恋愛ゲーム実況者の日常
この作品は学園恋愛物です
主にライトノベルのような軽い作品です
出来る限り12歳以上対象です
このことにアレルギーをお持ちの方は
今すぐ病院へ(もちろん冗談です)
それ以外の方は
作品をお楽しみくださいましたら光栄です
プロローグ
「ねえねえ、修二君♪一緒に帰ろう」
桜木さんが声をかけてきてくれた
これはチャンスなのか?
(数秒間停止 約7秒)
「うん、今日はこれから用事も特にないから構わないよ」
「やった!じゃあ行こう?」
―――――――――――――――――――――――――――――
「なあ、修二ぃ」
信也が話しかけてきた
珍しい
「なんだよ」
「あのさ、最近桜木さんと会ったか?」
「え?いや、そういえば2週間くらい前に一緒に帰ってから
そんなにあってないような気が・・・」
「何かさ、学校休んでるらしいんだよな。だから
お前が桜木さんに変なことしたから学校にこられ
ないんじゃないかなと思ってさ」
「何言ってるんだよ、でもそれは心配だな」
(数秒間停止 約18秒程度)
「よし、心配だから帰りにお見舞いに行かないか?」
「それなら悪いが、俺今日急用あるから帰るわ」
「なんだよそれ、まあならしょうがない。一人で行くよ」
―――――――――――――――――――――――――――――
「あ、せんぱーい!」
桜木さんの家に向おうとした所、後輩の
梓に呼ばれた
「どうした、梓」
「ねえ、今日は久しぶりに一緒に帰りましょうよ!」
「え?でもこれから桜木さんの家に―――」
「えーいいじゃないですかーたまには」
「で、でも・・・」
そんな中、ふと前を向くとそこには
制服姿の桜木さんがいた
「って、あれ?桜木・・・さん?」
「あ、桜木先輩。こんばんわー
どうしたんですか?」
桜木さんは俯いたまま近づいてきた
すると
「・・・・・な、・・・ろ」
「・・・え?」
聞き取れずもう一度聞こうとすると・・・
「その人に触るなああああああああああああぁぁぁぁ、消えろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
瞬間、隣にいた梓のほうに
何かが
何かが飛んだ気がした
その後確認すると
そこには
(残酷表現)が無い、(残酷表現)だけが
―――――――――――bad end―――――――――――
「って、えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?!?!?」
部屋に声が響き渡る
部屋に張っているポスターが靡いた気もした
「ちょちょっと!これマジかよ!マジでですか!?今度こそルート入ったと思ったのに!!」
PC越しに少年は叫ぶ
またPCにつながれたゲーム機をそっと机に置くと語りだした
「えー今度こそ!と思ったのですがまだルートには入れませんでした!みなさん本当にすみませんが本日はここまで!!次こそはルートは入れるといいと思いってます!では次回でお会いしましょう!!ぐばーい!!」
と言い終えるとPCの録画ソフトを終了させヘッドセットを机に置いた
「ふう、まだまだ修行が足りないな・・・ったく」
少年の名は一条ダイゴ
ネット上では少々有名な恋愛ゲームの実況者である
動画を作ってはサイトにアップして
繰り返していくうちに100万回程度の再生回数の動画になっていった
彼の必ず全キャラクタークリアまで続ける所なんかがとても人気となり
攻略サイトの変わりに見ていく人たちが多く
結構人気の実況者だった
そんな彼の女性の好みは先ほどのプレイを見ての通り
「・・・はぁ、やっぱり女の子には鉈だよなあ」
ヤンデレ少女(希少種族)であった・・・