一日目終了
マザラン「皆さん、自己紹介は終わられたようですな。」
こんな簡単な自己紹介では足りんだろうと思いつつ、聞きつづける。
「では、今後についてお話ししましょう。」
「魔王を倒すには、勇者の方々と王国軍の連係が必要になります。」
「ですがその前に、皆さまにはまずは戦闘に慣れていただく必要があります。」
「騎士団、魔術団でそれぞれ、明日から実戦的な訓練を受けていただきましょう。」
「今日はお疲れでしょうから、食事を取られて、ご用意しました部屋でゆっくりお休み下さい。」
その後、マザランの話しの通りに、獅子王をはじめとする重臣達との食事会が開かれたが、慣れない状況に美味しい料理や酒も堪能できなかった。
その後、風呂や歯磨きについて城の人に相談してみたところ、魔術団の一人が来て、全員に【洗浄】の魔法をかけた。
確かに歯から体まで綺麗になったが、風呂でゆっくりするのとは違い、精神的な疲れまでは流せてない気がする。
だが文句を言っても仕方ない気がしたので、他の勇者と別れ、個々に用意された部屋に入り、ベッドに倒れこむ。
明日は、もっと他の勇者と話さないと・・
などと考えながら、眠りに落ちた