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恋部   作者: 野良兎
3/4

絶対恋愛宣言2

2話


絶対恋愛宣言と同時刻

ダイゴの通うようになる姫之宮高校

この高校でとある少女が

朝早くに職員室に居た


「ですから!新しい部活を作りたいんですよ!新入生のレクリエーションまでは作れたじゃないですか!」

体育系の結構体格の良い先生に対して口論している少女が一人

少女の名は篠原桔梗しのはらききょう

2年生である彼女は先生に向けて出していたもの、それは

部活動創作届であった

新しい部活の提案をするために必要なことであった

これを提出してレクレーションで発表、その後勧誘

それですべて済むのだが桔梗が作ろうとしていた部活にはさまざまな問題点があった

「じゃあ聞こう、まず部活名は?」

教師の質問に桔梗はすかさず答えた

「演劇部です!」

「活動内容は?」

「学園祭などでの劇はもちろん、地域の公民館などでの発表も―――」

「本当の目的は?」

「訳あって恋愛できない少年少女を掻き集めて!恋し合って!世間の少子化問題を解決しようと言う世間的にもとても影響を及ぼす――――」

「さぁ、職員室の出口はあちらだぞ」

冷静にツッコミを入れられる

「知ってます!ていうかちゃんと聞いてくださいよ」

「その話に意味があるか曖昧に感じてきてな、いい加減にするんだ。そういう訳の分からない部活には生徒も顧問も部費も入るわけが無いだろう!!」

それを聞いた桔梗はキョトンとした顔を見せた

「え?顧問なら岩井先生がなってくれてますよ?」

「はぁぁぁぁ!?岩井先生が!?何やっちゃってくれてるのあの人!!」

岩井先生とは本名、岩井雪奈

この高校の先生を務めていて美人で有名

しかし授業をサボっていると言う噂もあり

何かと授業で生徒に自習ばかりさせていると言う生徒にとっては幸せな人気のある先生

一方では良くPTA会議に呼び出される問題教師であった

しかし6年間続けていてまだ教師をやっている

それには理由があったそれは

「どうしますか?姫之宮高校の校長様の娘さんを敵にしますか?」

と、言うことである

「お、お前考えたな・・・」

さすがにこの発言には先生も一杯やられた感を見せた

つまり岩井先生を怒らせる=クビ

になりかねないデンジャラスな状況であった

『お父様!あの体育馬鹿教師が私に歯向かって来るの!』

なんて岩井校長に言われたりでもしたら人生の一環

と思っている先生であるが

実際のところ校長は全くそういう考えすら持ってすらいない超良い先生である

だが先生方いわく、「校長は笑顔の時が一番怖い」と言われている、らしい

しかしだからといって訳の分からない部活を作るのも問題である

すると先生が良いアイデアを思いついた

「な、何ですかその最終形態に入る前の魔王みたいないやらしい顔して」

かなり失礼なことを言った桔梗にかまわず話した

「よし、部活は作ってもいい。だが条件があることを忘れるな?」

「・・・はい、分かってます」

部活を作る最後の条件、それは

部員の4名で部活動届を出すこと

学園の人数からして、最低限の人数であり

人数が集まらない場合は同好会として、悪い場合は

作られもしない場合もある

そのときはまた来年に持ち越されてしまう

「これは校長先生じきじきに決めたことだからな。決して変更などできないだろう」

先生が何故か自分は何もしてないのに勝ち誇ったように言った

しかし

「残念ですが先生、実は部員はもう2人そろっているのです!!」

衝撃の事実

「な、なんだってー!?」

先生は何故かノリノリで返答した

「そうです、2人後輩はすでに捕まえています!つまり後1人なのです!!」

「く、いつの間に・・・だがそんな簡単にそんな部活に人が集まるかなぁ!!」

だんだん先生も悪役に成り立ってきた

「期限は今日の放課後まで、でしたね。ならばそれまで待っていてください!絶対に部員集めてきますから!!」

そう言い残すと桔梗は職員室から去っていった

その後、体育系の先生は少々冷たい目で職員一同に見られていた

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