黄昏ノ寧日ハ日没ヲ見ル-2
昨日は投稿できなくてすみません……
さて、ステータス確認に移りましょうか………ん?
見覚えある様な扉が出現しました。
樹木があしらわれた彫刻。色は緑がかってますね。ドアノブからガチャリと音がします。
「おお!ニーヴィス!お主来ておったのか!」
「あ、オフェリア様。お久しぶりです」
その扉から、金髪を靡かせてオフェリア様が入って来ました。
何日ログインしていませんでしたっけ?他のゲームの大会に出ていたので、暫くこっちに来れなかったんですよねぇ………。因みにその大会は平日の深夜です。学生には辛い。あ、勿論優勝しましたよ。早く寝たかったので高速で終わらせました。
本日は金曜日。初プレイ以降、一回もログインしていませんでした。リアル五日は空いてます。リアル一日=《WMO》での四日だから、四かける五。二十日はこっちの世界を留守にしていますね。
「というかオフェリア様、入れるんですね………この部屋」
「ん?ああ、別にお主が本気で嫌がれば入れないぞ。ルナリア様でさえな。因みに部屋とこの扉のスキルは神の使徒は全員持っておる。スキルの名前は違うが」
ああ、そうなんですね。だからデザインが違ったのか。
…………ルナリア様ブロックしておきましょうかねぇ………。
「ちょっ!やめてよニーヴィスちゃん!」
「ああ、ルナリア様がお主を抱こうとするのは止めておいたのじゃが………目を離した隙にお主そっくりの抱き枕を造っておった」
「⁉︎」
「お、オフェリアちゃん!バラさないで下さいよ!黙っといてとお願いしましたよね⁉︎」
………なんかルナリア様が入って来た扉から一瞬怪しい物が見えたのは幻覚じゃなかった様子。ルナリア様ぁ?神にも法律を適用して欲しい。
「ヒッ!ご、ごめんなさい、ニーヴィスちゃん!つい、出来心で……もうしませんからぁ!」
「あ、そのセリフ妾の人形造られた時にも全く同じこと言っておったぞ。勿論嘘だった」
「オフェリアちゃん⁉︎」
はい、ギルティ。前科アリ、っと。
さあ、どうしましょうかねぇ………ニコニコしながらルナリア様に近付きます。
「ご、ごめんなさいぃぃぃぃ!」
「あ、嘘泣きじゃぞ、これ」
「オフェリアちゃん辛辣すぎませんかねぇ⁉︎」
何このコント。あなた本当に神ですか?反省する気ありませんよね?
はい、さっさと終わらせましょー。
「ルナリア様………」
「な、何?ニーヴィスちゃん」
「ルナリア様なんて大嫌い!」
「⁉︎」
「お主、ちょっ」
ふふん。これは効くでしょ!過保護な親が一番堪えるのは反抗期の子だって相場が決まっているもんね!予想通り崩れ落ちてる。
………………復帰遅くないですか?
「………ルナリア様?」
「ああ………やってしまった様じゃな………」
「え?」
オフェリア様が呆れたように頭を抱えながらそう言います。
……………これ、もしかしなくてもやりすぎた?
