのは前もって言っておいて」

「か、髪がぐちゃぐちゃですよ」

「……とりあえず、女子は化粧直し、俺と湊は片付けだな」


---


「一応、元通りにはなったな」

「ああ、なんとかなったぜ」

「みんな、ごめんなさいね。悪気があったわけではないの。てへぺろってやつね」

「……凜?」「……星村先輩?」

「ごめんなさい。少し、いえ、かなり調子に乗ってしまったわ。本当にごめんなさい」


 あれから荒れに荒れた視聴覚室を直すのに結構時間を使ってしまった。色々と話したいことはあるだろうが、次の話題で最後になるだろう。


「こんなことの後にする話ではないが、ちゃんとしておかないとな。湊、烈花さん、千代ちゃん、星村。九十九日市から移動する気はあるか?」


 そう、これが一番大事な話題。俺たちのこれからに繋がる大切なこと。まずは、俺から意思を伝えるか。


「俺から言うよ。俺はできれば離れたくない。慣れ親しんだこの街を出たいとは思わない。それでも、みんなの安全がきちんと確保できるのであれば、移動してみてもいいと思う。悲しい話ではあるが、みんなの命が最優先だ」


 みんなは黙って考え込んでいる様子だった。無理もない。星村も加わって、もっと楽しくなりそうなこの時期に、離れ離れになろうと言っているのだ。俺の意見を聞いて、考えるのは自然なことだ。


「次は私が言う。私は三年生のこの時期で、受験も控えてる。環境を移したくない。そもそも私が入ろうと思っている大学は、この県の国立大学だから。今の場所からなら電車で通える距離だし、九十九日市から遠く離れた場所には行こうと思わない」


 烈花のいうことはもっともだ。受験を控えたこの時期に環境を変えるのは厳しい。二人目、烈花は移動しないという選択だった。


「次は私が言うわね。私も移動しないわ。近い親戚はこの九十九日市周辺にしかいないの。それなら移動してもあまり変わらいかなって感じね。新しい場所に移るのは大変だし、私は異能力を発現してしまったから、正直、このまま移動というのは難しそうだわ」


 星村の言うことも分かる。俺は母方の祖父母の家が遠い場所にあるので、そこに移る選択肢があるが、そうもいかないとなると大変だよな。

 第一、異能力が発現しているなら、ここで色々と見てもらった方がいいとも思う。難しい話だ。


「次は私が言いますね。私もようやくこの学校に馴染んでクラスの友達とも仲良くできています。それは先輩たちのおかげです。先輩たちのいない場所で一から新しい関係を作るのは私には難しいです。それに先輩たちとこのまま離れ離れは嫌です。だから私も、移動したくありません」


 真白……。俺たちのことをそこまで考えてくれていたのか。これは、俺の方に覚悟が足りていなかったかもな。みんなを守るという覚悟が。明良、お前はどうなんだ?


「最後に俺だな。俺はみんながここに残ることが正解だと思ってる。最初の異能力事件だって、こことは違う場所で起きてん挙げてくれだ。どこでだって事件は起きるときには起きる。それなら異能力への対策がしっかりしている九十九日市に残ったほうがいい。湊の言いたいことも分かる。でも、みんな離れ離れで誰かが事件に巻き込まれたとき、何もすることができなかったってのは嫌だな」

「っ! 明の言う通りかもな。今回の九十九事件も俺がいたから母さんは無事だった。何かあったときには駆けつけれる距離にいてほしいかもね」

「湊、だからって無茶していいって話ではないんだからね」

「はい……。分かってます」

「じゃあ、俺たちはこのまま移動せずに、この九十九日市に残るってことで決まりでいいか? いいなら手を挙げてくれ」


 俺以外の四人がすぐさま手を挙げる。その手は真っすぐ天井に向かって伸びていた。みんなの覚悟は決まっている。なら俺が上げない理由はなくなった。

 遅れて俺も手を挙げる。色々な感情の混ざったそれぞれの手はまるで、選手宣誓のように、俺たちの絆を誓っていた。


「うし! 湊の賛同も得られたことだし、これからどうすっかねぇ。そろそろ時間的にもお開きってところだが、実は俺に一つ提案がある」

「提案? 明良、何の提案だ?」

「俺たち、この五人で異能力研究会というグループを作らないか?」

「へっ? 異能力研究会?」

「どういうこと明良? 部活でも作るつもり?」

「いや、そうじゃねぇ。同好会みたいのを作っておくと便利かと思ってな。これからも星村の異能力を研究したりするために集まるだろう? 湊の家に何度もおじゃまするのは迷惑だからな。それに、みんなで行動しといたほうが安全だと俺は思ってる」


 九十九日市高校は部活がたくさんあるが、少数ながら同好会も存在する。同好会には部室を与えられていない代わりに、必要であるならば空き教室を貸してもらえる。


「いい案だな。とはいえ、異能力を使うのは控えたほうが良さそうだ。騒動になれば、停学処分もあり得るし」

「そうね。どこかで練習できる場所があればいいのだけれど。そうもいかないわね。一旦、そういうことにしておきましょうか」

「異能力を使えないとなりますと、何をすればいいですかね。情報を整理するとかですか?」

「それは、やっている内に考えていけけばいいだろう。みんなが賛成なら、俺が先生へ秘密裏に申請しとくわ。西園寺の特権を使ってな」

「確かに、この五人で活動していくなら、誰かが入部するのは困るかも。人数が増えれば安全の管理も大変だし、明良にお願いしちゃおうかな。みんな賛成でいい?」


 みんなが一斉に頷く。こうして形だけではあるが、五人による異能力研究会なるものが立ち上がるのであった。

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