お願いマザラン
次にサジとマーリンが話しているところにゆく。
マーリン
「係長、良いところに来ました。」
「サジ殿に魔法は芸術であり尊いものであるとお伝えしても、わかってくれないんですよ。」
サジ「わしは仙術は人の役にたつことが一番だと思っておる。魔術はちがうのかのー?」
俺もサジのいうとおりと思ったが、今後のマーリンとの関係も考慮して、
「人それぞれじゃないかな~」
と答えになっていない事を言って、早々に立ち去る。
立ち去った先には、イチローとダイチが話しているので聞いてみると、模擬戦で戦死者扱いになると、やはり休憩所のような場所に飛ばされるそうだ。
その休憩所には、前に聞いたとおり、菓子やお茶などもあり、思いのほか快適だったそうだ。
「でも、模擬戦とは言え、戦死は二度と勘弁ですがね。」ダイチが苦笑しながら言う。
さらに、別のテーブルのまわりでは、ケイローン、マサカゲ、セイメイ、マザランが話しをしており、俺も参加する。
俺「珍しいメンバーで話しているな。」
マザラン「ええ、ケイローン殿や風の里のお二人にお願いをしていたところです。」
「お願い」という言葉に俺は敏感に反応する。マザランからは模擬戦参加の依頼やテイムの依頼など、俺達にお願いばかりしてくるからな。
その為、俺達勇者の中では「お願いマザラン」と呼ばれている。
俺「お願いとはなんなんだ?俺も聞いていいことか?」
マザラン「ええ。一週間以内にはお話ししようと思ってましたから。」
「まだ、決定したわけではありませんが、ドラゴンと戦争になりそうです。」
「そこで皆さんに、ドラゴン討伐のお願いをしようとしていたところです。」
お願いマザランから、重いお願いが投下された。




