表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
彼方より雫を求めて  作者: 春星
第二章 さらなる冒険
19/50

第18話 幻覚

シイナ「ん.....

あー、くっそ....流石に吐血しすぎて身体が怠い....明日血液パックでも身体に注入するかなぁ.....」

と、身体を確認をするシイナ

シイナ「あー....左腕と左足の動きが悪い

左側だけ魔力の通りが悪いか?」

〜一方、少し時間が戻ってヒスイ視点〜

結局、晩まで答えが出ることは無かった 師匠を見たら答えが出てきそうな気がするけど、そんな都合のいいことは起きないと思う

でも、一人で考えても出ないから藁にも縋る思いで師匠の遺体がある部屋に足を運び、扉を開けた....その時だった

ヒスイ「.....................え?」

え?なぜ目の前の師匠がいるの?いや、いるのは当たり前なんだけど、何故か、師匠は「生きている」

ああ、わかった きっと脳が師匠が死んだという事実に耐えきれなくて幻覚を見せているんだ なら、その幻覚を破って脳に現実を見せよう

ヒスイ「師匠〜」

シイナ「どうした?」

ヒスイ「.......................????」

え?今反応した??.....え?もしかして生きてる?だとしたら物凄く気が抜けたように呼んでしまった.....いや、おそらくこれは幻聴だ それにしてもここまで再現できるとは 中々私の脳は師匠の声を聞き慣れているらしい

ならば、絶対に言えない質問をしよう

ヒスイ「師匠、私が勝負を挑んだ後、どうなったんでしたっけ?」

シイナ「確かそのまま殺し合いになって、最終的に俺の魔力が尽きて意識が落ちた」

ああ、なるほど どうやら私の脳は「死んだ」を「意識が落ちた」に作りかえているらしい その前に何やら聞いたことない単語が出てきたが......まあ、脳のバグだろう

なるほど、死んだ罪悪感ではなく、意識を落としてしまった罪悪感でどうしたらいいか考えているから答えが得られないらしい ならば、生きる意味を見出す人生にしようありがとう師匠(と私の脳)貴方のおかげで答えが得られました

ヒスイ「それでは失礼しました」

〜通常視点〜

シイナ「.......いや、あいつ何しに来たんだ.....?

あ、そういう事か...... どうせあいつの事だから俺の事を幻覚、幻聴と捉えているのか

それにしても、幻覚と幻聴を暴くような発言をしていたということはもしやあいつ自身は吹っ切れているのか?

メンタルが強いな......俺なんて、「あいつ.,.だ,、..ら.,ち,..かったのに.....」

ひとまず、医務室を出るか」

そう言い、医務室から出て、ヒナタ達とばったり出くわした時にヒナタ達はとても驚いた

カナデ「....で、どういう訳?彼女、とても絶望したんだから、もちろんその目的となんで生きているか説明できるわよね?」

シイナ「説明するのはいいんだが、まずはヒスイと会わなくてはならない

どうやら俺の事を幻覚と認識しているみたいだからな」

ヒナタ「え、一度会ってるの?」

シイナ「なんか知らんが医務室にやってくるや否や支離滅裂な会話をさせられたな」

カズキ「それ大丈夫なのか....?実はまだ引きずっているとか....」

シイナ「その可能性は強く否定はできないが、会話の内容的に俺が幻覚でない事を証明するような事だったからおそらくもう乗り越えているんだろ

とりあえず、どっかの部屋に集合して事情を説明するから誰か呼んできてくれないか?」

カナデ「なら私が行くわ」

カズキ「お前が行くのか.....?若干不安なんだが....」

カナデ「失礼ねぇ.....同じ女の子同士の方が連れてきやすいでしょ?」

カズキ「まぁそうだが.....」

ヒナタ「集合場所はどうする?」

シイナ「無難に俺の部屋でいいんじゃないか?」

カナデ「そうしましょう それじゃ、連れてくるわ」

〜その後〜

カナデ「連れて来たわよー」

ヒスイ「...ん?

(いや、そういえば幻覚なんだった...少し幻覚に期待をしてしまった)」

そうしてヒスイはすぐに視線をシイナから中央にいるヒナタに向ける

ヒスイ「それで、呼び出した要件はなんですか?」

ヒナタ「ああ、それなんだけどシイナが話したいことがあるんだってさ」

ヒスイ「....もしかして私を馬鹿にしたりしてます?あのですね、流石にもう心の整理はついてます もう自害しようだなんて思いませんし、師匠が私を恨んでるかもとも思いません 今更余計なお世話では?」

シイナ「......

(おそらく何を言ってもこいつは全てを幻覚、或いは幻聴と捉えるだろう

ならば、行動で示すのみ)」

そうしてシイナは剣を抜き、ヒスイの首元に当てた

ヒナタ「えっ....」

ヒスイ「う...そ....

(私は冷静に考えて、私の事を恨んだりしないって、そう思ってた でも実際は違った私の事を殺そうと....

.....あれ?師匠は死んでるから私の首に剣を当てることは不可能なはず幻覚なら尚更それは不可能だし、幻覚なのにこんな私に対して不幸なことはしないはず

.....もしかして)

まさか......生きてるんですか.....?」

シイナ「やっと気づいたか阿呆が」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