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Rosalie: A Human History  作者: 田中


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第一四話 A Breathing Nest

 捕食と被食のあいだに“罪”は存在しない。

 あるのは、ただ資源の流れだけだ。


─文化生物学者 カミラ・ヴェンデル『食うもの/食われるもの』



────


 ──アメリカ合衆国 メリーランド州 国立生物災害研究所 残存解析室


 二〇三一年九月二九日 午前三時一八分。


 スクリーンに映し出された映像は、わずかに乱れていた。

 監視カメラのデータは、所内通信網の崩壊と同時に断片的にしか残っていない。

 それでも、光学センサーが捉えたわずかな像は“記録”として十分だった。


 エリック・ハドソン博士の机に置かれたマグカップ。

 転倒した防護服。

 血痕はなかった。

 だが、床の光沢がところどころ不自然に歪んでいる。


「……これは、熱ではない。再構成反応だ」


 映像を見つめていた技官が呟いた。

 再生速度を下げる。

 画面の隅で、通気ダクトが微かに膨らみ、内部を何かが移動している。

 カメラのレンズが自動でフォーカスを合わせた。


 白い霧。

 その中で、滑らかな鱗がちらりと光を反射する。

 尾。

 頭部。

 ──そして、もう一体。


 技官は呼吸を忘れた。

 映像の中で、二体のロザリー03-βがすれ違う瞬間、

 片方の腹部がゆっくりと膨らみ、透明な卵膜が透けて見えた。


「……単為生殖の確認」


 誰かの声が震えた。


 その瞬間、スクリーンの映像が途切れた。

 照明が一瞬だけ落ち、

 解析室の空気が、ぬるく湿ったものに変わる。


「通気口……まだ閉鎖していないのか?」


 冷却機の風が止まる。

 誰も動かない。

 “何か”が天井の中を這う音が、確かに聞こえた。


 ──記録映像の解析は、夜明け前まで続いた。

 残存していたセンサー群のログを総合すると、

 “ロザリー03-β”たちは一定の温度と湿度を保つ区域に群れを作り、行動していたことが分かった。


「平均温度、摂氏三三度。湿度八五パーセント前後……」


 技官の報告に、別の研究員が顔を上げる。


「……人間の体温に近い」


 モニターには、施設内部のサーモグラフィが表示されている。

 最初は散発的だった高熱反応が、やがて有機的な模様を描き始めた。

 細長い通路、給気ダクト、配電管。

 それらが“巣”の血管のように接続され、

 研究所全体が一つの巨大な器官のように脈打っていた。


「行動圏、縮小していない。むしろ拡大してる……」


「電力供給ラインを優先的に占拠してる。熱源を理解してるんだ」


 冷却システムが停止した区域の温度上昇グラフが示される。

 それはほぼ生体の“恒温曲線”と一致していた。

 ロザリーたちは、機械から漏れ出す熱、冷却液、人体の残滓──

 あらゆる“熱”を食料に変えていた。


 やがて解析官の一人が、震える指でスクリーンの一点を示した。


「……ここ。ここのパターン、見てください」


 表示された映像では、複数のロザリーが螺旋を描くように並び、尾を互いに絡ませていた。

 振動。

 熱伝達。

 音波ではなく、温度変動を用いた“通信”らしきパターンが確認された。


「……社会性行動?」


「違う、分業だ。小型個体が温度制御、中心個体が捕食。

 群れ全体で環境を“生態に最適化”してる」


 誰かが息を呑んだ。

 モニターに映る熱の渦は、呼吸をするようにゆっくりと鼓動している。

 まるで、研究所そのものが生き物に変わったかのように。


「……ここはもう、巣じゃない」


「巣じゃないなら、何だ?」


「体内だよ」


 その言葉に、誰も返事をしなかった。

 壁の向こうで、何かがゆっくりと蠢いた。

 金属の軋みではない。

 呼吸音のような、柔らかく湿った響き。



────


 ──アメリカ合衆国 メリーランド州 国立生物災害研究所/記録解析室


 二〇三一年 九月三〇日 午前八時五七分。


 観測モニターには、複数のロザリー03-β個体が映っていた。

 彼女らはもはや実験体ではない。

