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彼方より雫を求めて  作者: 春星
第二章 さらなる冒険
27/50

第26話 能力

読者の皆様長らくお待たせしました春星でございます

ここから弟子の方のヒスイと黒炎(敵だった方)のヒスイでややこしくなるので、黒炎の方を黒ヒスイと表記いたします

逆に弟子のヒスイは今までどうりヒスイなので何卒、よろしくお願いします

それでは本編どぞー

シイナ「ただいま.....

ぐっ......」

ヒナタ「えちょっと大丈夫!?脇腹が........え?ない?」

カズキ「出血もしてなければまるで風穴みたいに空いてやがる どうしたんだ一体全体」

シイナ「とりあえず椅子に座っていいか....?立ってるの大分キツイんだよ.....」

ヒスイ「は、はい」

ヒスイが椅子を用意し、シイナが座る

カナデ「んで、さっきから気になってたけどこの黒髪の子だれ?」

シイナ「あー......まあめんどくさいが説明するとな....」

〜説明中〜

ヒスイ「.....つまりその方は私とほとんど同じ存在と.....」

シイナ「簡単に言うとそうなるな」

カナデ「んで、その子がシイナに無理をさせて、最後の抵抗として綺麗に脇腹を消し去ったと......」

シイナ「......そうだな」

カズキ「話だけ聞くと敵のそいつを連れている意味がわからないんだが?」

シイナ「あーそれは....」

黒ヒスイ「彼が私に惚れているからだね」

シイナ「違う。こいつが勝手に付いてきてるからだ

ってかそれお前だろ」

黒ヒスイ「....そんなに否定されると私気づ付いちゃうなー....チラチラ」

シイナ「嘘つけお前そんな性格じゃねえだろ」

カズキ「......なんか漫才を見せられてる気がするのは気のせいか?」

ヒナタ「あ、あはは.....」

シイナ「とりあえずこの脇腹を治療したいんだが...誰かできるか?」

ヒナタ←剣士=出来ない

カズキ←同じく剣士=出来ない

カナデ←攻撃系魔術しか使わない=出来ない

ヒスイ←魔術なんて教わったことない=出来ない

黒ヒスイ←治癒魔術なんて持ってない=出来ない

シイナ「......まじかよ」

ヒナタ「まぁ自然に治るまで待つかぁ」

黒ヒスイ「あ、それなんだけど多分自然には治らないし、普通に治癒魔術では無理だと思うよ」

シイナ「なんでだ?」

黒ヒスイ「そもそも私のこの黒炎って、いわば憎悪の塊みたいなもん。 この憎悪の塊に触れた万物を無に帰す......そういう代物だから多分普通の方法では無理だと思うよ」

シイナ「じゃあどうしろと」

黒ヒスイ「さぁ?」

シイナ「お前ほんとに何してくれてんだ?????」

黒ヒスイ「冗談冗談 まぁ治す方法としては憎悪を受けて無になっちゃったからその時間を逆行する、はたまたその憎悪の念を消すとか.....まあそういう感じだとは思うよ」

シイナ「憎悪の念を消すねぇ......」

ヒスイ「どうかした?」

ヒスイ「幻影投影(フォルムチェンジ)治癒士(ヒーラー)

治癒魔術レベルx・完全な浄化(パリフィケイション)

