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ムーンゲーム・リインカーネーション  作者: 剣葉
第一章 混沌ノ拍動ト蓋世ノ血巫女
43/50

薄明ノ雪ハ露トゾ消エル-1

皆さん遅れて申し訳ない………!

二週間ぶりの投稿です。






 さて、目を覚まして時計を見ると午前5時。

 あれ?ちょっと寝過ごしちゃいました。アラームかけるの忘れてましたね……。



 カーテンを開けるとまだ薄暗い街並みが見えて来ます。濁った色をした空模様。まだ雪が降ってますね。この季節で雪が降るって、異常気象ですよねぇ……。世も末でしょうか。

 陽が出ても止まなかったら洗濯物は部屋干しにしましょうか。最悪日の出より前に潜ってるかもしれませんが。



 6時にはログインできるように努めますか。

 あ、そうだ。今日の正午頃から配信すると報告しておかなきゃ……。少しズレるかもしれませんが、その時のゲームでの時間は深夜0時です。紫乃達のことだから、集まって即出発するんじゃないですかね。それに月が出ている間に天啓の森に向かうのなら、時間も結構ヤバい。集合時間を1時間くらい早めた方がちょうど良かったかも。全員がログインしているなら聞いてみましょうかね。



 食事は不健康なものは取りませんよ。カップラーメンとかは体に悪すぎます。

 ささっと冷蔵庫にあるもので作って食べます。紫乃達との集合前に昼食は摂ることになると思うので、ついでに簡単な食事でも作っておきましょうか。



 目玉焼きや何やら作って席に着く。

 決して豪華とは言えない食事を口に運びながら、ふとテレビを点けてみる。




『東日本では、この降雪の影響で高速道路は一部通行止めとなっており、スリップ等による事故も多発しています。死者も出ており────』




 一番最初に出てきたのはごく普通のニュース。チャンネルを色々変えていますが、この雪についてやってる所が多いですね。他番組では原因について専門家の方が高説を垂れ流し、延々とそれらしい事を並べていましたが、それ、分からないと言っているのと同義なんですよね……。




『次のニュースです。日本に世界的に有名な歌姫が────』

 

 


 リモコンの電源ボタンを押して傍に置く。やはりつまらない物しかありませんでした。世の中はこれだけ技術が発達しても、人間のすることは変わらない。これくらいで惨めになるような思考は止めにしますか。



 さて、準備もほぼほぼ終了したので潜りますかね。

 次に出て来るのは4、5時間後なので、照明やカーテンに気をつけて……。

 《SOMNIUM》を手に取り、ベッドの上に寝転がりました。






 ◇・・- ・-・-・ -・・・- ・- -・・・ --・-- -・-・- ・・ -・- ・・・ ・・-◇






「こんばんはー、で合ってましたよね?」

「あ、ニーヴィスちゃん。こんばんは。ちゃんと夜ですよ」




 《WMO》を起動させた直後。自分のホーム、白夢の黒雪霧楼にやって来ました。数時間前と変わらない視界ですが……なんか数時間前にログインした時に寝ていたベッドの上が、少し雑になっている気がする。

 で、何故当然のようにルナリア様がいるんですかね……?



 オフェリア様の姿が見えませんが……自分の部屋に戻ったのでしょうね。というか、オフェリア様の対応が正しいと思います。まあ、絶対にここに残ることが分かっていたので確認せずにログアウトしたのですが……。これはもう諦めることが大事。神に気に入られた者の宿命だと、この前オフェリア様も遠い目をしていましたしね……。




「オフェリアちゃんなら自分の部屋で寝ていますよ。ニーヴィスちゃんのドレスと剣をはりきって作っていましたから」

「じゃあ、起こさない方が良いですかね……?」

「………!そうですね!寝かせておいてあげましょう!」

「………なんか欲望に塗れた目をしていません?」

「そ、そんなことありませんよ!私のこの純粋な目を見てください!」

「女神とは思えないほど色欲に溺れた目をしています」

「何でバレたんですか⁉︎ 幻像とか隠蔽とかの魔法をありったけ使ったのに!」

「いや、カマかけただけですけど。って、本当にそんな目してたんですか。……………うわぁ…………」

「お願いですぅ……引かないでぇ……ぐすん」

「はいはいはい、嘘ですよー(カマかけるまでもなく知ってたんで)」

「………なんか釈然としません」




 思わずクスッと笑ってしまいます。

 こんなやり取りも久しぶり……というかしてましたっけ?猫を被るのに夢中でおぼえてませんでした。思い出すと悲しくなる。今日会う時はそういうの気にしなくていいですからね!存分に楽しみましょう。




