第15話 推理
えー唐突ですが、ここから第二章でございます()
本来ならここで区切って後書きに二章と書くつもりだったのですが、かなり中途半端に二章に突入してしまい、仕方なく、前書きにてお伝え致します
それでは本編どうぞ
はい、とまあ息巻いて行ったわけなんだけど.....(あ、僕はヒナタです)
思ったよりもその「あの方」というのが弱く、あっさり倒せてしまいました
道中剣術と魔術の両方を使える者を政府が処分していっているってシイナが言っていたけど、それは勘違いだったみたいで、さっきの「あの方」......こと邪王が自分を滅ぼすことを危惧して焼いていたみたいで、政府側は邪王を倒してくれたことへの感謝として、ちょっとした宴会を開くことになった
カズキ「お、宴会楽しんでるか?」
ヒナタ「うーん....楽しんでるには楽しんでるけど、そんなに邪王って厄介な存在だったのかな?」
カズキ「さぁな......だが、この様子を見るにそうっぽいな」
カナデ「ま、私達が強かったってことで」
カズキ「うお、いつの間に」
ヒスイ「あの、師匠知りませんか?全く見当たらないんですけど....」
ヒナタ「シイナ?僕は見てないかな....2人は?」
カズキ「俺も見てないな....」
カナデ「私も見てないわね...」
カズキ「ま、気にする事はないんじゃねえか?どうせ、夜風に当たってるだけだろ」
ヒスイ「うーん....いえ、やはり探しに行ってきます 少し、話したい事もありますからね」
ヒナタ「わかった。行ってらっしゃい」
そう言い、ヒスイはシイナを探しに行った
シイナ「ふぅ.....
(結局手がかりはナシか..... まぁ、直に見つかるだろうが....問題はヒスイだ
この世界に来てしまったからには世界の「仕組み」を説明することになる
だが変に説明したところでどうせ俺に付いてくるのがオチだからな.....この世界を気に入っているようだし)
.....置いていくか」
ヒスイ「....師匠?」
シイナ「ん?どうしたヒスイ
わざわざ俺を探しに来たのか?」
ヒスイ「あそこに見当たらなかったので」
シイナ「少し夜風に当たりたくてな この時期だと心地よく涼しいぞ?」
ヒスイ「師匠、なにか私に隠していることがありますよね?」
シイナ「隠していること.......?全く身に覚えがないな」
ヒスイ「とぼけないでください 二度は通じませんよ.....師匠」
シイナ「二度?もしかしてお前を捨てた時の事を根に持ってるのか?
おいおい、今更になってネチネチ言うとかいつの間に性格が悪くなったんだ?」
ヒスイ「茶化さないでください 貴方の考えていることはわかるんですよ」
シイナ「....さっきからなんだ 流石にそういう冗談は気が悪くなるぞ」
ヒスイ「冗談じゃありません もうこの際ですから単刀直入に言います
師匠、今夜また私.....いえ、私たちの前から消えるつもりですよね?」
シイナ「何を言っているんだ?第一に、最初はお前が自力で生きていけるようになったから消えたが、今回に関しては何の関連がないだろう?」
ヒスイ「まず、今回とあの時の共通する出来事があります
それは、「なにかを成し遂げた、或いはなにかの目的を達成した」」
シイナ「なんだそれ 曖昧じゃないか?」
ヒスイ「確かに、これは大概のことに対して言えるでしょう ですが、私は一つ、不審に思っていることがあります それは、私に剣術を教えてくださった時の光景と今の光景があまりに違いすぎる事です」
シイナ「あのな、世界は広いんだよ だからあの世界の終わりのような光景もあれば、このようなのどかな光景もある」
ヒスイ「確かに、それで言い訳が通じますね」
シイナ「言い訳ってなぁ......」
ヒスイ「ですが、剣術を教えくださった時、私はカナデさんが扱う魔法を全く知りませんでした
......これに対してどう言い訳するんですか?」
シイナ「だから言い訳はやめろっての....
それに関してはお前が魔法という事を知らなかっただけじゃないか?少なくとも、あの時の俺はお前に魔法を教えていなかったはずだからな
いいか、お前の言う全ては証拠....いや、確証に欠ける 確証のない事でものをいうな」
ヒスイ「そうですね、確かに私の言っていることは全て確証にかけます」
シイナ「はぁ....とりあえず、戻るぞ あまり席を外すとあいつらに怒られ.....」
ヒスイ「ですので」
ヒスイは割り込むように言葉を続けた
ヒスイ「今夜、貴方と一緒の寝床で寝ます」
シイナ「は?お前何言って....」
ヒスイ「師匠はそんなことは無いと否定ができる 私はその推理が合っているかどうかわかる
....お互いに利があると思いませんか?」
シイナ「馬鹿言え 俺は別にお前の言う事を否定したい訳じゃない
それに、男女で寝るのは不純異性交友だろ」
ヒスイ「....もしかして、夜中に失踪するのがバレたくないんですか?」
シイナ「だから違うって何度も言ってるだろ」
ヒスイ「へぇ...そうですか なら不純異性交友にならなければいいんですよね?」
シイナ「.....何をする気だ」
ヒスイ「ずっと扉の前で待っています」
シイナ「怖ええよ
....わかったよ 一緒に寝りゃいいんだろ
でもお前、男の俺と寝るとか抵抗ないのか?」
ヒスイ「私たちは師弟ですよ?そんな感情湧くわけないじゃないですか」
シイナ「それもそうだな さて、そろそろ俺は戻るとするかな....」
そうしてシイナが去った後
ヒスイは顔を真っ赤にしながら
ヒスイ「......師弟だからって湧かない訳ないじゃないですか.....」
.....と、恥ずかし気に言ったのだった