シイナの脇腹が修復されていく

5人「おぉー」

シイナ「ふーむ...これで十分なのか」

ヒナタ「え?何が?」

シイナ「いや、さらに上のレベルγ、Ζ、Ωがあったからこれで十分なのが少し驚きだ

とはいえ消費する魔力の量が少なく済んで良かったがな」

ヒスイ「あれ?師匠って治療する魔術使えましたっけ?」

シイナ「使えないが?」

ヒスイ「え、でも今思いっきり治癒魔術を....」

シイナ「ああ、それは幻影投影(フォルムチェンジ)したからな

俺の唯一無二の能力でもある」

ヒナタ「へぇー」

シイナ「そうだな、一応この能力に付いても教えるが、そもそも能力とは俺の世界での概念だ

人間以外の種族は必ず1つ持っていて、唯一無二の力でもある

俺の能力の場合、コピー。つまり、他に出会った奴の技や能力を真似することが出来る」

カナデ「へぇー

それって平行世界を旅できるアンタからしたら最強じゃない」

シイナ「とは思うが、思ったより使いずらい

まず、そもそもそのコピー元の奴がどんなやつかを想起しなければ使えない

そして、技も一度見なければ使えない

その上で、能力を使う事に魔力をかなり消費する

常中能力(パッシブ)を持っているやつは幻影投影しなくても使えるが、そんなものを持っている奴はとてつもなく希少だ

しかもそもそもコピーしたやつの半分以下しか効力を発揮しないし、強ければ強いほど効果を発揮しずらい

つまりそもそも効果が薄い常中能力なんてほとんど役に立たん」

ヒスイ「バランスが取れていると言いますかなんと言いますか......」

シイナ「とはいえ、一つだけ大いに役に立っている常中能力がある

それは魔力限界突破(マジックブースト)そもそもの効果が大きいから四分の一程度まで減少しているがかなりの増加量だ

まぁ常中能力じゃなくて技なんだがな 常に発動している影響か俺が使うと常中能力として認識されている」

カナデ「なんかそれ羨ましいわね 普通に欲しいわ」

シイナ「実際コイツには助けられている こいつがなければ生き延びられ......待てよ?」

ヒスイ「どうかしました?」

シイナ「今考え直したら1回ヒスイと戦った事あるよな?いや、厳密に言えば2回か

まぁ政府の宴の時だ

その時に幻影投影で時間停止者(タイムストッパー)になって時間停止(タイムストップ)を使ったが、たった2回で魔力切れを起こしたんだよな

確かに時間停止自体の魔力消費も激しいとはいえそこまで魔力は減っていなかったはず

今の魔力を確認してみるか........」

シイナは目を閉じた

シイナ「......ちょっと待て、魔力が回復してないぞ?

基本魔力は自然回復するか、体を休めれば回復するが.....

