表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
彼方より雫を求めて  作者: 春星
第三章 桜剣と神器と雫
37/50

第36話 再び燃ゆる炎と流るる水

塵も残さず2人は消え去ったかのように思えたが、その直後、気絶したヒスイを抱えたシイナが炎の中から出てきた

ヒナタ「シイナ!?」

シイナはヒスイを4人に託し、命脈王に向き直った

命脈王「生きていたとはな

てっきり死んだものかと思ったぞ」

シイナ「俺も死んだと思ったさ....

だが生きろと励ましてくれる奴がいてな....

いや...奴「ら」か」

命脈王「....まぁそんなことはどうでもいい

まだやるんだな?」

シイナ「ああ」

命脈王「やらずとも結果など見えておるのに....

まぁいい

死にたいのなら勝手に来い」

シイナ「そうさせてもらうよ....!」

そうしてシイナは一瞬で距離を詰め、一閃を決めたと思いきや躱されてしまい、あっさりと吹き飛ばされ、壁に激突した

シイナ「があっ.....」

命脈王「はぁ.....命を大事にしたらどうだ?

我とて無益な殺生はしたくないのだがな」

シイナ「チッ....やっぱやるしかねえか

召喚・神器レーヴァテイン、ヴァフンケニング

融合召喚」

そうして本来交わることの無い炎と水が交わった剣が出来た

シイナ「(さっきまで感じていた痛みや怠さが完全に消し去った.....これが生気を必要としない妖怪の力か)」

命脈王「ほう.....そんなものを隠し持っていたとは

死の間際ですら使わなかったのに使うということはそれだけ貴様にとってのリスクがあったということか」

シイナ「ああ....死ぬまで永遠に続く「呪い」だよ

最も、この状況じゃあ呪いですら俺にとっては薬だけどな!」

そうしてもはや音すら置き去りにする速度で接近し、再び一閃を決めた

命脈王「(ふん....こんなものか?てっきりもっと強いのかと...!?)」

攻撃は躱され、直後のカウンターを決められそうになったが決める直前で命脈王はその場を離れた

その直後、シイナを中心とした爆発が起こった

命脈王「(このタイミングで自爆....?おそらくカウンターを読んだ攻撃なのだろうが、それにしてはするメリットが薄すぎる

この爆発の意図はなんだ?なにか思惑があって仕掛けたとしか思えない

いや、そもそもこの爆発で奴は大打撃を負っているはず

靄が晴れた瞬間に攻撃を仕掛けて終わらせる)

っ..!?」

なんと、シイナは多少傷は負っているものの本人はほとんど無傷の様子だった

命脈王「(なぜあんなにも涼しげな顔で立っているのだ....?

痩せ我慢には見えないし、する必要も無い

もしや、リスクは「感覚が消える」?

いや、それなら剣すらまともに握れないはず

ならばなぜ......)」

シイナ「融合剣奥義・「天地」」

そういいながら剣を地面に突き刺すと、辺りに炎と水が飛び交い、その直後に中規模の爆発が部屋を埋め尽くすほどに大量に起こった

命脈王「チッ...」

命脈王も多少は躱せれるもの、爆発の密度が大きいからか、完全に身体を爆発に晒さないようにするのは不可能だった

ヒナタ「なに....あれ

どういう原理で爆発してるんだろう」

黒ヒスイ「.....多分...水蒸気爆発」

3人「え?」

黒ヒスイ「高温の金属に水が入ることで水が爆発的に膨張する性質のこと

多分.....彼は予め剣の予備を何本か持っていたんだ

いや、「何本か」じゃない

「何百本も」

あれだけの爆発の量、並大抵の量じゃ絶対にできない

それに融合剣奥義ってただの自然魔術でしょ.....

まぁ、あの炎と水はおそらく剣の魔術だろうけど」

ヒナタ「あのさ....」

黒ヒスイ「え?なに?」

ヒナタ「自然魔術ってなに?」

黒ヒスイ「いやいや....知っているのは一部とはいえ、聞いた事ぐらいならあるでしょ

魔術を行使しなくても魔術に近い現象を起こせるものの総称のもの

ってか、何となく察してたけど彼、鍛冶師でしょ

あれだけの量の剣と弟子の方の私に剣を贈れた事から何となく察してたけどね」

3人はコソコソ話をする

カズキ「なぁカナデ知ってるか?自然魔術って」

カナデ「そんなん知らないわよ....ってか、魔力使わなくても魔術に近い事起こせるなんて聞いたことないし思いついたとしても夢物語で終わるわよ....」

ヒナタ「水蒸気爆発....面白そうだから今度他にも種類がないか黒ヒスイに聞こうかな」

黒ヒスイ「....何話してるか知らないけどさ、見なくていいの?彼結構なピンチだよ?」

3人「え!?」

シイナは吐血する

シイナ「(チッ.....剣の魔力で炎と水を無限に出せるとはいえ予備の剣の欠片をわざわざ転移させる魔力が必要になるから結局は有限でしかねえ

それに、かなり集中しないとこんな量の爆発を起こせる訳が無いから闇雲にでも攻撃される戦略を取られた時点で負けが決まる

やっぱ、するしかねぇよなぁ......

でもこんな状態でしたらほぼ死ぬじゃねえか

あいつらの誰かにせめて雫だけは.....いや、よそう

そんな手間かけさせて、あいつらのメリットがまるでない

....ったく、,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,だろ....)」

命脈王「....さすがの我もそれなりに傷を負うしかなったぞ

だが、やはり貴様本体を止めてしまえば爆発は鎮まる

貴様との対戦、中々楽しかったぞ

....さらばだ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