オズの世界の歩き方

「俺は、どうやらこの世界の王様『大魔法使いのオズ』を殺したらしい」

主人公普通のサラリーマン・灰野シロウと愛犬・トトは、異世界の魔法により家ごとはるか彼方へ吹き飛ばされ、気がつくと見た事の無い煌びやかな王国へと漂着していた。
特に怪我も無く家も家具も無事に降り立ったと思われた──が、家の下敷きになっていたのは、なんとこの王国の主・大魔法使いオズだった。
そう、オズは死んでしまったのだ。しかし魂だけは残ったもよう。
本来の大魔法使いの力を借りなければ、元の世界には帰れない事を聞いたシロウ。
オズを生き返らせる為・元の世界に帰る為。超絶自由奔放のオズと共に、様々なアクシデントを乗り越えながら、不思議な魔法の世界を旅することになった。
「──ドシロートの君に、僕がこのオズの世界の歩き方を教えてあげよう！」
案外元気な彼はそう言った。
……とてつもなく不安だ。
夢のような魔法の世界。しかし、俺にはこんな世界から、何としても、家に帰らなければいけない理由がある。それについては……まぁ、またいずれ思い出すだろう。
　大抵の事は何とかなるんだと、そう願って今はちょっとしたバカンス気分でも味わおうか？
　
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【5／31 2章完結しました！】

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