「……ふわぁ〜あ……ルナリア様……おはようございます……」

「あ、オフェリアちゃん、おはようございます。もう夜ですが。ニーヴィスちゃんも来てますよ」

「え?…………えっ、ちょっ……コホン。お主もう来たのか……(道具の作成の為に大人になっていて良かった……)」

「お、おはようございます?」

「ああ」




 私の【霏刻の氷鍵】で出現する扉の色違いが出現し、中から眠そうに目を擦りながら出て来るオフェリア様。お仕事ご苦労様です。頼んだのは私ですが。オフェリア様の再起動までの時間が長かった気がしますが、気にしないで良いでしょう。




「剣とドレスが完成したぞ。まあ、その所為で大分疲れておるのじゃが……」

「す、すみません!」

「別に構わんぞ。時間止めて五日くらい徹夜しただけじゃしな」




 魔法の無駄遣いをしている気がする。そんなことで時間止めます?そこまで本気で作ってくれるのは嬉しいんですけどね……。ガチ過ぎて引きます。何かお礼でもしましょうか。




「もう出しても良いか?かなりの自信作ができたんじゃが……もう少し希少(レア)な素材を使ったら更に強化されていたであろうな」

「あ、一応素材に見合う効果にはなっているんですね」

「あれが、素材に見合っている、ですかー」

「え、どんな能力になったんですか……まさか、渡した素材を全て入れ替えたとかありませんよね?」

「もらった素材以外は使っておらんぞ。その分本気で作ったが……予想外な程に強化されてしまったぞ。当然神器には劣るがな」




 え?本当ですか? でもまあ、自分で獲った素材で作ったものなら良いでしょう。流石に人の素材で作られた武器や防具を使うのはな……。色々面倒になりそうですし、それにフェアじゃない。なんなら《Valkryies》に落とされそうな気がします。




「では、出すぞ」

「あ、台を出しますね」

「気が利くの。先ずは剣からじゃな。っと」



 【雪月の霞夢】で創り出した台の上………というか特に何も考えずに出したのに、その上に鎮座する剣に似合った台になってますね………。その上にオフェリア様が取り出した漆黒と純白の鞘に入った二振りの剣。黒い剣からは何か黒い靄のようなものが出ており、白色の剣からは冷気が発せられています。冷気と言っても他二人は全く気にしていないので分かりにくいのですが、触れれば氷系の状態異常になりそうなくらいは冷たいです。種族的にそもそも体温が低いので、適温と考えてしまう自分がいる。



 どちらも気にならない程度の装飾が施されています。………センス良いですね、オフェリア様。黒の方には紫と紺色で月や雲。白の方には水色、紫で雪の結晶や薔薇が描かれてますね。鍔と柄の部分もかなり凝っています。





「さて、鑑定をする前に、お主にはこの剣を鞘から抜いて欲しいのじゃが……」

「……? 鑑定の前に、ですか?別に良いですけど……」




 オフェリア様に促され、白い剣を手に取ってみる。まるで氷のように冷たい。細剣(レイピア)とまではいきませんが、かなり細めの剣ですね。

 水色の宝石が埋め込まれた鞘から、一気にこの剣を抜き取る。シャッという凛とした音と共に、冬の寒波のような冷気と不純物が一切混じっていない白をした剣身が現れました。



 ………?剣を抜いた途端に雪の結晶が集合して行くエフェクトが……。

 エフェクトが消え、明らかに冷気の温度が下がりました。触れた先から凍ってしまいそうな程。氷点下はとっくに振り切っています。




「やはりか!ここまでの物を作ったのは初めてじゃな……。急かして悪いが、鑑定をしてくれぬか?」

「は、はい」




 オフェリア様がやり切ったという満足そうな顔をして、さも嬉しそうに頷いています。ルナリア様もニコニコしています。興奮しているオフェリア様に鑑定を勧められたので発動させますか。





