舞花ママへの誕生日会の舞台裏
今日は舞花ママのお誕生日。
何かお祝いしてあげたいなぁ。と密かに考える娘よつ葉。
舞花ママに短編のお話をプレゼントしよう♪ 舞花ママは皆様に愛されている自慢のママだから、きっとたくさんのプレゼント作品が届く筈だから、短編でも文字数を少なくしてお目々の負担を和らげてあげよう!
でも、よつ葉にそんな文才があるのだろうか? 不安は残りますが、頑張ろう! 舞花ママ、うーちゃんと遊ぶ? それとも、ななちゃんと遊ぶ?
ふふっ、良いこと思い付いた! ななちゃんも一緒に、にこにここどもクリニックに入院しちゃえ!
よつ葉、良いこと思い付いたね♪ ひとり満足していたところに、緊急連絡が入った。
「よつ葉隊員、至急本部に集合せよ」
わっ、サ……サフト隊長?!
慌てて本部に向かう、よつ葉。
本部に着くとサフト隊長が待っていた。
「急に呼び出して悪かったね。まだ全員揃って居ないから座って待ってて」
サフト隊長に話しかけられた。
「ラジャー」
敬礼をして部屋で待機する。暫くしたらバタバタ廊下を走る音がしたと思ったら入り口のドアが開き、くれは隊員と煉隊員が入ってきた。
「遅くなりました!」
「すみません!」
申し訳なさそうに謝罪しながら入ってきた二人に、
「まぁ、大丈夫。席に座って、会議始めるよ」
サフト隊長の声が響く。その声に反応した三人は声を揃えて驚いた。
「「「会議?」」」
驚く三人にサフト隊長が話を続ける。
「秘密の作戦会議を開きますよ。くれは隊員、煉隊員、よつ葉隊員」
「【お姉様(若干一名ママ)にバースデーサプライズパーティするぞ隊】の諸君! イタズラの黒幕、いや隊長のわたくし、サフトが提案します」
と言って本日の予定をササッと決めて隊員に指示を出していく頼りになる我らがサフト隊長。
「煉隊員は、姉様へのバースデーケーキを。 マカロンタワーでもショートクリームタワーでも。なんならウェディングケーキでも可。ケーキ作成をお願いします」
説明をしていくサフト隊長
「ラジャー」
笑顔でサフト隊長の指令を了解する煉隊員。そしてサフト隊長が話を続ける。
「くれは隊員は、よつ葉ちゃんを可愛く萌え萌えにデコってください。ヘアスタイル共にお任せします。そしてデコったよつ葉ちゃんをケーキごと箱に入れるも良し! 開けてびっくりサプライズ~~みたいな」
そういうサフト隊長の言葉にくれは隊員も
「ラジャー」
そう返事をして、早速指令に取りかかるくれは隊員。
「よつ葉ちゃんは、おめかししてもらってね」
笑顔でよつ葉に指令をくれたサフト隊長に了解の返事をする。
「ラジャー」
返事をしても特に、することが無いよつ葉にサフト隊長が、今日の作戦を教えてくれた。
「後は飾りつけ、クラッカーとか、あっ、バズーカはダメよ。威力が半端無いから。お酒やお料理、その他もろもろは……小料理舞花にあるな」
【お姉様(若干一名ママ)にバースデーサプライズパーティするぞ隊】の諸君!決行は今夜、場所はお姉様のカフェ兼小料理屋です。楽しく盛り上げましょう~~~~!
「衣装できたよ~~」
くれは隊員が用意してくれた衣装はどれも素敵でキラキラ輝いていた。
「よつ葉隊員には【激ミニ和ロリニーハイソックス】だよ。煉隊員にはアラビアンナイト踊り子さんシースルー衣装か、花魁道中衣装ね。サフト隊長には、うる星やつらラムちゃん衣装か、ライダースーツを用意しました。お好きな方を! 舞花姐さんは、王家の紋章キャロルin王宮バージョンですよ。えっ? 私? 気になる? 赤い鯛のキグルミと編みタイツ!!」
わぁー!!