後で「奴」に調べて貰うか」

カズキ「奴?」

シイナ「ああ、俺の世界で所謂医者って奴だ

人間にはかなりいるみたいだが、妖怪の医者は全くいないからな

というかそいつしか俺は妖怪の医者を知らん」

ヒスイ「そういえば師匠は半妖ですよね?そして師匠の世界での私も半妖って事は私って半妖なんですかね?」

シイナ「いや、あくまでお前は人間だ

黒い方は知らんが。」

黒ヒスイ「いや私も人間だからね?そこのとこ勘違いしてもらっちゃ困るよ」

シイナ「なんだ、お前も人間なのか

まあ話を戻すが、幻影投影にはある特徴がある

それは、「コピー元の奴と親しくなればなるほどその力を引き出せる」

.........とはいえ、これがかなり厳しい」

ヒナタ「え?普通に親しくなればいいだけじゃ?」

シイナ「分かりやすくレベルに分けると、レベル1が出会って技を見た状態。レベル2が恋人.....」

5人「ブッ(吹き出す)」

ヒスイ「いやいやいや!使いづらいにも程がありますよ!?」

カナデ「っていうかレベル1から急に飛躍しすぎでしょ....」

ヒナタ「もう使いずらいってレベルじゃないよね......」

シイナ「それがまさに問題だ 誰とでも恋人になるような尻軽じゃない限りは到底無理だな

そしてレベル3が結婚で最大限以上に引き出せる

ちなみに俺の恋人の能力は「剣技を自在に操ることが出来る」比較的強くない部類のおかげか本人と同じレベルで使える

「自在に操る」というのは考え方によっては様々な工夫ができる例えば切り上げながら高く飛んだ後、そのまま剣を振り下ろし、すぐさま居合切りという無茶苦茶なことも出来る

だが、常中能力では無いが故に素の状態でしか使えない

あ、言い忘れていたがレベル2になれば通常の状態で使えるようになる」

ヒナタ「そういえば出会って技を見ればコピーできるって言ってたけど、黒い方のヒスイの黒炎は使えるの?」

シイナ「使えるには使えるが、恐らくそもそも威力がないだろうな」

カズキ「どういうことだ?」

シイナ「そもそも黒炎は無に帰す技だそんな物レベル1の状態じゃめちゃくちゃ弱体化されるに決まってる

そもそも憎悪自体を俺は抱いてないから発現自体しないかもな」

黒ヒスイ「それは大丈夫じゃないかな?私憎悪なんて無いけど普通に使えるし」

黒ヒスイが黒炎を出す

シイナ「....お前、あんまりその力安易に出すなよ」

黒ヒスイ「え?なんで?」

シイナ「そんなもんが誤爆して心臓か頭にでも当たれば即死するからだ

敵が前にいる時以外は出すなよ」

黒ヒスイ「....むぅ

というか結論としては私とシイナは恋人になった方がいいんじゃない?」

ヒスイ「なっ....!?」

シイナ「なんでだ?」

黒ヒスイ「だって今のレベル1じゃ全然使えないんでしょ?だったら恋人になっちゃった方が戦闘が楽になるんじゃない?」

シイナ「....あのな、お前が想像するよりこの能力しんどいからな?ただでさえ重要な奴の事を覚えてるのにそこにお前入れたら脳がパンクして誰か1人忘れるだけで命取りだ

それにそのためだけに使うのも魔力の無駄だ

魔力っていうのは生力と同じく命の源でもある それを無駄遣いすんのは馬鹿な妖怪か、力に溺れた愚かな妖怪しかいない」

ヒスイ「ほっ.......」

シイナ「というかそろそろ戻っておくか

幻影投影(フォルムチェンジ)解除(リリース)

しっかし普通に疲れた.....このまま休んでいいか?」

ヒナタ「別にいいけど.....1人分しか用意してないよ?」

カナデ「こんな事ならせめて4人は用意しとくんだったわね....」

シイナ「........いや、奴に魔力の確認も取らなければならないから追加で取るのは4人で良い

安心しろ晩には必ず戻る」

ヒナタ「.....大丈夫かな?」

カナデ「さぁ?でも必ず戻るって言うし、大丈夫じゃない?」

ヒスイ「.......」

ヒナタ「どうしたのヒスイ?」

ヒスイ「....部屋は合計で6人取っておいてください」

ヒナタ「え?でもシイナは.....」

カズキ「.....行ってしまったな」

黒ヒスイ「大丈夫かな?あの2人」

ヒナタ「わかんないけどとりあえずヒスイの言う通り6人取っておこうか」

黒ヒスイ「そうだ、折角だし、君たちが彼と出会った経緯と、それから何があったか聞かせてよ」

カナデ「いいわよ

そうね、確かあれは今からかなり前..............」


ヒスイ視点

長く一緒にいた私だからこそわかる

きっと師匠は嘘が付いていないのだろう

しかし、師匠はひとりでに霊脈の雫を探すだろう

恐らく、たった疲弊した程度で休息を取ろうとした自分に、「それは甘えだ」と師匠は思っているはず

でなければ、あんな急に意見を変えたりしない


シイナ「ヒスイ、お前が隠れているのはわかってるんだよ

なんで後を付けてきた?

まるで、あの政府の宴の時のようだな」

ヒスイ「まるで、ではなくその通りなんですよ師匠

あなたの考えていることが分からないとでも?」

シイナ「普通は分からないもんだけどな.....お前いつの間に読心術なんて身につけたんだ?」

ヒスイ「茶化さないで下さい どうせあなたの事です

1人で探しに行こうとしていたんですよね?霊脈の雫を」

シイナ「お前は中々に勘が鋭いな.....その通りだ」

ヒスイ「否定しないんですね?てっきり誤魔化すのかと思いましたが」

シイナ「別にどっちでもいいからな

それに今回に関してはあまり振り回したくなかったが、お前は自分の意志でそこまでわかって来ている

つまり一緒に来る覚悟があるってことだ」

ヒスイ「えぇその通りです」

シイナ「...ったくお前はいつからこんなに俺にまとわりついてくるようになったんだ?」

ヒスイ「貴方がいないと私は駄目なので」

シイナ「もはや一種の病気だな」

ヒスイ「...かもしれませんね」

シイナ「それじゃ....行くか

ただ魔力の方が先だ もし見つけた時敵に遭遇でもしたらもしかしたら負けるかもしれんからな」

この人自身は慢心なんてしているつもりは無い

でも、自分を強いとも思っている

未だ無敗を続けていたら王者の如く慢心するのは普通の事。

でも、余程彼の身に起こった悲劇が大きかったんだろう

大切な人を「失くした」ことを............

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