ツイッター小説 引っ越しおばさん
「この時期に引っ越しなんて珍しいですね」
わたしは、隣に住み始めたおばさんに尋ねた。彼女が視線を落とす。
「実は夫が死にましてね。気持ちを入れ替えようと思ったんです」
わたしは彼女の手を握った。
「それはお気の毒に……ご病気だったんですか?」
「いえ、私が殺しました」
この小説は、ツイッターにてつぶやいたものです。私のこの企画を通して、ツイッター小説の面白さをたくさんの人に伝えることができればいいな、と思っています。ぜひ他の作品も読んでみてください。