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キングゴーレム対策会議 2
「キングゴーレムの一回戦の戦いを思い出してみて下さい。」
イチローはゆっくりと、みんなを見回しながら、話を続ける。
「サジの球力との戦いか?」
俺はキングゴーレムと球力の戦いを思い起こす。
「はい。あの戦いでは、キングゴーレムはかなりのダメージを受けていました。」
「ああ、確かにな。でもあれは仙術によるものではないか?」
「そう思ってしまいそうですが、実際にキングゴーレムを追い詰めたのは、素材をゴムに変化させた後の体当たりによる物理攻撃です。」
「…なるほど」
「キングゴーレムの相手の攻撃能力を取り込む力は、魔法や超能力は可能ですが、物理攻撃は取り込めないと推測します。」
「なるほどな。でも、あくまで推測だろ?物理攻撃も取り込めたら、どうする?」
「その時はお手上げです。」
イチローは、肩をすくめ両手の手のひらを上に向けたポーズをとる。
俺は苦笑し、
「潔いな。でも物理攻撃にかけてみるのはありだろう。
俺は賛成だが、みんなはどう思う?」
「賛成します。」
「賛成よ。」
「賛成で〜す。」
俺以外の者も全員賛成のようだ。
「みんな賛成なので、イチローのプランでいこうと思うが、具体的にどうすればいい?」
イチローは少し考えてから、
「方針を先に示しますが、主に3つやる事があります。」




