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第1章 第21話 ルーベル学園祭編 誇りを持っているもの 捨てたもの

いつも見てくださっている皆さんには本当に感謝しております。

すいませんが今回は少し胸糞が入ります。

 戦いの始まりとはいえども俺達の始まりはとても静かだった、牽制をしあい出方を伺っている。

 先に動いたのは俺だ


「1音 射音」


 音を放つ、


「土壁」


 土系統の魔法を使って俺の攻撃をガードする、土壁は音とぶつかり生徒会長を守ったものの粉砕され土煙をあげて消えた。

 土煙で相手の姿は見えない、向こうも同じだろう、ならここで1つ仕掛けよう、


「音速」


 音の速さで俺は突っ込んで行く、魔力が固まっている方に俺は向かう、真正面から突っ込むのではなく後ろから、静かに、見えた、だが俺はその瞬間攻撃を止めた。


「バーカ」


 トーンが低い会長の声がした、そして土煙から無数の矢が精製された。


「土系統の使い手に馬鹿正直に突っ込んでくるとはやきでも回ったのか魔導騎士団団長さんよ」


 ちっ! ほんとに回ってるみたいだなくそったれ、そして生徒会長は俺を指さして


「土の矢よこの者を貫く刃となり射出せよ」


 無数の矢が俺に飛んでくる、


「『絶対零度の領域』」


 矢を凍らせる、そして彼を見るが


「!? 居ないだと!?」


 それと同時に後ろに気配を感じる、


「遅いぜ」


 後ろから槍が見える、このままではやられる、一時撤退だ。


「『氷壁』」


 氷の壁を作り攻撃を防ぎその間に


「音速!」


 音速で土煙から逃げる、だが何処までも続く、続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く続く、終わらないそして壁が目の前にやって来てやっと理解した、


「まじかよ⋯⋯」


 この闘技場全域を土煙が覆っている、つまり今は


「あいつの手の内ってわけかくそったれ」


 やばいなこの状況は


「こ⋯⋯これはどういう状況でしょうか、私はこんな光景生まれて初めてです! なんと闘技場が煙で覆われている! こ、これは志龍選手が不利な状況ですどう戦うのでしょうか!」


 仕方がねえ、全部吹き飛ばすか


 ────────────────────────


 先程から動きがない、さてそろそろ⋯⋯ん?


「何をするつもりだ?」


「さーて出来たな」


 あれは風系統、まさか?!


「そのまさかだよ!」


「『暴風』」


 荒れ狂う風はまさに龍が通っているみたいだ、そして土煙は龍から逃げるようにその場から居なくなった。


「さて霧が晴れたみたいだな」


「いい天気だね」


 俺は答える、そして彼は笑いながら


「反撃させてもらうぜ!」


 ────────────────────────


 うざい煙もとっぱらった事だ、さて反撃と行きますか


「さて、生徒会長さん、貴方にあるのは『勇気』か? 『愛』か? 『思い』か? それとも」


 俺はまっすぐ彼を見る


「『誇り』か」


 俺は問う、すると彼は一度ため息をついて


「愚問だ、もちろん『誇り』に決まっている、俺が持つものは誇り以外何も無い」


 だろうな、俺はくすりと笑う、


「なぜ笑う?」


 少し睨まれる、


「そう答えるだろうと思っていた、愚問だったな」


「当然だ」


 上から目線でものを言われた、それはどうでもいい、俺は左手を肩と平行になるように出す。


「じゃあ勝負しようか」


 と言い、俺は詠唱を始める


「誇りを持つ戦士よ、苦く、苦しくも貴殿が通した誇りはここまで残っている、そしてここに自分を通して現れよ!『誇りの戦士』」


 左手から氷でできた俺が出てくる、これが俺の持つ技の一つ『左手』だ、分身の1種だが少し細工をしている


「分身? それがどうした?」


 彼はこれを見て嘲笑う、その余裕いつまで続くかな


「さあ左手よ、見せてやれお前の誇りを」


 撥を渡す、そして左手は


「音速」


 余裕をかましていた会長の顔が驚いている、そりゃそーだよな普通分身が加護なんて使えるわけないもんな


「なんだとこれは?」


「1音 打音」


 一気に近づいて右手に持っている撥で打音による直接攻撃、ガードが遅れたらしくモロでくらってしまった


「ぐはぁ!」


 そして左手は回転をして勢いをつけながら、自分の左手で


「1音 射音」


 そして生徒会長は吹き飛ぶ、そして壁に激突する、


「くっそがぁぁぁ!」


 内部、外部への直接攻撃、どちらにしてもダメージは凄まじいものだろう、さて終わらせるか。


「いけ」


 俺の命令に従って左手はとどめを刺しに行く、


「こ、これならどうだ! 『土煙』」


 土煙をあげる、さてここで保護者による献身的なサポートをしよう、


「『狂眼』」


 砂煙が一気に晴れる、


「な⋯⋯なんだと⋯⋯」


 唖然としている、そして


「とどめだ」


「1音 轟音」


 凄まじい音が彼を襲う、致命傷にはならないようにはしているから安心ではないが勝負だ仕方が無い。

 彼にもう少しで当たる所で


「バーカ」


 左手が突如砂でできた8本の針に貫かれた。


「ば、ば⋯⋯かな⋯⋯」


 左手は俺の元に戻りそして撥も俺の手元に戻った、それはどうでもいい、なんだあれは魔力を帯びていない土が物質変化を起こすだと? ありえ⋯⋯無くないな。


「加護か」


「ご名答、砂に心と書いて『砂心の加護』俺は砂と心を共有している、そして土の地面であれば俺は操ることが出来る! どういうことが分かるよな? 元からここは俺の手の内ってわけだよ! 残念だったなぁ」


