2話
人間地区E区画
その中央部にあるアパート。
それが俺に割り当てられた部屋だ。起床した俺は、朝食を済まし、人類地区統括庁の制服に身を包む。家のドアを開け仕事場へ向かう。
そういえば自己紹介がまだだった。
俺の名前はシン=ディランディル。
人類地区統括庁E班所属。人類地区って何かって?
この世界は2つの山脈が十字になって重なり、
東西南北が区切られている。東側を魔族、西を獣人族
南を精霊族、そして北を人間が相互不可侵で生活している。なんでも大昔に起こったとされる、種族大戦の時に「原初の四体」と呼ばれる者たちによって、相互不可侵が決められたらしい。じゃあ何故人類統括庁なんてものが存在するのかと言うと、「原初の四体」その内の人間の一体が消息不明だからである。その他の「原初の四体」はしっかりとした言い伝えと書物が残ってあるらしい。その為人間がいつ多種族に攻撃されても良いように、そして攻撃された時に人類を守る為に人類統括庁は作られたと言われている。
ようやく俺の担当場所「王の墓」に着いたようだ。
ここは、ピラミッド型の建造物だ。だが作られた理由作られた時代はわかっていない。俺は監視台へ向かう。
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