風の里へ
翌日、マザランと打ち合わせを行ったところ、風の里に向かってほしいとの依頼を受けた。
魔王との戦いに向け、勇者が各地方を訪れ、王国内の結束を固めるのが、狙いらしい。また、風の里は近々魔物退治を実施するらしく手伝ってあげてほしいとの事だった。
俺はそれより前に、魔王との戦いに向けたロードマップを示してほしいと言ってみたが、まだ時間はあるし、今は色々な経験を積み力をつけてほしい、と説得されてしまった。俺の【交渉】のスキル、仕事しろ。
風の里は、風の草原のさらに西あるらしく、徒歩では時間がかかるので、騎士団から馬を借りることとなった。
また、乗馬の経験が皆ないため、ランスロットに習う事になった。
だが、ランスロットの教え方は、
「馬に乗る時は、サッと乗るんだ。」
「馬を停めるときは、グイっとやる。」
などと感覚的過ぎてわからない。
そこで副団長に教わったところ、全員無事に乗り方をマスターし、【乗馬】のスキルを習得した。
ランスロットは何気に落ち込んだらしく、ニカッとした笑顔は見れない。
サヤがいたたまれなくなり、
「団長さんの教え方も参考になりましたよ。」
というと、
ランスロット「ありがとうございます。サヤさんは僧侶ですか。魔法が使えるとはうらやましい。」
ニカッと返す。
「特殊技があれば、魔法はいらない」
と言っていたのは、どこの誰だっけ。
風の里には、道案内として、サスケ、ランマル、トモエ、ツヤも同行する事となり、出発の日を迎える。




