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ムーンゲーム・リインカーネーション  作者: 剣葉
第零章 己ノ夢ハ何ガ為
15/50

天啓ノ森ノ女王トノ邂逅-4

 ポイントが100ptに到達しました!

 皆さんありがとうございます!




『経験値を取得しました』

『ニーヴィスのレベルが50に上がりました』

『種族のレベルが限界に到達しました』

『進化が可能です』

『【剣術】のスキルレベルが44に上がりました』

『【氷魔法】のスキルレベルが40に上がりました』

『【付与魔法】のスキルレベルが39に上がりました』

『【看破】のスキルレベルが37に上がりました』

『【直感】のスキルレベルが29に上がりました』

『【並列詠唱】のスキルレベルが29に上がりました』

『【身体強化魔法】のスキルレベルが25に上がりました』

『【闇魔法】のスキルレベルが25に上がりました』

『【鑑定】のスキルレベルが23に上がりました』

『【探知】のスキルレベルがが20に上がりました』

『【体力自動回復】のスキルレベルが19に上がりました』

『【魔力自動回復】のスキルレベルが19に上がりました』

『【剣術】のアーツ【地衝斬】を取得しました』

『【氷魔法】の魔法【アイスエンチャント】を取得しました』




『《称号:影鱗の大蛇の討伐者》を取得しました』

『《称号:三連戦の勝者》を取得しました』

『《称号:連戦の勝者》は《称号:三連戦の勝者》に統合されます』







『〖ワールドアナウンス〗プレイヤー名:ニーヴィスがNPCと共にリュクサンブール地方のボス、影鱗の大蛇、ヤルストミを討伐しました』










 突然現れて大蛇をあっという間に屠った女性。月光でその顔が照らされます。というか、いつの間に夜になったんですかね。

 

 残念ながら、ロリではなさそうなので、のじゃロリではありませんね。

 …………エルフ?



 尖った耳はエルフの特徴ですが……NPCっぽいですね。





「………誰ですか?」

「ん?その装備……何処かで見たことあるのじゃが……」





 私の装備を見て考え込み出したエルフの女性。

 私の装備、と言ってもプレイヤー用の初心者用装備ですから誰もが持ってる装備ですが………。




 ………ん?

 さっき現れた際に、眠りを邪魔した、と言ってませんでした?

 それに、街の人々……受付嬢などは救世主の存在を知っていましたよね。


 この装備は耐久力が無限という性質上、プレイヤーしか持てません。

 つまり……この人は、昔プレイヤーを見たことある?



 一応、この仮説が正しいことを証明するための裏取りを行っていた方が良いでしょうね。はい、視聴者さーん、出番ですよー。




「し、視聴者さーん」





『コメント:お!見てくれた!』

『コメント:何だい何だい?』

『コメント:カッコ良かったよー』






「あの……彼女を見たことある方っています?()()()






『コメント:⁉︎』

『コメント:おい!既視感あるって言ってたニキ!』

『コメント:おーい!』

『コメント:やっぱりか⁉︎』

『コメント:お、来た来た』





 やっぱりいましたか……。

 私は前作をプレイしていませんでしたが、見たことがある方がいたようですね。ボスを一撃で倒す程の強者なら、有名であってもおかしくないと思うのですが……。





「すみません、どこで見ましたか?」





『コメント:すまん、具体的には覚えてない……』

『コメント:結構キャラ濃さそうだけどな』

『コメント:おい!思い出せ!』

『コメント:我らが白雪姫様が御所望だぞ!』

『コメント:というか、闇魔法使っていたから黒雪姫の方が似合って……』

『コメント:↑言うな』

『コメント:↑ちょっと思った』





 うーん、後で名前を教えて貰いますかね……。

 それだと思い出して貰えるかもしれませんし。




 ずっと考え込んでいる女性の後ろでダウンしていた鎧が蠢いています。






「危ない!」





 そのまま鎧は勢いよく起き上がり、女性へ向けて突進を行って来ました。

 女性はそちらへは一切目を向けていません。鎧が既に剣を振りかぶるモーションに入っています。地味に音が立っていません。鎧が動く際に起こる擦れるような金属音さえも。完全な奇襲です。私は叫び、急いで剣を抜いて助けようとしますが……。





