001
ごめん、土曜更新しようとしたけど忘れたw
これからはストックの続く限り毎週土曜更新で
気がついたら空を飛んでいた。……現実逃避はやめよう。訂正。落ちていた。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「うにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
……ん?何か他にも声が聞こえたが気のせいだろう。それよりも俺は地面に着地しなければ。
「アーイキャーンフラーイ!」
そう大声で言うと体から風の抵抗が無くなった。
なんてことは無かった。
「へぶば!」
「きゃう!」
ついでに俺の上に誰かが落ちていた。全身が軋んでる。折れる! 折れるって!
「ど、退いてくれ! 死ぬ、死んじゃうから!」
「ご、ごめんなさい」
すぐにどいてくれた。いい人だな。俺の友達だったらもっと体重かけてくるからな……。
よく見ると紅と白の巫女服だ。ちなみに脇は出てない。……うん。
「コスプレには興味ないんです」
「違います!」
え? どう見ても巫女服にしか見えないんですけど。まさか本当の…
「メイド?」
「関係ないですよ!!」
「じゃあ何なの?」
「巫女ですよ巫女!!伊勢神宮の!!」
「アルバイトの?」
「だから違いますって!」
たしか正月とかにアルバイトを取ってたりしてた気がする。でも違うと。本物だと言いたいらしい。だから何だとしか俺には言いようがないけど。どっちにしろ興味無いからな。
「それでです。私も死んじゃったんですよ。多分後は貴方と同じだと思いますよ?」
急に何を言い出すかと思えば俺と同じですか。で、あの幼女神に勝手にされたパターンですね分かります。
『うー。だから異世界に転生だかトリップさせてあげたじゃないてすか』
あの幼女神の声が聞こえた。どこだ?
『二人して幼女って言うなー!! 後、私は下に居るの。真下』
どうやら巫女さんも俺と同じ事を考えていたらしい。気が合いそうだ。
で、下って言ったから下を見たら居た。顔が埋まってた。超シュールだよ?顔だけ見えるの。
『ほっ』
埋まってる所から地上に出て……来れずに顔だけしか出て来れなかった。土の上に頭が乗ってる感じ。結局シュールだった。
「また何のようだカミサマ?」
『うぅ。かなり嫌味がこもってる気がします…』
「そうです。勝手に死なしといてまた用事ですか?」
『貴方達の能力についてですよ。この異世界で生きてく為の』
「勝手に付けられたチートの能力か」
俺は平凡な日常が欲しかったのに……。
『しょうがないじゃないですか。空いてる世界がここしかなかったんですから』
何個もあるもんなのか。パラレルワールドってやつか?
「それで私達の能力ってなんですか?」
『貴方達が一番好きな武器を扱えるようにしときました。後で試しといてください。後、この世界は魔物なり魔獣なり居ます。ギルドもありますしクエストもあります、魔法もあります。魔物などを倒してレベルは上がりますが攻撃力や防御力は上がりません。上がるのは熟練度だけです。あぁ、接続って言えばステータスとかアイテムとか見れますので。アイテムとか装備品も入れておいたので、まぁ頑張ってください』
言うだけ言って帰ってった。ちなみに土に穴は空いてなかった。……あれは生首だったのか?
まぁそれはどうでもいいとして。
「なぁお前。これからどうするつもりだ?」
「そうですねぇ…。貴方についていきましょうか」
「なら好都合だ。俺も誘おうと思ってた。一人じゃ寂しいからな。俺は水無月琉都。何とでも呼んでくれ」
「私は紅月炬眞。私の事を呼ぶ時は何とでも」
紅月だな、覚えた。それと気になることが一つ。
「やっぱ女の子ってのは魔法とかに憧れるモンなのか?」
そこが分からん。そうなると必然的に俺が前に出て戦う事になる。まぁ俺が好きなのは刀だから問題ないんだけどな。
「憧れますけど、私は……」
感想とかまってまっせ(あざとい