ミクニ連合戦7・マサカゲの戦い
イチローが念話で送る。
『マサカゲ、ケイローン、あの二人は相当な強さです。ダイチを一撃で倒すとは尋常ではありません。撤退して本隊と合流しましょう。殿はマサカゲお願いします。』
マサカゲ
『了解した。』
黒衣魔術団、ケンタウロス軍、風の里騎馬隊という順で撤退してゆく。
それ見たチョウウンが言う。
「リョフ殿、王国軍は撤退するようです。」
「どうしますか?」
チョウウンは、やさしそうな好青年という印象を受けるが、目には力がある。
一方のリョフは堂々たる偉丈夫で、近寄りがたい雰囲気がある。手にしている方天画戟と
乗馬している赤兎馬が、さらに威圧感を与えている。
リョフ「我ら二人で敵本隊まで駆け抜け、総大将を討ち取るのは、いかがかな。」
チョウウン「いいですね。では行きますか。」
二人が馬に鞭をいれ王国軍を追いかけると、
たちまちマサカゲの率いる騎馬隊に接近する。
マサカゲから念話が入る。
『リョフとチョウウンに追いつかれそうだ。』
『反転して時間を稼ぐ。』
イチロー『・・わかりました。』
『お願いします』
マサカゲ軍は反転して、リョフとチョウウンに向かう。
マサカゲが声を張り上げる。
「【風林火山】!!」
マサカゲの騎馬隊が火の槍となる。
チョウウンがリョフの前に出て言う。
「ここはお任せください。」
「【一騎当千】!」
チョウウンが分身し数が急速に増えてゆく。その数は1000となり、マサカゲの騎馬隊数500を超える。
それらが一斉にマサカゲの騎馬隊に攻撃を加える。風林火山は止められ、マサカゲの騎馬隊は、分裂したチョウウンの攻撃を防ぎきれず、数を減らし、しばらくして全滅する
。
マサカゲ「すまぬイチロー殿。後はまかせた。」




