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ドラゴンの谷での接待

トロイアを朝一番に出発し、夕方にはドラゴンの谷に着く。攻めてきたドラゴンは、リザードマンの進軍にあわせてきたため、時間がかかったのだなと今更気づく。


ドラゴンの谷は、アメリカのグランドキャニオンのような場所で、とても広い場所だった。


谷に着くと灰色のドラゴンが二匹やって来たので、事情を話すと長のところへ案内してくれた。


ドラゴンが話せるというのは違和感があるが、今回のようなケースではありがたい。


案内された場所は、谷の底付近にある大きな洞窟で、中に入ると青い大きなドラゴンが迎え入れてくれた。


「勇者の方々、遠いところよくぞいらっしゃた。わしはドラゴンの長をしておるバハムートと申す。」


長に対しこちら側も自己紹介する。


バハムートはさらに陳謝する。


「この度は、わが一族のものが迷惑をかけて申し訳なかった。」


バハムートの意外なほど低姿勢な態度に交渉は順調にすすみ、対魔王の共闘の約束を得たうえ、同盟も締結し、先の戦闘で捕虜としたリザードマンについて、王国の部隊に編入することも許可を得れた。


夜になるとバハムートは歓迎の宴を開いてくれた。準備は眷族のリザードマンが行ってくれ、酒まで注いでくれる。


リザードマンの中では、美男美女が接待してくれているようだが、トカゲにしか見えないのでよくわからない。


酒を飲みながらバハムートと話しをすると、今回の一連の騒動での苦労を半ば愚痴のように聞かされた。


「わしは、今回の騒動で体重も落ちて顔色も悪くなってしまったよ。」

とバハムートに言われる。


だが、ドラゴンは大きすぎて体重の増減などわからないし、青いドラゴンに顔色が悪いと言われても説得力がないが、一応頷いておく。


宴は夜遅くまで続き、俺達もそれなりに楽しむことができた。


翌朝、バハムートに別れを告げにゆくと、宝石のたくさん入った宝箱を渡された。


「今回のせめてのお詫びじゃ。これらの宝石は人族に特別な力を授けるとの言い伝えがある。役に立ててくれ。」


バハムートに礼を言い、トロイアに向けてドラゴンの谷から出発する。

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