くれは隊員! きゃあ~~
「めでたい!!」
ボソッとサフト隊長が呟いた。
ケーキを担当していた、煉隊員が部屋に入ってきた。
「何故にそのニ択なの? アラビアン風ドレスにします。スケスケは嫌なんであちこち直しちゃお! 刺繍入れよ~~♪♪ それと、ケーキ完成しました。ホットケーキタワーにしたよ」
煉隊員から甘い香りがしている。
「甘い香りがする」
と言って煉隊員に抱きつくよつ葉隊員
「あらあら、甘えん坊さん発見」
「捕獲しておきますか?」
盛り上がる煉隊員とくれは隊員に、サフト隊長が声をかける。
「ほらほら、着替えて移動しますよ」
その声にそれぞれが着替えにいく。着替えて、大きな箱にホットケーキタワーを詰める。倒さないようにソッと運ぶ。
無事に、カフェ舞花到着した。大きな箱のケーキもそっと店内へ運び込む。
そこには先客が、一人いらっしゃった。
「こんにちは」
「「「「日下部さん、こんにちは」」」」
「凄い大掛かりですね」
日下部さんが、驚いている。
「日下部さんも参加しませんか?」
サフト隊長が、日下部さんに声をかける。
「えっ?」
驚いている上に、更なる驚きのプレゼント。
「舞花お姉様(若干一名ママ)にバースデーサプライズパーティするぞ隊」に参加してくださいよ。
サフト隊長に誘われ日下部隊員になりました。
「ポテトサラダを作ってきたんですよ」
美味しそうなポテトサラダがお皿の上に盛り付けられている。
「良いですね。一杯いきたいですね」
「準備を終わらせて、いっちゃいますか?」
盛り上がる二人をよそに、準備を進めるくれは隊員、煉隊員、よつ葉隊員。
大きなケーキの箱をセットして、よつ葉がケーキを持って箱の中に隠れてスタンバイ。
舞花ママが箱を開けて、よつ葉がケーキを舞花ママに渡す。というサプライズ。
日下部隊員が、ロシアンたこ焼きを作り始めて盛り上がる店内。
「よつ葉ちゃ~~ん、もうちょっと待っててね。日下部隊員が作ってくれたロシアンたこ焼きだよ」箱の隙間からロシアンたこ焼きをくれたサフト隊長。
「うわっ、タコ入ってないよ!」
「なに? 餅? 美味しい!」
「おぉ、タコ二倍!」
ロシアンたこ焼きで盛り上がるくれは隊員と煉隊員。
(隊長!よつ葉もみんなと食べたいです。舞花ママ、早く来て~~早く箱を開けて~~)
忙しい舞花ママは、なかなか戻って来れず、店内はお酒で盛り上がる<お姉様(若干一名ママ)にバースデーサプライズパーティするぞ隊>のメンバー。
「お姉しゃま~ 箱のリボンを開けてくらしゃいね~」
あらぁ、サフト隊長が酔ってます。
「サフト隊長、酔ってますね?」
日下部隊員が声をかけると
「日下部隊員~? 酔ってましぇんよ~ シャンメリー飲んららけれふ~~」
舞花ママが戻って来る前に、盛り上がりすぎた、お姉様(若干一名ママ)にバースデーサプライズパーティするぞ隊のメンバー。
すっかり忘れられた箱の中のよつ葉を日下部隊員が心配してくれていた。
箱の中で、待ちくたびれて眠ってしまったよつ葉の頭上でクスクス笑う、舞花ママをはじめ、サフト隊長、煉隊員、くれは隊員、日下部隊員の笑顔。
優しくあたたかな雰囲気が流れる店内でした。
この作品を書かせていただくにあたり、サフト様、秋月煉様、紅葉くれは様、日下部良介様には、作品の出演と活動報告のコメントの使用を快諾していただき、書き上げることが出来ました。
楽しく過ごさせていただいた、サフト様、秋月煉様、紅葉くれは様、日下部良介様へ捧げる感謝作品とさせていただきます。