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彼方より雫を求めて  作者: 春星
第三章 桜剣と神器と雫
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第35話 神器の秘密

シイナ「......

ここは......どこだ?」

辺りを見渡すと赤い空間が拡がっていた

シイナ「ああ......噂には聞いていたがここが死者の都ってやつか?

にしては暑いな......」

???「久しぶりだな 亡き(つがい)を追う骸骨め」

シイナ「お前は.....」

シイナの前には可愛らしい少女の見た目をした者がいた

シイナ「確か....名も無き火焔姫だったか?」

火焔姫「さような奇っ怪な名を付けられるのは不満だがな」

シイナ「じゃあ俺に変えるよう「頼んだら」どうだ?」

火焔姫「「頼んだ」として貴様には勝てんのが目に見えている

そもそも、なんのためにその剣を渡したと思っている?」

シイナ「....神器レーヴァテインの事か?

そんなことより、なんでここにお前がいる?まさかお前も死んだ訳じゃないよな?」

火焔姫「貴様は何か勘違いを起こしていないか?

ここは死者の行く末の場所などではない

この我の領域(テリトリー)だ」

シイナ「領域....?

いつの間にそんなものが使えるようになったのか」

火焔姫「ああそうだ

そしてここならば邪魔が入ることも無く、現実世界の時間に影響を及ぼすことも無く貴様と話が出来る」

シイナ「時間まで止まってるのかよ.......」

火焔姫「それは貴様も同じだろう

....本題に入る

貴様、今瀕死の状態であろう?」

シイナ「.....なんでその事を知っている」

火焔姫「我の名づけたレーヴァテインは我が魔力を以って存在している剣だ

つまり、持ち主である貴様の危機を感知すると我の魔力を通して知らせてくれるのだ」

シイナ「...そうかよ」

火焔姫「それで貴様に知らせる事なんだが、貴様の危機を知って「あの娘」を呼び、貴様を救う手立てを立てた」

シイナ「随分優しいんだな?」

火焔姫「....以前の我であったらこんなことはしない」

シイナ「...そうか」

火焔姫「それでだが、我のその剣を使い続けると炎に飲まれる.....というのは今身を以って知っているな?」

シイナ「ああ.....よく知っているよ」

火焔姫「実はそれは我がその剣に施したリミッターでな

敵に利用されても使い続けられないようにそう施したのだ

だが、逆に言えば今この場でそのリミッターを解除すれば貴様は助かるし、これからも使い続けられる」

シイナ「リミッター....あの剣にそんなものがあったとは

でも確かにそういえばヴァフンケニングの方は時にデメリットは無かったが....」

火焔姫「とりあえずそのリミッターはもう外してある

つまり貴様は助かるという訳だな」

シイナ「.....まさかとは思うが、これで一つ貸しを作ったとでも思ったのか?」

火焔姫「いいや、そんなつもりは無い

だが、その貸しはもっと増えることになるだろうな」

シイナ「.....どういうことだ?」

火焔姫「さっきのはいわば前座。

本題はここからだ

あの2つの剣.....つまり我がレーヴァテインとあの娘のヴァフンケニングを融合させると新しい剣が一時的に出来る

その状態だとこれまで以上に力を発揮することができ、炎と水の力を同時に操れる

ただ.....勿論それにはとある代償が伴う」

シイナ「代償....なんの代償を払えばいい?」

火焔姫「......貴様は確か半妖だったな」

シイナ「そうだが、それがどうした」

火焔姫「代償だがな.............貴様は完全に妖怪と化す」

シイナ「妖怪......

いや、構わん

それであいつの命を救えるなら俺の身など知ったこっちゃない

どの道俺は後には引けねえんだ

それで要件は終わりか?」

火焔姫「いや、もう一つだけある

貴様の持っているその剣.....その剣に妖力を込め、我らの剣に交えると貴様の力を膨大なものとする強大な剣が出来上がる

ただし、もし使うなら死を覚悟しておけ

たった少し使うだけでも貴様は強大すぎる力に飲まれその剣の傀儡となるか、魂を生贄として捧げる可能性はあるからな

....妖力を込める手間も含めて我なら使わぬな」

シイナ「...わかった肝に銘じとくよ」

火焔姫「それじゃあ貴様の番と来るまでのしばしの別れだ

.....死んでくれるなよ」

シイナ「......ああ」

そうして2人は別れを告げ、現実世界に戻されるのだった

人物紹介

火焔姫

シイナの世界の人物。

つまり、シイナの世界のヒスイの生前にシイナは会っている

シイナの世界のヒスイが死亡したのち、シイナが病的に亡きヒスイに執着している様子から「亡き番の骸骨」と「貴様は恋人の死を乗り越えれないのか?」という奮起づけるメッセージも含めて呼んでいる(骸骨と呼んでいる理由は死してなお主のためずっと献身している骸骨に似ているから)

また、1つの国を支配しており、シイナのもう一つの神器、「ヴァフンケニング」の所持者である人物(本人はあの娘と呼んでいる)の国を襲い、ヴァフンケニングを奪い、炎の魔力とヴァフンケニングの持つ水の魔力で世界を混沌に陥れたが、シイナとヒスイによって火焔姫は捕まり、ヴァフンケニングも元の持ち主に戻った

その後、ヴァフンケニングの所持者兼国の王である人物から王位を譲られたが、シイナ達は拒否

せめてこれだけでも、とヴァフンケニングを贈られた

その後牢屋にいる火焔姫を諭し、火焔姫からも王位を譲られたがそれも拒否し、せめて気持ちとしてレーヴァテインを贈った

ちなみにレーヴァテインは火焔姫自身がつけた名前だが、ヴァフンケニングはシイナが付けた名前(元々名前が無かった)

また、少女の見た目をしておきながら凄惨な過去を送っており、今の口調に落ち着いた

レーヴァテインという神器を創り出した時点でわかる通り、彼女自身もかなりの実力者

最近さらに腕を上げたが、それ以上にシイナが強くなった為、シイナに勝つことは諦めた(膨大な時を送っていることに会った時気づき、それと同時に人間性がまるで変わったことに気がついた)

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