薄暗さの中から
自分の部屋は
わざと薄暗苦している
となりの部屋には燦々と
光りが入り込んで来ているのに
陽の当たる場所へ移動すれば良いだけのことなのに
私は この部屋からは
移動しようともせずに
居座るような感がある
明るくしようと思えば
天井の灯りのスイッチを
引くだけのことだ
なのに薄暗さが好きなのだろうか
確かに明るい場所は
疲れてしまう
少しだけ暮らさが心を
落ち着かせてくれるから
ありがたいことだ
それでも明るい光りには
憧れを抱いてはいる
いつかは陽の当たる場所へと移動したいと
自分の心が感じているようだ