「レベル100、雑魚じゃな」

「……………え?」

「ギ⁉︎ ギギギギギギギィ……⁉︎」





 女性が左手を一振りすると凄い勢いで吹き飛ばされていく鎧。

 樹木を薙ぎ倒し砂埃を巻き上げながら、機械的な悲鳴を上げています。









『経験値を取得しました』

『【剣術】のスキルレベルが48に上がりました』

『【氷魔法】のスキルレベルが45に上がりました』

『【付与魔法】のスキルレベルが43に上がりました』

『【看破】のスキルレベルが40に上がりました』

『【直感】のスキルレベルが35に上がりました』

『【並列詠唱】のスキルレベルが34に上がりました』

『【身体強化魔法】のスキルレベルが29に上がりました』

『【闇魔法】のスキルレベルが29に上がりました』

『【鑑定】のスキルレベルが27に上がりました』

『【探知】のスキルレベルがが24に上がりました』

『【体力自動回復】のスキルレベルが22に上がりました』

『【魔力自動回復】のスキルレベルが22に上がりました』

『【付与魔法】の魔法【威力増幅(パワー)付与(エンチャント)】を取得しました』

『【並列詠唱】の魔法【四重詠唱(クアドラブルスペル)】を取得しました』




『《称号:炎天銀の鎧霊の討伐者》を取得しました』

『《称号:四連戦の勝者》を取得しました』

『《称号:三連戦の勝者》は《称号:四連戦の勝者》に統合されます』





『〖ワールドアナウンス〗プレイヤー名:ニーヴィスがNPCと共にグラン・テスト地方のボス、炎天銀の鎧霊、レミスメラドを討伐しました』







 私が困惑しながら目を白黒させていると、脳内に響く通知音。

 轟音が続いている途中に来たので、恐らく飛ばされている途中で体力が尽きたのでしょう。





「ううむ………神の使徒か………一応は信用できそうじゃな」





 鎧のことはとっくの昔に忘れたかのように、私の方をチラリと見て再び考え込む女性。

 ……………ちょっと待って。()()()()()()




 全く気が付かなかった。冷や汗が出て来る。

 それに、私と相性が悪くて一番体力が残っていた鎧を雑魚呼ばわりしていた。

 ステータスも圧倒的な差があるのに、経験の違いが大きすぎる。

 ずっと歴戦の猛者みたいな雰囲気がしている。





「お主に一つ聞かせてくれ。お主は異邦人か?」

「異邦人……?」





 いきなり質問されたと思ったら、聴き慣れない単語が出て来ました。

 正直、この単語が分かりません。

 ん?コメント欄が騒然としていますね。回答の仕方が分からないので拝見させてもらいましょうか。






『コメント:ほらほらほらほら』

『コメント:やっぱ前作関連キャラじゃねぇか!』

『コメント:ワットイズ何?』

『コメント:前作のプレイヤーの呼び名』

『コメント:じゃあこの人……!』

『コメント:頼む……!既視感ニキ思い出してくれ!』





 ………異邦人とは、前作《New Fantasy Arcadia Online》のプレイヤーのNPC側の呼びらしい。これでほぼ確定しました。





「はい……多分その通りだと思います。何度でも生き返れることの出来る存在ですよね。ただ、私達はこの世界では救世主と呼ばれています……」

「救世主?何か起こっているのか?」





 首を傾げながら私に立て続けに質問を投げかける女性。

 この様子では、この世界に危機が迫っていることを知らないのでしょうね。

 とはいえ、まだ名前を教えて貰ってないので尋ねましょうか。逆にここで質問するのも失礼な気がしますが。





「あの……すみません……その前に、名前を伺ってもよろしいでしょうか?」

「ああ、こっちから一方的に鑑定しただけで、名乗っておらんかったな」









「妾の名前はオフェリア・セラ・ランペルスじゃ。この世界では《十二星宮(ゾディアック)》の一人《処女宮(ヴァルゴ)》などと呼ばれておるが、本当は異世界エデンのとある国、ランペルス森王国の第三王女じゃな」






