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転移の概要

『このお国は・・』


ハルの変な日本語による説明が続くが、まとめると以下のとおりだ。


・俺は異世界に転移させられた。


・転移は目の前の人々の中にいる、アトランティス王国の魔術団によって行われた。


・両横にいる男女は、俺と同じ時代の日本から転移させられた人達で勇者である。


・勇者召還の儀式は、王国トップシークレットであり、勇者であっても、明かすことはできない。


・勇者召還の目的は、魔物の王国の王である魔王を倒すことである。勇者達は協力して、魔王を倒せば、元の世界に戻れる。


・こちらの国名や個人名などの名称は、日本人には難しいため、ハルによって勇者の人達に分かりやすい名称、具体的には勇者の記憶ある名称などに変更して伝わるようになっている。また、勇者の人達の使う名称も、こちらの国の人達に違和感なく伝わるように変換される。変換は瞬時に行われるため、変換されているのを意識することはない。




一気に情報を伝えられ、頭の整理ができない中、


それでもどうしても聞たいため、ハルに頭の中で呼びかける。


『ハル、これからする質問に答えてほしいが、質問の内容、答えは勇者だけに聞こえるようにしてほしい可能か?』


『可能です。』とハルからの返事。


『では・・


 リチャード獅子王は、名前の通り勇敢で苛烈な性格のお方か?』


 ハルは答える


『いえ、穏やかで小市民的な性格というのが、重臣たちの評価です。』




やっぱりか・・ハルのサポートはこちらの世界中で生きてゆくのに必要なんだろうが、変換能力には問題がある。




『ハル、王様の名称を変更してほしいが、可能か?』


ハル『優秀な私ですから、不可能です。』


やれやれ、こちらにいる限りハルの変な日本語や名称変換につきあわなくてはならないのか。


 アトランティス王国の「アトランティス」というのも、変換前のと随分違いそうだ。



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