第22話 分かれ道
シイナ「......ん?分かれ道か?」
ヒナタ「そうだね、2つに別れてるけどどうしよっか...」
シイナ「なら俺が左、お前ら4人は右に行ってくれ」
ヒナタ「いいけど....」
ヒスイ「いえ、私は反対です そもそも師匠1人では危険です」
シイナ「あのな、戦力的にはこれが丁度いいんだよ
それに、もし勝てないと判断したら時間止めて逃げればいい」
ヒスイ「確かにそうですけど.....」
シイナ「それと出口見つけても引き返すんじゃねえぞ
俺は平気だがカナデ、お前は魔力の量は限られてるだろ?」
カナデ「そうね...」
シイナ「なら出口を見つけてたらそのまま出ろ
もし何かに出くわして勝てないと判断したら逃げて入口まで引き返せ」
ヒナタ「わかったけど......シイナは大丈夫なの?」
シイナ「出口は1つとは限らんし、逃げる足音が聞こえたら俺も入口に向かう
それでいいな?」
ヒナタ「わかった 気をつけてね」
シイナ「お前らもな」
ヒスイ「.........」
そうして、それぞれ別の道を歩んで行った
カズキ「なぁ、俺が言うべきでは無いかもしれんが良かったのか?」
ヒスイ「少なくとも、師匠の言っていることは正しいと思いますし、身を案じるだけ徒労に終わるかもしれません
ですが「何が起きているか分からない」というのが少し怖くて....」
カナデ「大丈夫、私たちが知っているシイナは誰にも負けない最強剣士よ
そんな簡単にくたばるやつでは無いわ」
ヒスイ「そうですよね....
ありがとうございます 少し気が楽になった気がします」
カナデ「別にいいのよ」
ヒナタ「あれ?もう出口だ」
カズキ「随分と早いな まあ、この近くの村で待っているか」
カナデ「そうね ま、あいつなら大丈夫でしょ」
一方、シイナは.....
シイナ「全然光が見えないな.....もしやこっちは外れだったか?
だが、奥に進む毎に嫌な気配が近づいていくんだよな....的中しなければいいが
....っとここが最奥か?」
そして、そこには背を向けている人物がいた
血にまみれているからか、それとも暗闇で見えないからか、服は黒に染まっており、何やら帽子をかぶっている
そして、その手にはベッタリと付いた血と血に塗れた剣が握られてあった
よく周囲を見ると、大量の死体がある
シイナ「(....何者だ?こいつ)」
そしてその人物はこちらを見て、その口元には笑顔が浮かび、剣を横に薙いだと思ったら目の前に黒い斬撃が迫っていた