▼ ▼ ▼


〈武器〉雪華剣 フリースヴェルグ ☆

 耐久  ∞

 効果  筋力+250

     器用+400

     《成長共有》

     この剣を振った場所に氷属性ダメージ、確率で状態異常:凍結、凍傷、極寒を与える冷気を放つ。

     冷気は暫く滞留する。

 所有者 ニーヴィス

 製作者 オフェリア・セラ・ランペルス



 周りを冬に変えるその剣は、万物を凍てつかせる夢を見る。

 氷像の鷲は主人の為、雹となり降り注ぐ。


▲ ▲ ▲







 強化値は順当ですかね。三桁。今日も平和です。

 いや、感覚が狂っていますが、普通のプレイヤーは筋力ボーナス100の鉄の剣を見ても発狂しますよ。常識は未だ未だそんな感じです。その常識もこの世界の平均レベルの前に、すぐに狂うと思いますが。



 私の戦い方に相応しく、器用が重点的に強化されています。こういう物で物理攻撃力が上がるのは理解できるのですが、器用や敏捷が上がる理由がよく分かりません………。『魔法』という言葉で全て片付けられるのって便利ですね。幻想世界(ファンタジー)にこの辺りを疑問に思うのは野暮という事ですか。



 サラッと紛れている《成長共有》とは、所有者のレベル等が上がると共にそのアイテムの能力も向上するというものです。前作でも、ユニークアイテムを作るのならば《成長共有》が出るまでリセマラしろ、と言われる程重要な能力ですね。流石オフェリア様。抜け目無いです。




 それにしても、この剣の冷気、普通に害悪では?

 氷属性の即席ダメージ、行動阻害として有能な凍結、火で温めても治らず、効果も大幅に上昇した上位互換の凍傷、外界の低い気温に身体が耐えきれずに起こる、身体萎縮、視覚阻害、スリップダメージの極寒。これが重なるんです。複数人で戦うときにはFF(フレンドリーファイア)に注意が必要ですが、ソロでする限りは耐性があるので好き勝手振るっても問題なし。挙動も確認しておきたいですね。



 おっと。ルナリア様達が会話をしていますね。




「オフェリアちゃんも準神器を作ることができましたか……。成長が嬉しいです」

「完成した際に命名権が妾に無かったからのぉ……。かなり驚いたのじゃ」

「あんなに本気なオフェリアちゃんを久し振りに見ましたよ。流石亜神ですね」

「ん?どういうことですか?」




 準神器?

 そのまま捉えるならば、神器に準ずる物……。

 分からないことがあったら即座に聞くか調べる!これ、大事です。




「神の力の影響を受けた神器には、必ず異世界の神や幻獣などの名前が付いているんですよ。この剣は先程覗き見た時は名前が無かったんですよね。アイテムの命名権は製作者にあるのですが、オフェリアちゃんも名前が付けられなかったんです。もしかして、と思ったのでニーヴィスちゃんにこの剣を抜いて貰ったのですが……当たりでしたね。名前が出てきました。このような武器は将来、神器になれるだけの力を秘していると言われ、準神器と呼称されます。」




 慥かに、テキストがどう見ても成長フラグですね。

 この剣についている名前を聞いたことがある気が………北欧神話でしたっけ?


 その異世界って私達の現実世界ですかね……。

 神の数がおかしいんですよね……私達の世界は。神器の名前には困りません。

 クトゥルフ神話の神の名が付いた神器なんて、もしあったら見たくない。見る前から嫌悪感を抱いています。SANチェックをするのはTRPGだけで良いんですよ……。




 

「次はこちらの剣じゃな」

「はい。では、早速……………え?」







 黒い剣を手に取り、先程と同じように鞘から抜きますが……。

 この剣に()()()()()()()()







 私がこれを持った途端、黒真珠のような透明感を持つ柄から、剣を抜く前から見えていた黒い靄が吹き出しました。これはさっきの命名の儀式のようなものの影響だとは思いますが……。

 ………何ですか?この剣。というか、どうやって鞘に収まっていたんですか?