急いで謝ります。世界の管理がこれで疎かになって世界滅亡とか困る。
「ご、ごめんなさい、ルナリア様!嫌ってなんかないですよ!本当に!」
「本当⁉︎」
「ほ、本当です!」
…………戻るの早すぎでしょうが。さっきの落胆はどこへやら。ガバッと顔を上げて目をキラキラさせています。
「じゃあ、ニーヴィスちゃんの人形を今度造っても良い?」
「…………良いですよ………」
………さっきまでのは演技だったのかな?もう良いや。どうにでもなーれ。
「にしても、何で私の子達は私を部屋に入れたくないのでしょうか?解せません……」
「いや、あんなに付き纏われたら疲れもするでしょう………」
「今ルナリア様を部屋に入れられるのはセレスと妾、ニーヴィスの三人だけじゃな」
「………そういえば私、神の使徒に関する説明を何も聞いていないのですが………」
「ルナリア様?」
「ご、ごめん!つ、つい可愛い子が来たから………」
「はぁ………そんな基準で選ばないで欲しいのじゃが」
本当にルナリア様って衝動で動く気がする。一応テキストは読んでみたけど、神に気に入られ、神界に立ち入ることが許可された、世界神の補助を行う存在だということしか書いてなかったんだよね。
「うーん………説明と言ってもなぁ………補助の内容は神の使徒それぞれだし、ニーヴィスちゃんはずっとこの世界にいる訳ではないからね。ニーヴィスちゃんに何か仕事として出すなら、世界を守れ、かな?」
まあ、それはプレイヤーとしての宿命ですからね。時間を忘れてこのゲームにログインし続けて、ヘッドギアを着けて死んでたという例もある。あ、カッコよく言っても一度根付いたイメージは変えられませんよ。ルナリア様。
「私の他にも『神の使徒』っているんですか?」
ちょくちょく名前が出ているけど、めっちゃ苦労してそう。暴走する上司の後始末をさせられる部下みたいに。ルナリア様が日記とかつけてたら一度読んでみたい。
「ああ、おるぞ。妾もその一人じゃな」
「でも、皆私を避けてるんですよね……最近はセレスちゃんしか懐いて来ないし」
「………因みにほとんど見た目が幼い女子じゃな。妾も神の使徒になった時はまだ幼かったしの」
ろ、ロリコン?私も見た目でギリギリ大丈夫だったのかな。私の身長はかなり高い方である。でも、外国人の平均身長が高くて身長で年齢を勘違いすることもあるように、まあ、異世界人………神?の身長は結構高い。
いや、うん。あれだけ構っていたら反抗期にもなるでしょう。
オフェリア様のいる《十二星宮》って男性もいたよね。ということは、その人達はただ単に加護を与えられているだけということかな?そのことを聞いてみる。
「そうだよー、《十二星宮》で神の使徒なのはオフェリアちゃんと《白羊宮》のセレスちゃんだけだね」
「…………妾の眠っている間にそやつが増えてたのじゃが………確かニーヴィスよりも年下じゃったか?」
「うん、12歳。ニーヴィスちゃんよりも年下だね」
《白羊宮》というと、イルス聖国の聖女様か!じゃあ、《十二星宮》って最近揃ったばかりなのかな?いや、なんか一人死んだらしいけど。
「まあ、ニーヴィスちゃんともその内会うんじゃない?」
「どんな子ですか?」
「えーとね!」
「ルナリア様に話させるとキリがないからこの前会った妾が言うぞ。………一言で表すと純真無垢。聡くて聖女に相応しいような子供じゃったが……。あれは何か抱え込んでる感じであったな。そして、かなりの才能を持っておる」
「あー、セレスちゃんは色々と込み入った事情がありますからねぇ………」
………厄介そうだなー、そのNPC。護衛しろみたいなクエストが出そう。いや、NPCだから強いのか?………ルナリア様って面倒見が良いのか、ただのロリコンなのかどっちなんだろう。……女のロリコンってあまり聞いたことがないな。神に本当に性別があるのかは知らないが。
そろそろ話のキリも良いし、この前の四つ巴のリザルトを見たい。ということで、離席して良いか許可を取る。
「あ、実は私この前の戦いの戦績とか見てなかったんですよね」
「ん?ああ、あの雑魚どもか。それなら、妾の手に入れた物もやるぞ。あの程度の魔物の素材などいらん」
ふ、太っ腹……。この世界のレベルの常識は狂ってるんだよね。この前のライオンさんはレベル四桁だった。それに、未だに冒険者で最下位から脱出した人が出ていない。
…………それを考えると、天啓の森の推奨レベルって絶対違うよね。詐称してるよ。
「私も見ていて良い?ニーヴィスちゃん」
「別に構いませんよ」
ルナリア様も横で見ているみたいだけど、別に良いか。
私も戦ってる途中の通知全く聞いてなかったんだよね。
私は浮遊盤君を呼び出しました。
セレスちゃんの出番はもうちょい先。
かなり重要人物。多分NPCの中では一番……?
裏設定。考察の参考にでもどうぞ。
神楽、神威、吹雪の過去の重さです。
神威>>>(越えられない壁)>>>神楽>>吹雪
ですね。神威がダントツに重い。
因みに、試しに書いた神楽の小説は完全なダーク、神威の小説はシリアスになりました。
◇はそろそろ気付いた人いるかな?
面白い、毎秒投稿しろ、『ほのぼのってどういう意味?』、という方は、評価、感想、ブックマーク、レビュー等、是非お願いします……!(懇願)




