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君、目玉
詩:君
君が買ってくれたポンデリング
ちょっと気の早い、いちご味
200円という値段が高く感じる
でも、安く感じる生活をしたい
君が食べたポンデリング
ぼくとは違う、いちご味
君のドーナツはゴツゴツしてる
君の心の強さのようだ
君の胸元へうずくまると、
ぼくのザワザワが凪いでくる
君の隣で寝息を立てると、
ぼくの全てを委ねた気がする
家族に買ってくれた、なめ茸
明日の朝に美味しく食べるね
なめ茸のおかげで、また君に会える
明日も君におはようが言えるよ
詩:目玉
教室でそれは見つめていた
ぼくらを見つめていた
無邪気に話すぼくら
他愛もなく笑うぼくら
その目玉は壁に飾られていた
授業を始める先生
教科書を開く生徒
それは先生を眺めていた
ニャー
教室に猫が入って来た
先生は抱きかかえた
生徒は凝視した
ぼくだけは違った
ぼくだけは君を見ていた
壁に飾られた目ん玉を