 “捕食者”としての選択をしていた。

 対象は、人間。


 行動ログの分析が進められる。

 摂食対象別の比較データ──魚類、両生類、哺乳類、そして人間。

 グラフのすべてで、人間摂食時のエネルギー効率が極端に高い値を示していた。


──


 摂食後の平均代謝上昇率:267%

 細胞再生速度:4.2倍

 熱発生効率:3.6倍

 行動回復時間:人間摂食時、最短記録──42秒


──


 報告書を読み上げるデボラ・カーツの声に、研究室の空気が凍りつく。

 エリック・ハドソン博士が静かに言った。


「……エネルギー収支が合わない。

 この値は、単なる捕食じゃない。吸収効率そのものが異常に高い。」


 彼の言葉を受け、別の研究員が解析結果を拡大する。

 画面には、ロザリーの筋組織に取り込まれたヒト由来カルシウム分子の分布が映っていた。

 それは“消化”ではなく、“同化”だった。


「ヒトの骨構造は、炭酸カルシウムとリン酸塩の結合比が均一です。

 これが細胞内イオン交換を促して、筋繊維の再結合を早めていると考えられます。

 つまり……人間は、栄養効率が良すぎる。」


 沈黙が落ちる。

 誰も口を開かないまま、記録係の若い助手が震える声で続けた。


「……牛よりも骨が柔らかく、皮膚は薄く、体液中の電解質濃度も高い。

 魚類や爬虫類より、分解しやすい構造なんです。

 捕まえやすく、逃げにくく、反撃も遅い──」


「──“最適な餌”だ」


 ハドソン博士が静かに結論づけた。

 それは誰の反論も許さない、冷徹な事実だった。


「まるで、捕食されるために進化したようね」


 皮肉気なデボラの言葉に返す人間は、誰もいない。


 モニターの中で、ロザリー03-βがガラス越しに舌を動かす。

 青白い舌が、一瞬、研究員の顔をなぞるように映った。

 視線の先に、確かに“理解”があるように見える。


 それは恐怖ではなかった。

 ただの“観測”。

 捕食者が、効率的な餌を見定めるための、極めて生物的なまなざし。



────


【観測報告書:ROZALIE SPECIES / 行動生態解析抜粋】


提出:北米生物統合研究機構(NBI)

作成:生態学部門/主査:E. Hudson博士

日付:2032年1月12日


──


【1. 概要】


対象種 Rozalie(以下「本種」と記す)は、従来の動物分類学的範疇に属さないが、観察された代謝・行動・繁殖特性から“地球生物の進化的延長上”に位置するものと考えられる。

本種の行動は一貫して生理的・反射的なものであり、いかなる敵対的意志も認められない。


──


【2. 捕食行動】


本種の捕食対象は、熱源・化学エネルギー密度・骨格構造の三要素により決定される。


捕食選択は「熱源密度」と「生体内ミネラル含有率」に強く相関する。


人間(Homo sapiens)は骨密度が高く、皮膚が薄く、体温が恒常であるため、極めて効率的なエネルギー源と判断されている可能性が高い。


捕食は攻撃ではなく摂食行動であり、飢餓刺激に対する単純な反応である。


検出された胃内容物において、捕食個体が特定の器官や脳組織を選択的に摂取する傾向は確認されない。


──


【3. 社会・協調行動】


個体間の協調性は高い。行動パターンの同調性は、神経伝達よりも化学的信号(フェロモンまたは放射反応性粒子)によって制御されている可能性。


これにより複数個体が同一方向へ移動・休眠・捕食を行う群行動を示す。


群れの構成に“優劣”の概念は見られず、リーダー的存在の不在が特徴的。


──


【4. 繁殖】


繁殖形態は単為生殖。ただし、コピー個体(例:03-β群)では環境放射線量および摂取栄養素によって産卵間隔が変動。


卵は高温多湿環境下で孵化率が上昇。


幼体の体長は約30cm、2週間以内に1m級へ成長。捕食開始に伴い急速に体表硬化を示す。


──


【5. 生態的立場】


本種の活動域は水陸両用であり、極寒および高温地帯でも代謝停止せず。

細胞内に放射性補酵素を保有し、外部放射線を代謝促進因子として利用している。

この特性により、本種は放射能環境を浄化ではなく“再利用”する生態系を形成している。


──


【6. 総括】


“本種は敵ではない。

それはただ、地球が自らを回復させるために選んだ一つの反応だ。”

