プロローグ 第0章「終わりを告げた始まりの世界」
初めての投稿作品です、まだまだ色々と文の至らぬ点が有りますが、これからも投稿させていただきます。
毎日とはいきませんが不定期、できれば早く投稿という形を取らせていただきます。
今後ともよろしくお願いします。
──十一年前、ある一つの世界が消滅した。
それはいとも簡単に、まるでそこにあった紙を火で燃やし消したかのように一瞬で消滅した。
──何故そのような事が起こったのか、ましてや何故消滅したのか、それは誰にも分からない。
そしてそのような事があったのを誰も知らない。
当然だ全て消えてなくなったのだから。そこに居た人々、その世界の記憶、景色、四季など、全てが業火の中に紙を投げ入れたかのごとく一瞬で消し去り、無に帰したのだから。
だが、──その中に、炭にはなったがまだ残っている紙のかけらがあったらどうだろう。
その世界のことはほとんど記憶にない、ただ2つだけ知っている。
一つはその世界の名だ。
その世界の名は──ロベン──この名だけは覚えている。だがそこに何があり、どんな世界だったのかは分からない。
二つめは、自分がこの世界に住んでいたことだ。
どれだけ手掛かりがなくともいい、当然だ誰もその世界の事を知らないのだから。
それでも俺は諦めない、そして必ずこの世界の記憶を取り戻す。
なぜ取り戻したいのか、自分にもわからない。それでもその世界の記憶を取り戻したい。
これはある少年の長い長い、記憶を取り戻す、ただそれだけの物語だ。
そして神が作ったわけでもない彼と彼の周りの人々が作り上げた最も新しい一つの神話だ。
さてプロローグどうでしたか?
これから主人公による最も新しい神話が作られていきます。
これは過去と現在を繋ぐ物語です、そしてこれから主人公はとてつもない困難が待ち受けます(まあまだまだですが)自分も書いていてとても楽しいです!
色々構成があるので楽しみにしておいてください!