 不気味に笑う、厄介なものを持っている、


「んじゃ、お前風に言うとこうかな? そろそろ反撃させてもらうぜ」


「人の口癖をパクるんじゃねーよ!」


 俺は彼に向かう、


「また突っ込む、ならこれだなゴーレム! いけ」


 数十体のゴーレムが出てきた、これは魔力を帯びていない、だから狂眼は使えない、なら


「じゃますんじゃねぇよ! いけ音の精霊達よ!『言霊』!」


 ゴーレム達を音の精霊は貫通していく、ゴーレム達は倒されて土に戻る、そして土に戻ったゴーレム達はまた作り直されてゴーレムとしてまた現界する。

 これじゃあ埒が明かない


「っ! どけ! 10音 射音」


 空気を10回鳴らし10個の音がゴーレム達を粉砕する、だがまた作り直される。


「どーしたんだい、無駄だよそれじゃ、それとここで追加だ『土煙』」


 土煙が上がる、この中で戦うのかよくそ!

 ゴーレム達は煙に紛れて場所がわからない、後ろか? 横か? 何処だ? 何処だ?!


「正面だよ」


 正面から正拳が飛んでくる、顔面直前で俺は


「絶対零度の領域!」


 ゴーレムを凍らせる、でもこれだけでは意味が無い────ん? もしかしたらこれいけるのではないか?

 思いついた、この状況を脱却する方法、そしてそれをゴーレムで試す。


「頼むお願いだ!」


 そして、


「よし! 成功だ!」


 これならいける、さてそろそろかっこ悪いからな、


「さてそろそろ反撃させてもらうぜ会長さんよ!」


 俺は砂煙の届かない位高く空を飛ぶ。

 よしこの辺だろ、彼も俺を見て不思議そうに


「何をする気だ?」


「科学の実験だよ」


「何?」


「始めるぜ、凍てつく氷よ、そして灼熱の炎よ、二つが合わさる時新たなる境地、新たなる恵みを受けるだろう、ああ、氷よ燃える炎と交わり水となりそして雨となり降り注げ! 『恵みの暴雨』」


 凄まじい勢いで雨が降り注ぐ、それは龍の咆哮のように凄まじく、そして人類に恵みを与える天使のようなものだ。


「それがどうしたというのだ────ん? 何故だ? え? 何故このようなことが?!」


「ようやく気がついたか」


「おのれ! 貴様!」


「言っただろ科学の実験をするって」


 ここで問題です、雨が降る日に砂煙や土煙が上がるでしょうか、もちろん答えはNOです、砂の間に水を垂らすと砂と水はくっつく、ならどうなるか、まず重たくなり固まって落ちる、そして