─ E. Hudson, field memo #47




 観測の結果、人類は“捕食される側”という位置に立たされただけであり、本種の存在に倫理的価値を求めることは生物学的に無意味である。



 ──アメリカ合衆国メリーランド州 国立生物災害研究所


 二〇三一年九月三〇日 午後四時一九分。


 通信設備は三階層のうち一基を除き、すでに沈黙していた。

 非常灯の赤い明滅が、まるで海底のように薄暗い廊下を照らしている。


 エリック・ハドソン博士は、最後に残った端末にログを入力していた。

 横にはデボラ・マリンズ博士。彼女の防護服は既に破れ、血液が乾いていた。


「……B-6ダクト群、熱源反応が拡大中。

 推定で二〇体以上、体長八〇センチメートルから一メートル。全部β群ね」


「成長が早すぎる。──ロザリー03が脱走した九日から、まだ三週間しか経っていないのに」


 エリックは端末を操作しながら、唇を噛んだ。

 モニターに映るのは、換気系統内の熱画像。

 金属管の内壁に張り付くようにして蠢く無数の熱源が見える。

 どれも一定のリズムで呼吸している。

 それは、生きている証だった。


「β群は“ロザリー03”の産卵由来。

 つまり、03が逃げ出して以降にこの研究所の中で──繁殖してる」


「もうこの建物そのものが巣よ。

 空調を切っても、配管を閉じても、あいつらは壁を食い破って配管をねじ曲げて進む」


 デボラの声は乾いていた。

 映像の端に、研究員らしき人影が一瞬映る。

 次の瞬間、上方の通気孔から何かが滑り落ち、影が引きずり込まれるように消えた。


「……報告データを送るわ」


「送れるのか?」


「メイン回線は落ちたけど、衛星経由で短波が生きてる。数一〇秒だけなら──」


 デボラは息を詰め、震える指で送信キーを叩いた。

 端末に記録される最終報告文。


──


“Rosalie-03 β群:施設全域に巣を形成。

職員生存数:推定3名。

原因個体(再構成体03)は施設外へ脱出済。

β群は独立行動を示し、制御不可能。

本施設の維持を放棄する。──ハドソン博士 記。”


