ミクニ連合戦9・絶望的な戦い
ケイローンが戦っている間に、俺達はサヤと白銀騎士団と合流することは出来た。
しかし、歩兵隊や弓兵隊など本隊の大多数は、ガンリョウ軍への攻撃のため前進してしまっていた。結果として、俺達は敵最強の武将二人を、こちらの手薄な総大将のところへ案内してしまうこととなった。
リョフとチョウウンは既に、目視できる距離まで近づいている。
イチローが悲痛な表情で言う。
「仕方ありません。歩兵隊が戻るまで、ここで時間を稼ぎましょう。」
黒衣魔術団がリョフに向かって魔法を放つ
「【ファイアーボール】!」
リョフは向かって来た多数の火の玉を、蝋燭の火を消すかのように、戟を一振りするだけで消してしまう。
「うそ。」舞が驚愕な表情で呟く。
さらに接近してきたリョフに対し、イチローが駆け出し特殊技を放つ。
「【迅雷】!」
両手の短剣を使い、雷の如く巨大なエネルギーをリョフにぶつける。
キン!
リョフは戟を両手で持ち、イチローの攻撃を受け止める。
リョフ「いい腕だ。だが惜しいな剣が軽い。」
「【英俊豪傑】」
リョフはイチローの短剣を撥ね飛ばし、戟を連続で打ち続ける。
イチローはいくつかをかわすのに成功するが、その後はかわしきれず、光となり四散する。
「イチロー!」
舞が叫ぶ。
イチローが倒され、俺達に残されたのは絶望しかなくなるが、それでも武器を構える。
リョフは少し驚いた表情で言う
「これだけの力の差を見せられても、まだ戦う意思があるか。」
「その意気に敬意を払い、全力でお相手しよう。」
リョフ「【天下無双】!」
チョウウン「【一騎当千】!」




