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プロローグ【転生】

  「願いを…叶えてあげましょうか?」

 

 篠崎柊しのざきしゅう 20歳


 ただのゲーム好き学生である。


 休みの日は基本家から1歩も出ずにゲーム。平日も大学終わりにゲーム。


 俺のような平凡な人生の1番真ん中を歩いてるような男がゲームにハマるの至極当然であった。


 ゲームの中ならなんにでもなれた。飛行機のエースパイロット、マフィアのボス、魔法使い、世界を救う勇者。


 その中でも俺は勇者に憧れた、みんなから慕われ、国のお姫様と結婚、魔王討伐、すべてがキラキラとしていて俺の心を掴むのには充分すぎる存在だった。


「あー勇者になりてぇなー」ボソッとこんな事を呟いてみる。


 すると突然



  「願いを…叶えてあげましょうか?」



 後方から聞こえた透き通った女性の声に俺の心臓は鼓動を止めようとした。


 え?え?なになに?思考はぐちゃぐちゃだ。



  「願いを…叶えてあげましょうか?」



 もう一度同じ問いだ。


 俺は冷や汗をたらしながら恐る恐る後ろを振り向いた。

そこには身体からキラキラとした粒子を出す女神のような女性が立っていた。

 俺はその女性に向かって普通なら誰だ!とか出てけ!とか言う場面でこんな事を言ってしまった。


「俺…勇者に…なれるんですか?」



女神は言った。


「叶えてあげましょうか?」



俺は言った。





「お願いします」




 すると停電になったかのようにパッと目の前が真っ暗になり耐え難い睡魔が襲ってきた。


 でもその事象に不思議と俺は恐怖を覚えなかった。

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