──


 送信完了の表示が点灯した瞬間、

 天井裏で金属が軋む音が響いた。

 換気ダクトが押し曲げられ、黒い影が滲み出る。


「……来たな」


 エリックが小さく呟く。

 デボラは振り返らず、端末に目を留めたまま言う。


「これでいい。記録は外へ届いた。もうそれで十分よ」


 次の瞬間、照明が落ちた。

 真っ暗な室内に、何かが這うような音が満ちる。

 息遣い、衣擦れ、何か柔らかいものが床を滑る気配。


 その夜、国立生物災害研究所からの通信は完全に途絶した。



────


 ──アメリカ合衆国 メリーランド州


 二〇三一年 一〇月四日 午前六時四七分。


 夜明け前の空は、灰色の薄膜のように静かだった。

 車列の先頭である、NBC(核・生物・化学)防護車両が止まる。

 兵士たちは無言で装備を整え、研究所の外周フェンスへと向かう。


「──ここが、“国立生物災害研究所”だ」


 先頭に立つ少佐が、タブレットに映る地図を指差す。


「九月三〇日を最後に通信が途絶。内部からの信号は一切なし。

 再送された最終報告書は、暗号化ファイル一件のみ。残念ながら、そのファイルは開封できなかった」


 フェンスの向こうには、低い建物群。

 窓のほとんどが割れ、コンクリート壁には焦げた跡が続いている。

 夜露に濡れた地面から、かすかに腐敗と鉄の匂いが立ち上る。


「放射線量、通常値より一八〇パーセント上昇。……だが、核反応ではない」


「じゃあ何だ?」


「分からない。“安定放射性酵素”とかいう……。報告書にあった単語だけ残ってる」


 通信士が小声で言った瞬間、無線が一瞬だけノイズを走らせた。


──ザ……ザザ……“し……ま……す”……。


 誰かの声の断片。

 音源は、研究所の内部。


「……生存者か?」


 少佐が顔を上げる。

 遠く、施設の換気塔から白煙が細く上がっていた。


「チーム・デルタ、突入準備──」


 号令とともに、兵士たちは銃を構える。

 空気の張り詰めた音の中で、

 遠くの森から“何かが這う”ような音が、確かに聞こえた。


 防護扉を破壊した瞬間、冷たい空気が噴き出した。

 腐敗臭と鉄の匂い、そして微かに焦げた塩素臭。

 照明は落ち、非常灯だけが血のような赤を壁に投げている。


「酸素濃度、正常……ただし、粉塵レベルが高い」


 先頭の兵士がマスク越しに告げる。

 靴底が“ぐちり”と音を立てた。

 床に広がるのは水──ではなく、何かの粘液。


 検知器がわずかに反応した。

 放射線値、通常の五倍。

 だが、線源は特定できない。拡散している。


 廊下の壁には、爪痕のような裂け目が連なっていた。

 血痕は乾いていない。

 その形状は、まるで内部から這い出したものの跡だった。


「……何かが、ここを通ったのか?」


「あり得ない。内部は完全密閉だ。──はずだった」


 第二小隊が医療棟に踏み入る。

 散乱した記録端末、転倒したストレッチャー、壁面の冷却装置。

 そこに、黒ずんだ防護服が一体、うずくまっていた。


「博士か? ……おい、生存者──」


 ヘルメットのライトが照らす。

 防護服の内部、胸郭が“空洞”だった。

 胸骨ごと内側からえぐり取られている。


 通信がざらつく。


「こちらデルタ二。……人間の遺体を確認。損壊、甚大。頭部──欠損。繰り返す、頭部欠損」


 床には黒い液体が乾いて固まり、壁の一部が熱で変色していた。


「……焼け焦げてる? いや、違う。これは──有機物の炭化反応だ」


 生物化学分析官のミラーが囁く。

 手袋越しに壁を触れた瞬間、薄膜がパリ、と剥がれた。

 中から、何かの卵殻のような繊維質が覗く。


「……中佐、ここ、何かが孵ってる」


 カーティスは手信号で隊を止めた。

 その時、天井の通気口から“ぴちゃり”という音が落ちた。

 ヘルメットのライトを上げる。

 暗闇の奥で、瞳孔のような黒い反射が、ゆっくりと動いた。


 ──音。


 何百という微かな擦過音が、通気ダクト全体に広がる。

 壁の中、天井の裏、床下。

 全方向から“生きている”気配がした。


「全員退避──ッ!」


 その声が終わる前に、通気口の格子が弾け飛んだ。

 銀灰色の影が飛び出し、先頭の隊員に絡みつく。

 歯骨が金属を砕く音。

 銃弾が散り、悲鳴が響く。


「発砲するなッ、燃料系がある──!」


 叫びも虚しく、炎が一瞬で走った。

 壁一面の卵殻が熱に反応し、パキパキと裂ける。

 黒い幼体が次々と溢れ出した。


 ──総数、不明。


 平均体長、約三〇から六〇センチメートル。

 その中央、廊下の奥に見えたのは、一体だけ異様に大きな影。


 ロザリー03-β。


 人間の血で温められた皮膚が、淡く光を反射していた。


 通信はここで途絶。

 以降、部隊の生存者は確認されていない。


──


 午前七時四九分。

 外部との通信が完全に断たれる。

 その五分後、監視衛星の映像に、施設全体を覆う熱源が記録された。

 だが、赤外線スペクトルに生物反応はなかった。

 それは──生命の密集体としか言えない“塊”だった。



────


【附録資料:US-CDFR-3110/観測報告書】


発信元: アメリカ国防高等研究計画局(DARPA)・疾病対策センター(CDC)合同特別調査班

報告日: 2031年10月5日

対象: 国立生物災害研究所(メリーランド州)

分類: Level-Ω 危険生物災害(生物・放射複合事案)


──


1. 概要


2031年9月30日を最後に、国立生物災害研究所との通信が途絶。

10月4日午前7時12分、特殊部隊「D-Unit」が現地に突入。

同日7時49分、部隊全員の生体反応が消失。通信途絶。


施設内は完全に壊滅。

内部監視システムは溶断・破壊・短絡のいずれかにより使用不能。

現場記録の大半が喪失、回収可能なデータは極めて限定的。


──


2. 観測結果


放射線量: 通常値の28〜34倍。

 内部では放射線分布が“定常波形”を示しており、線源は移動していると推測される。


熱源分布: 赤外線センサーにより、施設全域を覆う平均体温28〜31℃の有機体群を確認。

 群体は一体ではなく、複数の集合体(20〜30個)として存在。


構造変化: 地下第3区画の床材が押し上げられ、鉄筋構造物に波状の変形あり。

 通常の物理的要因では説明不能な圧力変化を観測。


音響データ: 周波数2〜4Hz付近に低振動の記録あり。

 機械的発生ではなく、**周期的な生体運動(呼吸様運動)**の可能性。


──


3. 生物試料


回収された粘液状試料の解析結果(サンプルコード:RZ-β-09)は以下の通り:


主要構成: 炭素・窒素・リン・カルシウム・放射性鉛同位体


特性: 細胞構造は既知の動物細胞と一致せず、ミトコンドリアに類似した構造体が“崩壊エネルギー再利用機構”を保持。


再生性: 物理的損傷後、試料内部で自己結合を確認(平均再構成時間4分36秒)。


外因反応: γ線・赤外線刺激下で細胞活動の活性化を確認。


──


4. 解析総括


現段階で確認された事実は以下の通り:


1. 研究所内で複数の大型有機体が活動していた痕跡がある。


2. 試料RZ-β群は単為生殖可能であり、雌雄の識別不能。


3. 発見された卵状構造体は、孵化後24時間以内に捕食行動を開始。


4. これらの生物は外部放射線環境を利用し恒温維持を行っていた可能性がある。


──


5. 総評(仮説)


観測された現象は、2030年に国立生物災害研究所で実施された「Easterling系細胞再構成実験」と関連性が高い。

対象は既に地上生態圏へ拡散した可能性があり、本件を“局地的事故”と断定することは困難。


なお、現時点で施設内部の熱源反応は依然として存在。

その形状は──


“呼吸する巣(A Breathing Nest)”

と形容するほかない。


──


【備考】


本報告書は、2031年10月8日付で機密指定Ω-1に分類。

以後の記録はすべて削除、観測区域は衛星監視のみとする。

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