「砂は水とくっつく、砂煙は重さを持って地面に落ちる、そして土で作ってあったゴーレム達も水と合わさって溶けて固まる、でもお前はまだこれであれば操れる」


「だから」と俺は続き地面に魔力を送ってスケート場のように地面を凍らせた


「これならもう加護は使えないだろ」


「貴様!」


「そしてここからは俺の手の内ってわけだ! 覚悟しろよ」


「くそが! 出てこい! ゴーレム!」


 ゴーレムを呼び出したがその瞬間に俺は凍らせる


「言ったはずだここからは俺の手の内だと、俺がゴーレムの存在を許すわけが無い」


 圧倒的実力差、団長として、俺の誇りを守るためにこれを見せつける、勝ち目など一切作らせない、それが俺の誇りへの忠誠とでも言おう。


「諦めてください、もうあなたの負けだ」


 現実を突きつける、愚問に満ちた顔をしている。


「みとめない」


「認めてください負けを」


「負けも認めない、そして」


 と言いこれが会長か? と思わせる飛びっきりのゲスい笑顔を見せて


「貴様を俺の美穂といるのを認めない」


 意味がわかんねえよくそったれが。



「どーいう意味ですか?」


「言葉の通りだ! 貴様に美穂といる権利はないという事だ!」


「何故に?」


「俺が決めた!」


「ゲスかよお前は」


 本気で見下す、そして1つ質問をぶつける


「誇り(プライド)はどうしたんですか?」


「そんなもの持ち合わせているわけないだろ、あれはな教えてやるよ、お前を怒らせるための口実だよ」


 本性を表しやがった、みんなに愛されている会長はどこにいると言わんばかりだ本当に。


「ふざけんなよ」


「ふざけてる訳ないだろ? 俺はいつだって真面目だ、今回も俺はお前を倒して俺の美穂の元から離すつもりなんだよ」


「んなことできると思うか? お前と美穂は釣り合わねえ、図に乗るな」


 本気で、いやまだスイッチは入っていないな、でも次の一言で俺は本気で切れた


「美穂っていいよな、ずっと見ている、可愛いし、運動神経もある、誰とでも仲良く接してそんでもって」


 これでも俺は充分気持ちが悪く思っている、でもそれ以上の言葉が続いた


「胸が大きい」


 一瞬言葉の意味がわからなかった、


「可愛い、胸が大きい、そしてスタイルがいい、いいよな本当に、あー言うやつが俺に虐められて少しずつ少しずつ変わっていくのが、ああ、考えるだけで最高だ、なのに何でお前と一緒にいるんだよ! 俺なら俺な────」


 喉に撥を当てる


「言いたいことはそれだけかクソ野郎」


 会場全体の空気が凍る、俺の殺意によって歓声をあげていた人、恋人と見ていた人、どんな人でも黙り身震いをしている。


「お前に美穂って言う権利はもう無い、そして加護を持つ権利、誇りを持つ権利はもう無い」


 そして俺は彼の加護を喰う


「全てを喰う(クイータ)の加護」


 加護を喰う、もう奴に加護は使えない、これは使わないでおこうとこ思っていたが無理だった、だって誇りも何も持たないものは戦士ではないそして恩恵を受ける権利もない、そう思っているからだ。


「さて準備はいいか?」


 殺意を見せつけて俺は問う、向こうは体を震わせながら


「ひぃぃ!」


 と言って逃げる、俺は彼の服の襟を掴んで顔をこっちに向かせて渾身の右ストレートを顔面にお見舞する。


「ぐはぁ!」


 続けて腹に蹴り、そしてこかせてマウントポジションを取る、向こうはもう泣き出しそうだ。


「歯と覚悟くくっとけよ」


 俺は殴る、誇りをけなされ、仲間をけなされ、そして美穂をクソみたいな目線で見られて、1発1発に重みを持って殴る、殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る、殴ること32発、ここらで俺は止めた、もう疲れてきたしな。

 そして頭を掴んで体を中に浮かせる、もう気絶をしている、そこに思いっきり


「1音! 射音!」


 壁に思いっきりぶち当たってそのまま


「勝負あり!」


 決まった、あいつは担架で運ばれて医務室にでも連れ込まれたのだろう。

 俺は怪我は何もしていないのでそのまま歩いて戻っていった、何とも胸糞が悪い試合だった。


 試合が終わると美穂が俺の元に来てくれた。

 大丈夫かと心配をしてくれて、そして何であんなに殺気立っていたのかと聞かれたので俺は話したくもなかったが美穂の質問に答える。


「⋯⋯気持ち悪⋯⋯」


 美穂も本当に気持ち悪がっていた、本人から言わせたら本当に心の傷になるようなものだ。


「大丈夫か?」


「何が?」


「いや、心に傷いって無いかなって思って⋯⋯」


「んーまあ大丈夫よ、気持ちが悪いし嫌な気持ちになるけど」


「でもね」と続き


「志龍がそんなに心配してくれている方が私嬉しかったから、そんなに傷ついてないよ」


 笑顔を見せてくれた、だがその笑顔は少し不自然だった、やっぱり傷ついているのだろう、見せないところで強がる、彼女が苦手なことだ、だから俺は今くらいは強がって欲しくないから抱きしめて


「安心しろ、何があっても守ってやるから、あんな奴に絶対お前は渡さねえよ」


 顔は見えない、でも少し熱くなっている、そして体を少し揺らしてすすに泣く声も聞こえた。

 俺は美穂には強がって欲しくない、女の子らしく泣きたい時は泣いていい、それを受け止めるのが男であり俺の役割だと思っているからだ。

 そして守ってやるのも俺だ。

 そう思い、俺は彼女の涙を受け止める。


 少しの間美穂は泣いており、泣き止んだ頃にはすっかり元気になっており笑顔もいつも通りだった。


「はースッキリした! 志龍、向こうでジュース買って!」


 とねだられたので仕方なく買うことにした。

 自動販売機に向かっていると前から、ってか前から多いな。


「よう志龍」


「おうハル」


 ハルがいた、いつもみたいに笑ってい無い、人でも殺すのような真剣な目だ。


「決勝で待ってるぜ」


「ケッ! 言われなくても待っとけって話だ」


 そして俺の前を通り過ぎる。

 二試合目ハルの試合は見ておこう、そう決めた。


「さあ準決勝第2戦、もうすぐ始まります!」


「では両者位置について」


 2人が位置につく、そして


「試合開始!」


 試合が始まる。

さてあの会長胸糞ですね笑

本当に書いていてぶっ倒したくなりました笑

まあたまにはこんなキャラも必要かなって思っていました笑

あ、あと闘技場は歓声がうるさくて観客には生徒会長のゲスい発言は聞こえていなかったそうです、よかったですね笑(どこがよかったのか全くわかんないよ)

では次からはハル編です、次回はまあ胸糞はないと思っておいてください笑

では次回までドロン!

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