『コメント:オフェリアちゃん⁉︎』

『コメント:あの第三王女様⁉︎』

『コメント:え、オドオドしていた子だよね⁉︎』

『コメント:はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ⁉︎』

『コメント:あの悪夢から逃れたのか』

『コメント:この世界前作の異世界扱いなのか!』






 エルフの女性、オフェリアさんがそう名乗った途端、猛烈なスピードで書き込まれていくコメント。

 前作の世界ではそれなりに有名だったようですが……?コメントを見る限り、皆さんの覚えている姿とのギャップが凄そうなんですが……。







「母上や姉上に助けられてこの世界に落ちて来たのじゃが……。その時に、この世界の世界神ルナリア様の力も借りて今まで過ごして来たのじゃ。あの世界は滅んでしまったみたいじゃからな」


「ではこのダンジョンもオフェリア様が……?」


「ああ、そうじゃ。妾はあの後、更に人と付き合うことが苦手になっての。ずっと引き籠もっておったのじゃが……。まあ、お主達の戦闘音で叩き起こされたという訳じゃな」


「す、すみません……」


「別にそれはいい。それよりも、神の使徒という職業のお主に聞くのじゃが……」




 一呼吸置いて、続きを言うオフェリア様。







「この世界では今、何が起こっておる?」





 プレイヤーの代表として問いかけられているという重圧が私を襲います。こんな強者を目の前にして、私も立っているのが精一杯なのです。



 しかし、その私の意識に反して、()()()()()()()()()()()()()()()()()







「この世界に危機が迫っているそうです。私達は救世主として、管理者とルナリア様の加護を受けてこの世界に送られました」


「ちょっと待て、嫌な予感がする……!その危機とは何じゃ?詳しく教えよ……!」


 






 更に緊迫したような顔になるオフェリア様。

 私は何とか、この作品の発表の配信時にあったコメントを思い出します。







「街が突然消滅したり、重力が反転したり、隕石が落ちたり……様々なものがあるようですが……」

「な、な⁉︎ う、嘘じゃろ………」






 膝から崩れ落ちるオフェリア様。蒼白な顔をしています。

 こんな天変地異に驚いたのでしょうか……いや、これは心当たりがありそうな人の反応です。





「《血月の使徒》……もうこの世界におったのか……っ‼︎」











『〖ワールドアナウンス〗プレイヤー名:ニーヴィスにより、ワールドクエスト解放条件:『《血月の使徒》の情報開示』が満たされました。ワールドクエストが開始されます』

『〖ワールドアナウンス〗『ワールドクエスト』は『ブラッディクエスト』に名称が変更されました』

『〖ワールドアナウンス〗ヘルプに《ブラッディクエスト》についての項目が追加されます』

『〖ワールドアナウンス〗【警告(アラート)】【死神姫】カムイによる【神災(ゴッズハザード)】『終焉誘刻』が検知されました 座標:全世界』

『〖ワールドアナウンス〗《ブラッディクエスト》『世界ヲ終焉ヘト誘ウ刻限』を開始します』








『〖ワールドアナウンス〗《ブラッディクエスト》『世界ヲ終焉ヘト誘ウ刻限』の進度が更新されました。『焉月時計』の針が『Ⅰ』を指しました』










 憎悪を滾らせたようなオフェリア様がその一言を叫んだ瞬間、絶望を告げるワールドアナウンスが、全世界に向けて発信されました。








 加筆:2021/01/06



 さあ、物語の始まりです。



 残り二体のボスはオフェリアがとどめを刺したので、獲得経験値が半分くらい減っています。



 実はストックが切れていて、急いで書いたので誤字脱字があるかもしれません。

 次話は神楽が出て来ますよー



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