002
んー、2000超えない…
「銃だぁ?」
巫女さんこと紅月はガンマニアだった。なんてこったい。
「まぁ、持ってたのは一つだけだったんですけどね」
「ちなみにその銃は?」
「ワルサーP38です」
「何故ル○ン三世?」
まさかのだった。ま、まぁ後衛に変わりは無かった。
「とりあえず装備して町に行こう」
「「接続」」
とりあえずステータスはこんな感じ。
『名前:リュウト・ミナヅキ
ジョブ:双剣士
総合レベル:Lv.5
体力:C
筋力:C(攻撃B・防御C・瞬発力B)
魔法耐性:F
武器:右:なし
:左:なし
防具:頭:なし
:胴:学生服
:手:なし
:腰:学生ズボン
:足:ランニングシューズ
スキル:一刀流:Lv.1
:二刀流:Lv.1
:疑刀流:Lv.1
:観察力:Lv.1』
最高レベルが何レベか知らないけど最初はこんなもんだよな…。てか疑刀流ってなんだよ?
ところで紅月はどんな感じなのだろうか。覗いてみよう。
『名前:コマ・コウヅキ
ジョブ:巫女・銃士
総合レベル:Lv.15
体力:D
筋力:F(攻撃F・防御D・瞬発力C)
霊力:A
魔法耐性:B
武器:右:なし
:左:なし
防具:頭:なし
:胴:巫女服
:手:なし
:腰:なし
:足:草履
スキル:拳銃:Lv.MAX
:二丁拳銃:Lv.1
:四丁拳銃:Lv.1
:跳弾:Lv.2
:集中:Lv.1
:治癒:Lv.5』
うわー。なんか一つLv.MAXがあるよ! なんでだろうね? 聞いてみたら
「あぁ、前世って言うか元の世界? で撃ちまくってたら百発百中になったんですよ」
とのこと。いやいや、どんだけ!? ここにアンタチート能力追加されるんでしょ? 無くても充分この世界いけるんじゃないの?
まぁ、とりあえず装備して町に行くか…。
装備品はほぼあった。さすがカミサマ。だけど強い武器や防具は一定のレベルや条件を達していないと装備出来ない。宝の持ち腐れと言うやつだ。付けたい刀とか服とかあるけどまだお預けらしい。
で、俺が選んだ刀は日本刀と魔法剣。日本刀はそのまま想像して貰えると思う。魔法剣はアレだ。フ○イファやS○Oの剣を想像して貰えればいい。ソードって感じだな。ちなみに両方とも量産型だからな?
防具は軽めのにした。重いと動きづらそうだし。盾とか持てないからね。二刀流だから。なんとかの服ってのになんとかのズボン。めんどくさかったわけじゃぁない。
そしたら総合レベルがLv.8になった。やったね!3レベ上がったよ!
で、紅月はと言うと、ワルサーを装備していただけだった。なのに……。なのに……なんで5レベも上がってんのさぁ! スキル!? スキルがあるからなのか!? コイツ総合レベルLv.20だぞ? 虐めだ虐めだー。
と思っていた時期が俺にもありました。
コイツのチート能力は『弾を創る』こと。現代だったら弾と言えば9mm弾とかそこら。よくてマグナム弾だ。だが。だがだ、コイツはモ○ハン経験者。……言いたい事が分かるだろうか? 貫通弾だの拡散弾だの火炎弾だの使えるわけだ。ワルサーで。分かる? モ○ハンの比じゃないよ?
はぁ…。俺にはどんなチートが付いてるんだろうな。もうなるようになれだよ…。
「おし、行くか」
「はい」
●
なんとなく町の方向は分かった。きっとあのカミサマが何かしてくれたんだろう。だが、だがだ。
「なぁ、スライム…だよな?」
「えぇ……多分」
すらいむ が あらわれた。
どっかの国民的RPGみたいに言葉が浮かんできたが無視しよう。
でもスライムって実は強いパターンとかあるじゃん? 液体だから魔法攻撃しか効かないとか。……それだったら俺ら終わりじゃね?魔法使えねぇし。
「とりあえず、攻撃してみるか」
幸い、スライムはこちらに気づいていない。
「撃ちましょうか?」
「いや、俺が斬ってくる」
どんな状況でも女の子にはやらせたくはない。俺の親切心だ。うざったらしいかもしれないが。
俺は日本刀を抜き、斬り掛かる。
ざしゅっ
結論。普通に斬れた。雑魚だった。ので残りの3体ぐらいもまとめて倒す。
『スキル:一刀流のレベルが上がりました。技・抜刀術、居合いが使用可能になりました』
頭の中で鳴り響く。……派生技かな? まぁいいや。
「ただの雑魚でしたね」
「あぁ、雑魚だった」
特殊効果とか付いてなくて良かった…。
でも体が勝手に動いたなぁ。なんか動きを覚えてる感じ。頭で把握しとかないと後々ヤバい事になるからな、練習するか。素振りでもしときゃいいかなぁ……?
「水無月さん、早く行きませんか?」
「あぁ、悪い」
考えこんでいたらしい。それじゃ町に行くk「きゃぁぁぁぁぁぁ!」なんだなんだ?叫んだ、のは紅月じゃない?
「水無月さん!」
「はいはい、行きますよ…」
お約束のイベントですか…。はぁ…。
どうしよう、何か筆進まねぇ……。いきなりスランプ?
あとポイント評価とかくれるとうれしいです。