最悪“ゲーム“
気軽に読んで下さい。
「どこだ…ここは…」
記憶がない…
コンクリートの壁に囲まれた部屋で『永田 信次』は、目を覚ました。
目の前には、謎のスイッチが6個と、モニター。
その上には、ガラス。
後ろには、扉。
永田は思い出した、確か…友人と一緒に、飲んでみんなで帰ってたら、いきなり首を、締められて…
「ハア~」ため息をついた永田は、ガラス越しの光景を見た瞬間、血の気が引いた。
「なんだ…これ…」
さっきまで、一緒にいた友人が首にロープを掛けられ、手足を縛られている。
「おはよう、永田信次君」
モニター越しに、仮面をかぶった男がこちらに向かって、話し掛けてきた。
永田は、声も出せないでいた。「君には、今から“ゲーム”を、してもらう」
「ゲーム?」
「ルールは、いたって簡単そのスイッチを、押せばいいんだ」
「これか?」
「そうだ。」
永田の脳裏に、ある疑問がよぎった。
「押すとどうなる?」
「目の前にいる、君の友達が首を吊って死ぬだけだ」
男が、冷静な口調で言った。
「ふざけんな!!どういうことだ!!」
「言っただろ、“ゲーム“だと」
「は?」
「でわ、頑張りたまえ」
モニターの映像が、消えた瞬間 ジリリリリリリリ!!
サイレンのような、音が鳴り響いた。
永田が、気づくと友人は全員起きていた。
「おい…なんだこれ…?」
一番右端の、浦上がいった。
浦上は、よく話し合う友人で、本名は『浦上 鴫』ヤンキー風の外見で、自称モテ男だ。
昔からの友人で、一緒にいた時間が長い。
なので、仲がよく二人で遊ぶ事も多い。
「首にロープが、掛かってる!?」
「おい、あそこ!永田が居るぞ!」
言ったのは、右から三人目の『安原 典』だ、正直苦手だ。
髪はいつもボサボサで、目付きも悪い。
生格も短気で、ワガママだ。
しかし永田には、何もしてこないので、気にしていない。
「どういうこと!永田!」
右から六人目の、アイツは、『谷川 真希』顔は、可愛いが性格が悪い。
俺は、べつに気にしてないらしが…
唯一何も発してない、右から4人目の女は、『小島 由子』地味な見た目に、喋る事が少ない。
話した事もない。「なんだよ!これ…知ってんだろ!永田ぁ!」
右から5人目、乱暴な口調の奴は、『神田 信』だ、アイツは、俺をパシリにするヤンキーだ浦上と違い、うざい奴だ。
そして、右から二人目の眼鏡は『志水 考』ガリ勉野郎だ。
いつも上から目線の、ナルシストだ。
楽しめましたか?