「あっはっは!その顔が見たかったのじゃ!」

「一回見せて貰いましたが、かなり凄いですよねぇ……その剣」

「鑑定をしてみるがよい。それが妾の最高傑作じゃぞ……」




 困惑している私を他所に、更にテンションを上げているオフェリア様。

 まあ、鑑定しますか。







 ▼ ▼ ▼


〈武器〉繃黒剣 ヴェズルフェルニル ☆

 耐久  ∞

 効果  筋力+130

     敏捷+50

     器用+400

     《成長共有》

     剣を伸張、屈曲、分岐させることができる。

     影の中を通って離れた所に影の刃を出すことができる。

 所有者 ニーヴィス

 製作者 オフェリア・セラ・ランペルス


 月光の檻の中に籠るその剣は、暁光に照らされる夢を見る。

 黒き地に臥せる鷹は主人の為、影となり襲いかかる。


▲ ▲ ▲







 ………えーと、ちょっと待って。

 ああ。これは……成程。




「ふっふっふ。剣身が出るように念じてみよ」

「えーと、こうです、きゃっ⁉︎」

「ニーヴィスちゃんの貴重な悲鳴……時間を遡って録音っと……」




 とりあえずオフェリア様に言われた通りに念じてみたのですが、あまりにも急に剣身が出て来るものですから驚いてしまいました。ルナリア様は放置。弱みを見せてしまった自分が悪いのですから……。


 現れたのは光剣のように透き通った刃。但し、黒みがかったその剣は、動かす度にゆらゆらと揺れています。これは……あの蛇さんの影の刃でしょうか。




 ………念じたら剣身が現れた、ということは、操作方法もそういうことですよね!




「こんな感じかな?」




 心の中で念じると、すぐさま倍ほどの長さに伸びる黒剣。その他、洋刀(サーベル)のように曲げてみたり、剣を途中で枝分かれさせてみたり。振る直前に無数の棘を出してみたり。



 これが繃黒剣、ウェズルフェルニルの一つ目の能力のようです。

 剣身の形を心の中で念じた通りに変形させられます。しかもノータイムで。


 一通り試してみたのですが、一応長さの制限はあるようです。

 いや、長さというより体積と言った方が良いですかね。

 感覚でしかないので正確には分かりませんが、長さだけを伸ばすならば二十メートルは行きそうです。


 それに、硬度も変えられるようです。

 ただ、最高の硬さでも、受けると簡単にへし折られそうな程の硬さですが。

 ユニークなので不壊が適用されないかな、とも思ったのですが、直感的に刃は適用範囲外だと察しました。本体は柄のようですね。よく見ると宝玉が埋め込まれていました。



 それでも鋭さは随一の模様。

 剣でへし折りに来るならどうとでも対策は取れますからね。殺傷力があるなら十分です。



 しかし、これ、私の周囲約十メートル以下が絶対領域になりますよね。

 パリィで軌道をズラすことも不可能。剣を曲げるか枝分かれさせれば良いのですから。

 回避のしようがありません。

 《成長共有》もあるので、この範囲もどんどん広がることでしょうし。



 しかも、まだ能力があるみたいなんですよね……。

 これ、本当に神器じゃないんですか?




「おおー、使いこなすのが早いですね!」

「流石じゃな。正直、雪華剣の影が薄くなりそうな気がするのじゃが……」




 約二名の保護者が私を観ながら感嘆の声を上げています。発想力は私の持ち味ですからね!応用が可能な能力は大歓迎ですよ。こちらばかり使っていると、雪華剣がちょっと可哀想になってきた。



 さて、もう一つの能力も確かめてみますか。

 影を通って、遠距離に刃を届かせるような能力………。なんか何処かで聞いたことがありますね……。



 それは一旦置いといて、この空間。

 全体が明るいので影と呼べるものがありません。

 影を通るとあるので影がないと本末転倒。

 大きな物もないですし……何か出してみますか。



 【雪月の霞夢】で壁を出してみました……が、この空間の全ての場所が光源のようなので影ができません。かまくらみたいにしても中が明るくなってしまいます。ベットや台の影がない時点で気付くべきだった。




「と、いうことでルナリア様お願いします」

「了解ですっ!転移!」




 ルナリア様に頼み込んで別の空間に転移させて貰いました。

 

