自己紹介って緊張するよね2
「では、私の番かな。」
おっ、今度は座ったままか。
金髪碧眼の美人で、外見からは大人しい印象を受ける。
「近衛沙弥といいます。サヤと呼んでください。
京都生まれで、実家の商売を手伝ってます。
こちらでの種族はエルフ。職業は僧侶です。」
俺の自己紹介がテンプレ化してしまったな。まあ、お互いまだよく知らないし、あんまり自分の情報をさらしたくないよね。
それにしてもハルの変換は、違和感ないな。方言も含めて見事に変換している。ハル自身の話しはあんなにブロークンな日本語なのに不思議だ。
そんなことをかんがえていると、次の自己紹介がはじまる
「武藤一郎です。イチローとお呼び下さい。北海道で会社員してます。こちらでの種族は人族、職業は盗賊です。」
細見で落ち着いた印象を受けるイケメンだ。同じサラリーマンというのは、親近感を覚える。
最後は金髪で茶色の目をした女性だ。
「黒木ナオミよ。ナオミと呼んでね。住んでいた県は熊本県で、職業は教師よ。えーとこちらでの種族はハーフエルフ?職業は弓兵、アーチャーね。」
とてもしっかりした印象を受ける女性だ。ハーフエルフは確かに種族とは言いきれないかな。