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神喰らう歌が貴方を殺すまで  作者: ゆーたろー
第1章 始まりの歌
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プロローグ

 神々がこの地に再臨する時、世界は嘆きの悲鳴に包まれる。


"神殺しの戦い"


 そう名付けられた争いは、永遠と語り継がれることになる。


 神の行進が世界を蹂躙し、数多の戦士たちが地に倒れる中、その壮絶な争いに立ち向かう一人の少年。

 圧倒的な力に屈すること無く立ち向かう少年は、守ると決めた者のため、いつまでも剣を振りかざす。


 豪炎の波が海となり、灰は宙に溶け、蒼にそよめく空は紅に染まり、崩れ落ちゆく街並みが世界の終わりを告げていく。


 最後まで荒れ狂う大地に立っていた深紅の瞳は、その目で何を見ていたのであろうか。

 女神の歌声が止まった時、その目から涙が落ちる。


 『あの日……君を守ると決めた時。世界がこんなにも変わってしまうとは、思ってもいなかった』


─────────────────────────────



 人は何故、産まれてきたのか。


 世界の始まりとは、人間の頭では到底理解することができない輪廻(りんね)(ことわり)

 人の一生とは、その無限に続いてきた理の中の一瞬の出来事である。


 一生をかけ、人は数多の行動をとる。


 財を築く者、名誉を得る者、堕落する者、孤独に生きる者。

 どれだけ多くの例えをあげても、その全ての行動は輪廻の理のごく一部。


 今から語られる物語は、その理に抗った人間の一瞬である。

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