 やって来たのは見覚えのある草原。そう。あのチュートリアルでウルフと戦った草原です。

 ルナリア様が到着直後に何かを行っていたので、生い茂った草は既になく、花が垣間見える芝生のような地面に、樹木ちらほらと見える景色に様変わりしています。



 この世界は、下界の様子を忠実に再現した世界。魔物等が神界の中で唯一存在できる空間だそうです。

 地形などに加え、季節、天候、一日の周期を変えたりすることもできるそう。




「はい!ここなら大丈夫でしょう!」

「ありがとうございます。ルナリア様」

「⁉︎…ウッ………」



 まあ、はい。サービスとして微笑を返してあげたら、ルナリア様が奇妙な呻き声を上げて倒れてしまいました。

 なんか、画面の前で尊いとか言ってる方にノリが似てませんか?

 当然のように放置して、能力の確認を行います。



 擬似太陽が昇る中、丘陵にポツンと立つ木の影に近づきます。




「えーと……これはどうすれば?」

「剣の鋒を当てて、剣を潜らせるように念じれば良いぞ」

「あ、できました。で……こういうことですか!」




 長く伸びた影に黒繃剣を当てると、剣身が暗闇の中へと潜って行く感触がありました。

 この影をどこへ出すか操作すると、離れた所の影へと刃が顔を出しました。




「これ、湾曲させて出すこともできるんですね……」

「そうなのじゃ。一つ目の能力を使った状態で、出すことができるというのも強みじゃな」




 螺旋を描いて出現する影刃。伸張、屈曲、分岐といった一つ目の能力を使った状態で使用が可能でした。ただこれ、集中力を使いますね。それ以外もデメリットがありそうなんですが……。




「この能力の欠点は五つあるのじゃが、一つ目に影が無いと使用できない。二つ目に影が繋がっていなければ刃を出すことができない。三つ目に影刃の出現に時間がかかる。四つ目にその影が薄ければ、出現までの速度と威力が減衰する。五つ目に剣を実体に写された影に当てていなければ継続して操作ができない。この五点じゃな」

「そうですか……()()()()()()()()()()()




 オフェリア様がそのように説明してくれましたが、その程度ならば特に問題はないでしょう。影がないと使えないのは前提条件ですが、影刃の出現の遅延は、偏差を計算すれば良い。操作の継続については……。




「………正気か?お主」

「ふふふ。操作が継続してできないのならば、予めプログラムして撃てば良いんですよ。こんな風に」




 黒繃剣を地面に掠るように振ると、遠方にて勢いよく天を向き、現れる黒き槍。

 更に、その剣からハリネズミのように無数の方向に向かって細い針が出現しました。


 この間、黒繃剣は空中にあります。

 剣が地面に当たった瞬間に、これらの軌道や動作を決めて、影の刃に詰めておきました。

 少しでも長く刃が残るように、掠った一瞬に折りたたむようなイメージで膨大な長さの影を送っています。




「………何というか、規格外じゃな。お主………」

「お褒めに預かり光栄です」




 夕焼けの橙色の光に照らされながら、ニコッと黒い笑みを浮かべてオフェリア様に謝意を述べます。

 でも、一番凄いのはこんな剣を作ったオフェリア様ですよ?




 



 伸びていた樹木の影は、遂には周囲の闇と区別が付かなくなり融けてはじめていました。








 ※ ルナリア様は放置されてます


 防具まで行きませんでした……すみません……

 それと、20000PV、3000ユニーク、評価ポイント300ptを達成しました!

 応援ありがとうございます!


 それと、ご報告です!

 何故この話を短くしたかというと、これからこの小説の大規模改稿を行おうと思ったからです。

 読み返してみると、かなりミスなどが目立ったので……。

 改稿と言っても、ただの誤字修正と大幅加筆です。物語の進行に一切影響はございません。

 後回しにしていた情報を追加しようかな……と。

 全話の改稿が終了次第、活動報告にて変更点や特に加筆した話をまとめて上げておくので参考にしてください!

 


 次話は明日に作者の余力があれば……。

 面白い、毎秒投稿しろ、『二 週 間 ? ど う い う こ と だ ?』、という方は、評価、感想、ブックマーク、レビュー等、是非お願いします……!(懇願) 

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